間違いなく最高傑作。TVで先行して「Nightless City」を聴くやいなや、そのままレコード店（当時はまだLPが主流だった）に走ったことを記憶しています。こんな凄いバンドが日本にいたのかという衝撃と、この良さが商業的には受け入れられなかったもどかしさは今も変わりません。海外ではちょっとした再結成ブームですが、「B」だけでなく「V」もやってもらえませんか、恭司さん。

個人的には３枚目と並ぶ最高傑作。海外進出は大成功とはいかず、やがて「Mountain Top」後に解散しちゃうのですが、このアルバムが出た時はどちらも予想できませんでした。それくらい良いです。４の「Helter Skelter」は、アルバム発売直前に出演したFM東京の番組で演奏後、MCの井上尭之氏に「いや〜、原曲のイメージまったくないねぇ。すっかり変わっちゃったというか、台無しにしちゃったというか」と言われていたのを思い出します。モトリー・クルーや浜田麻里もカバーしてますが、確かにここまで原曲と違いながらもカッコいいのは他にないです！

このアルバムから全曲英語詞に。海外進出をもくろんだ彼らのやりたかったことが具現化できた、最初の作品だろう。歌詞だけでなくサウンドも、日本人の手によるものとは到底想像できないレベル。当時、洋楽コーナーにこのLPを並べた店が多かったのもうなずける。惜しむべきは、この才能を受け入れる土壌が当時の日本になかったこと。商業的に成功しているバンドといえば、バンドの形態で歌謡曲を歌っていたアルフィーやCCBくらいだった時代では無理もないが。

日本を代表するギタリスト、山本恭司の才能は誰もが認めるところではある。だが、VOW WOWがどのHM/HR系バンドとも似ていない独自の世界観を作り出せたのは、Vo.の人見元基とKey.の厚見玲衣という２つの才能の加入にあるだろう。このアルバムは３つの才能の融合が初めてこの世に送り出した、日本音楽史における金字塔である。ただし本作は、個人的には４や６に迷いも感じられる。「B」から「V」に変わらなければならなかった本当の理由を彼らが示してくれたのは、セカンドの「CYCLONE」ではなかっただろうか。

人見先生昔から英語 うまかったんですね・･・ 今度の授業でシャウト して下さい。

アナログ盤よりも曲数増やしたことで、曲順が若干変わってますが、すばらしいライヴであることに変わりありません!! (^_^)v でもジャケはアナログの特殊ジャケットを見かけだけでもいいから再現してほしかったって気が・・・。

当時、始めてShot In The Darkを聴いた時は凄くｶｯｺｲｲ曲を書くｾﾝｽある日本のﾊﾞﾝﾄﾞもいるもんだな〜と思った。それ以降VOW WOWは特別なﾊﾞﾝﾄﾞになっていった訳だけど。捨て曲など見当たらないｸｵﾘﾃｨ高い傑作。世界相手に十分通用する作品を作る彼等は凄いの一言。

ぜひとも、人見　を入れたvowwow を再結成して　ツアーをして欲しい、私も46歳でバンド再結成、　頑張ってます、あなたの声は、ほんとうにすばらしい、アルバム1枚出して　1年の活動でいい　きっとみんな待ってます、　間違いない、それとも　もう声でないの、、、

VOW WOWのアルバムが廃盤などという状態は確かに『失態』という辛辣な意見が出ても仕方ないでしょう。このベストを契機にオリジナル作もリマスター再発されてなによりでした。（関係ないですがサバスのダブル･トニー時代ものも再発ご検討を、東芝さん！）ところで個人的にはSIGN OF THE TIMESは『LEGACY』にも収録されてた新録ヴァージョン（当時）を収録して欲しかった！まあでも入門用にはうってつけですね。帯の『へヴィ・ロック』という謳い文句には少し違和感がありますが･･･。

栄光の「マルＶ」。崇高なる世界へ。