ラフマニノフ、セルゲイ(1873-1943)
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ラフマニノフ、セルゲイ(1873-1943) レビュー一覧 4ページ目

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商品ユーザーレビュー

1353件
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  • ワイセンベルクのタッチが硬質な響きを生んでいるが、...

    投稿日:2021/07/16

    ワイセンベルクのタッチが硬質な響きを生んでいるが、いかんせんカラヤンのサウンドが強すぎて、カラヤンの音楽になっていしまっている。逆説的に、カラヤンがピアノに何を求めているのかが浮き彫りになっている演奏ともいえる。 ワイセンベルクは、どうにもカラヤンの視点から語ることの方が容易いピアニストであり、ワイセンベルクの本質に迫られることは少ない。本CDもそれを顕著に表す好例として聞かれよう。しかし、バッハやラフマニノフの演奏を思い起こせば、簡潔で力強いタッチの背後に通貫するものも見えてくるように思う。

    アベマ太郎 さん

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  • ハフの煌びやかなタッチと快速の好相性が生む響きは、...

    投稿日:2021/07/16

    ハフの煌びやかなタッチと快速の好相性が生む響きは、歌いすぎず、原曲の魅力を素直に伝えてくる。ラフマニノフ本人の自演を研究した演奏姿勢で、インテンポでどんどん進んでいく。曲自体がどれもラフマニノフらしいコクとメロディをコッテリ含んでおり、やはり作曲〜演奏を通して何度も反芻せねばならない作曲家ならではのテンポ設定であろう。滅多に聞かないのであれば歌心を前面に押し出した演奏も好まれるであろうが、聞きこむ人ほど当盤がベストチョイスとなろう。買って損はない。

    アベマ太郎 さん

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  • このモノトーンの顔を見て購入意欲が湧きますか?湧き...

    投稿日:2021/07/15

    このモノトーンの顔を見て購入意欲が湧きますか?湧きませんよね。そんなラフマニノフならぬ昔の総理大臣の石像の様なジャケットが印象的。ホロヴィッツとライナー、丁々発止の掛け合いでまれにみる「第3番」が聴けます。モノラルながら長く名盤ガイドに名を連ねていただけのことはあります。この曲には数多の名盤がありますが、外せない外したくない演奏の最右翼です…あっ、やっぱり買っちゃった!

    困ったお父さん さん

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  • 好きな楽曲2つが高音質で楽しめるBlu-spec CD2で発売...

    投稿日:2021/07/10

    好きな楽曲2つが高音質で楽しめるBlu-spec CD2で発売されていたので購入。これまでに何度も聞いていたラフマニノフやプレヴィンの演奏するラプソディー・イン・ブルーとの違いを楽しみつつ聞くことができました。クラシックのいいところはこうした違いを楽しめるところですね。

    ニワカスタマー さん

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  • ルガンスキーは、op.3-2とop.23の10曲については、200...

