予想通り、ポール・ロジャーズはクイーンとのプロジェクトを終了したそうです。根底にあるのは「コスモス・ロック」のセールス不振でしょう。あのアルバムもポールのソロと言ってもいい出来だったし、もう一度日本公演期待してたけど、残念です。ブライアンとロジャーも、ＷＨＯみたいに、二人でクイーン名義で活動すればいいのだ。共にリード・ボーカル取れるし、二人でクイーン色の強いアルバム作ってくれたらいいと思う。でもクイーン＋Ｐロジャーズ、とても貴重な仕事をしたと思います。

楽曲が全て最高。Paulの歌も最高。名義が何であれ質の高いアルバムと思います。来年の(?)来日公演では、懐メロに終わらずこのアルバムの曲もたっぷり聴かせて欲しい。

お願いだからジョージ・マイケルとポール・ロジャースを一緒にして欲しくない。あくまで個人的に。

素晴らしい大人のロックです。フレディとはタイプは全く違いますがポールの声にはフレディには無い渋みと深みがあります。その声に合わせて作ればこの音楽性は当然の結果。ブライアンも言っているように「フレディになろうとしない男だから一緒にやっていけると思った」というのはフレディをリスペクトしつつQueenとして新たな道を歩み続けるということだと思います。第二のフレディを入れてやる必要はないし、逆にフレディに対して失礼だと思います。ブライアンのギターも相変わらず泣けます。是非ともまた来日して欲しいです。

30数年来のポールファンの俺にも一言言わせてくれ！バドカン以降、ザ・ファームやらザ・ロウやら今ひとつパッとしないポールだったが、これは快作傑作！BeMyFriendを彷彿とさせる８や１１など哀愁溢れるブリティッシュR＆Bロックが身に染みる。平凡なボーカル？!とんでもない。見事にバックを勤めてくれたMayとTaylorにも感謝。バンド名なんて何でも良い。こういう聴き方しているファンもいるのだ。

もうQueenという名に固執しなくてもいいと思うんだけどなぁ。このアルバムは、世界最高のロックヴォーカリストと元クイーンの二人が作り出した、とても質の高い作品です。

フレディーの死後、過去の焼き直しと実りのないソロ活動に終始していた彼らが、60歳にしてこんな前向きで強力なロックアルバムを作ったこと自体、ザ・ミラクルです。ブルージーなポールのボーカルが渋くて最高！とにかく本物のQueenの新譜が再び聴けるとは何たる幸せ。

このアルバムに否定的な方々の聴くべきアルバムは、もうすでに30年も前に発表されています。 本作は、『クイーンのプレイする新作が聴きたい』方向けに作られたものではないでしょうか。 クイーンならびにポールはまぎれもなく本物の『アーティスト』ですので、日本のプロ音楽デザイナー達の手法のように、顧客に買ってもらおうという視点で、昔のクイーンっぽい『商品』を作って喜ばせよう、とはしていないのでしょう。(もちろんセールスを度外視している訳ではないですが) やろうと思えば出来たはずですが、私はこの『作品』が大好きです。

本物の『Queen』がプレイする『新作』であることに価値が感じられず、いかにもクイーンクイーンした『クイーンっぽい』商品をお望みの方は、ヴァレンシアあたりをお求めになるのがよろしいかもしれません。『クイーンらしい』をお望みなら、戦慄の王女から華麗なるレースあたりがオススメです♪

過去の人と思っていた３人が最高のロックアルバムを作ってくれました。古くからのクィーンファンは「こんなのクィーンじゃない！」というだろうけど、ザ・ゲームやホットスペースが発表された時もそんな事を言う人は一杯いました。色々な要素を取り込んで変化していくのがクィーンなんだと思います。私としては内容がよければバンド名は何でも良いけど、やはりこれは紛れもなく「Queen」でないでしょうか。それにしてもポール最高！