09年に発表されたオマーのプロジェクト"EL GRUPO NUEVO DE Omar Rodrigues Lopez"名義の作品で、本家MARS VOLTAが同年に発表した『八面体』のオーガニックな音に不満がある方にオススメです
セドリック、ホアン・アルデレッテも参加していて、アルバム全体の音もゴリアテ以前のMARS VOLTAを感じさせますが、なんといっても聴きどころは、HELLAのザック・ヒルのドラムだと思います
ザックの手数の多い怒涛のアグレッシヴなドラムは、ジョン・セオドアやトーマス・プレジェン以上に攻撃的で、強力な磁場を作り上げています
ザックの強力なドラムに負けじと、オマーのギターもホアンのベースもアグレッシヴになり、MARS VOLTAの作品と比べても遜色ない濃度の高い世界観を作り上げることに成功しています
全11曲36分というコンパクトな作りにもかかわらず、詰まっている音楽量がハンパじゃないところが、オマーらしいところです