    投稿日:2021/07/07

    ルガンスキーは、op.3-2とop.23の10曲については、2000年に録音していた。当盤は、それらの作品も含めて、「24の前奏曲」という体裁で、2017年に録音しなおした形のもの。最初の録音でも、すでに技術と表現のバランスが細部まで徹底された、美しさと迫力の双方を突き詰めた壮名演だっただけに、今作が、それを明らかに上回るとまで言えないのだが、同じように見事な内容。再録音された楽曲たちの解釈自体は、私には先の録音から変わったと思えるところはないのだけれど、全体により洗練度が高まったようにも思える。そして、このピアニスト特有の「落ち着き」も、さらに腰を落したというか、いよいよしっかりとアンカーが撃ち込まれた感がある。ダイナミックレンジの広さと、明瞭さを併せ持った響きは、以前からのもの。当盤の登場によって、ルガンスキーの弾く「13の前奏曲 op.32」を聴けるようになったことが嬉しい。いずれの楽曲も、ルガンスキーの手にかかることで、前もって成功が保証されていたかのような名演で、ことに第13番、第14番、第15番のシンフォニックで雄大な響きはこのアルバム最大の聴きどころと感じる。これらの楽曲は、曲集中の人気曲というわけではないが、ルガンスキーの鋭い対比の効いたピアニズムによって、その相貌は陰陽を克明にし、音の階層は伽藍のような堅牢さを築き上げる。それらが瞬時に達成される際の手際が、力学的にもきわめてスムーズで、畳みかける様も自然だ。沈着と白熱の得難い同居が感じられる。ただし、この演奏には、ラフマニノフの音楽にある一種の狂騒的なものが、鎮められてしまっているように感じる部分もある。前述の「落ち着き」の支配力が強いためで、曲によっては、それが拘束的なものとして作用しているところがある。そんな時、私は慣れ親しんだ愛聴盤、アシュケナージの、薫り豊かな名演を思い出す。とはいえ、ルガンスキーの演奏が示す完全性は、比類ない精度を誇っていると言っていいだろう。ラフマニノフの前奏曲集が、凛とした佇まいで、端正に響くその様は、感動的なものである。

    ココパナ さん

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  • きわめて現代的な洗練をきわめたピアニズムを感じさせ...

    投稿日:2021/07/07

    きわめて現代的な洗練をきわめたピアニズムを感じさせ、それがいわゆる往年の「ロシア・ピアニズム」と明確に一線を画している。収録曲の中ではラフマニノフのピアノソナタ第2番と、エヴラーの「J.シュトラウスの美しく青きドナウによるアラベスク」がとにかく見事。ラフマニノフのソナタでは、ハイルディノフの刹那刹那の感性のきらめきがたいへん印象的。技術的に卓越していて、清澄で音量豊かでかつスピーディーなピアノが楽しめるが、決して「弾き飛ばす」だけではなく、情感を湛えている。またその「情感」も、過度な色づけを施すような感じはなく、理知的にコントロールされていて品格がある。特に第2楽章のゆとりを保ちながら、ピアニスティックな美観を発揮させた音響は最大の聴きモノ。ポーランドのピアニスト兼作曲家が編曲したJ.シュトラウスの名曲「美しく青きドナウ」は演奏至難なピースとして知られているが、ハイルディノフのしなやかな演奏はほぼ完璧と言っていいほどで、技術的な演奏効果が様々にキマルのが大層心地よい。切れ味がありながら、原曲のニュアンスも十全に引き出していると思う。メロディの歌わせ方も悦に入ったもので、得意中の得意曲といったところかもしれない。併録のシューベルト、ショパンもよく整った演奏。

    ココパナ さん

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  • 素晴らしい録音。練習曲集「音の絵」には、別に8曲か...

    投稿日:2021/07/06

    素晴らしい録音。練習曲集「音の絵」には、別に8曲からなる作品33もあるが、当盤に収録されているのは全9曲からなる作品39。いずれもラフマニノフらしいヴィルトゥオジティが横溢する作品群だが、ロマノフスキーの演奏は、決して技巧やパワーの閲覧を主眼としているわけではない。それよりも、ラフマニノフの作品の根底に流れる旋律線をいかに明瞭な形で描きだし、十分な活力を持ってこれを表現するかに力点がおかれている。このピアニストの特徴は、卓越した運指技能を駆使しながら、微妙な加減速や強弱を強靭にコントロールし、音楽の起伏を鮮やかに演出する点にある。39-1では強力で弾力に富む低音のアクセントがよく効き、実に爽快。39-5では音楽の多層構造を解き明かし重層的な迫力を築き上げていく過程が圧巻で、荘厳な音楽が導かれている。圧巻は名曲39-7で、後半の鐘楼の鐘が次々と打ち鳴らされるような音響は、立体的で実にダイナミック。「コレルリの主題による変奏曲」はイタリアの作曲家、アルカンジェロ・コレルリの高名なフォリアの旋律に基づく変奏曲で、ラフマニノフのピアノ曲の中でも名高い名品。こちらもまた名演。冷静沈着でクールを装うようなテンポでありながら、音楽の掘り下げが実に鮮やか。各変奏曲の個性を機敏に描きながら、全体としての繋がりが実になめらかで、一音としてないがしろにしない十全な響きが心地よい。このピアニスト、いまのところ何を弾いても凄いと思うが、ことにこのラフマニノフとの相性は抜群のようだ。2011年のチャイコフスキー・コンクールでロマノフスキーは第4位。このときの第1位 がダニール・トリフォノフ、第2位がソン・ヨルム、第3位がチョ・ソンジン。それぞれに現在まで活躍している。2011年のチャイコフスキー・コンクールが、きわめてレベルの高いコンクールであったことだけは明確だ。

