動くカルトーラさんは貴重です。映画「黒いオルフェ」は歌っていませんからね。この映像の存在自体すごい貴重ですよ、入荷が楽しみです。穏やかで含蓄のあるサンバカンソンにひたりたいと思います。

晩年（とっても60過ぎてデビューの氏にこの表現も何も無いが）ギター弾き語りでゆったりとした歌を聞かせてくれます。スタジオ録音らしく彼のお喋りを聞いているだけでもとてもゆったりします。おすすめは3rdアルバム「愛するマンゲイラ」に収録の「アウトノミーヤ（囚われの心）」、あ〜この歌はこんな風にカルトーラの中で鳴っていたんだなとしみじみ聞きました。とても貴重な音源ですね。丁寧な日本語解説もgoodです。

Cartola のサンバって本当に美しいなあ。1曲目はゆったりしたサンバ・カンソンなんだけど、エンディング近くで伴奏がテンポ・アップして、サンバ隊風のパーカッションが大きく鳴り響いてからフェイド・アウトする。それがまるで遠い日のカルナヴァルに想いを馳せている感じなんだな。粋だなあ。いいなあ。あぁ、いいなあ....。