    ココパナ さん

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  • サイモン・ラトルとロンドン響によるラフマニノフの2...

    投稿日:2021/04/20

    サイモン・ラトルとロンドン響によるラフマニノフの2番。第一楽章冒頭から弦の歌い口が非常に印象的。緊迫感が凄い第二楽章。そしてよく歌い込まれながらも情報量も多くその美しさに魅了される第三楽章。第四楽章は絢爛たる音のうねりに圧倒される。第三楽章がとてもよく歌い込みつつ節度があるから第四楽章がより一層引き立つ。誠に見事な造形力!そしてラトルの素晴らしい所は、その造形力に人肌が加わっている点に他ならない。世代が近いゲルギエフやパーヴォ、同じオケを振ったプレヴィンの名盤が霞む程の見事なラフマニノフ。

    singet225 さん

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  • 欧州に商用で出かけた際時間があればコンサート、オペ...

    投稿日:2021/04/06

    欧州に商用で出かけた際時間があればコンサート、オペラに飛び込むのを楽しみにしていたが、そうした機会にアーロノヴィッチを3回聴いた。パリで1回、ケルン2回。凄い確率だと思う。日本では知名度が低いが欧州では活躍した名匠であった。代表盤であるラフマニノフでもスケール大きくオーケストラを鳴らしこくもたっぷり、ピアノとの絡みも緻密で素晴らしい。ヴァーシャリも万全のテクニックと高い音楽性を持ったピアニストであり、ラフマニノフの憂愁、憂鬱な楽想を見事に描き出す。あまり演奏されないが実は非常に面白い曲である1番、4番の魅力をこれだけ引き出した演奏は少ないし3番もベスト演奏のひとつ。

    フォアグラ さん

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  • ラフマニノフの人気曲目、ライナー、ルービンシュタイ...

    投稿日:2021/03/30

    ラフマニノフの人気曲目、ライナー、ルービンシュタインも好きなアーティスト。今までLPも含め購入する機会がなかったのは自分でも不思議に思います。オーマンディとの共演盤もあるみたいでいずれ購入しようと思います。このラフマニノフの曲目ビアノ協奏曲はリヒテル盤、狂詩曲はアシュケナージ盤が私の中ではベストチョイスだったのですが、ルービンシュタイン盤もマイチョイスに加えたくなりました。ショパン弾きで有名なルービンシュタインですので、コンチェルトは繊細さはお手のものでもダイナミックさは欠けると勝手に思ってました。リヒテル盤は、ダイナミックな力強い演奏ですが、オケが弱くリヒテルの演奏を受け入れるだけの力量が感じられなかったのが唯一の不満でしたが、ルービンシュタイン盤はライナー、シカゴ響の好サポートを得てビアノが生き生きと弾んでいます。第2楽章はもう独壇場です。甘い切ない旋律はショパン弾きの面目躍如。これは狂詩曲の有名な旋律にも生かされてます。アシュケナージとプレヴィン盤も良かったですが、やはりルービンシュタイン、ライナーの貫禄勝ちです。

    k.k さん

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