Hidekazu Yoshida Review List

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Customer Reviews

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  • 今現在入手出来る吉田秀和の著作、それも文庫本で、と...

    Posted Date:2021/04/20

    今現在入手出来る吉田秀和の著作、それも文庫本で、となった場合、これが一番他人に勧められる本かも知れません。まず、とっつきやすい。題名の通り、吉田秀和が自分の好きな曲について自由に書き綴っていくのだけれど、元が雑誌の連載で、それも確か芸術新調だったか、要は音楽専門誌でなかったのもあってか、まとまりがいいのです。一つ曲を選んでそれについて書いているスタイルなので、読み切れて過不足無しといった感じでしょうか。今にして思うと、この本で読んで聞いてみた曲というのが結構あったので - まぁ結局今となっては全部聞いてるのですが - その意味では指南署になっていたのだと思います。今でも旅に出る時に鞄に忍ばせて行ったりしますし。

    Verdi .

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  • 吉田秀和の著書は多数あって、全集などになっていたり...

    Posted Date:2021/04/12

    吉田秀和の著書は多数あって、全集などになっていたりするのですが、これはそうした全集ものとは別に、氏の様々な評論からの選集ということになります。その意味では敢えてこの選集に意味があるかというと、実はあまり感じません。選ばれているだけあって読む気を起こさせるものではあるけれど、これが決定版というようなものかというわけではないような。敢えて申さば、このフォーマットでしょうか。サイズ大きめで、かなりの厚みのハードカバーであるけれど、その割に軽い。そう、読むのに心地良い本なのです。その意味で、何処かに持っていってゆっくりと寛ぎながら読む、という贅沢が出来る。所有して折りに触れ読む。そんな本です。

    Verdi .

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  • クラシックといったって何から聴いたらいいかわからい...

    Posted Date:2021/04/11

    クラシックといったって何から聴いたらいいかわからいといった人たちのきっかけになると思います。私自身がそうでしたから。

    せごびあ .

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  • 「世界の指揮者」と同じく、何から聴いたらいいかわか...

    Posted Date:2021/04/11

    「世界の指揮者」と同じく、何から聴いたらいいかわからいといった人たちのきっかけになると思います。私自身がそうでしたから。アーティストはひと昔前の人たちですが、音楽は古くなりませんから。

    せごびあ .

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  • ミケランジェリの全盛期は1950〜70年代頃で、晩年は心臓の病...

    Posted Date:2015/03/06

    ミケランジェリの全盛期は1950〜70年代頃で、晩年は心臓の病の影響で技巧が衰えた、などという人がいる。 確かに、切っ先鋭い演奏は1950年代のライヴ録音に顕著だが、一方、当演奏も決して技巧は衰えておらず、加えて、壮年期にはない伸びやかさを獲得している。老いたりとは言え、決して誰かのように「ひび割れた骨董品」には些かも陥っていない。 指揮を務めるコード・ガーベンは、マネージャーとして、この気難しいピアニストと“綱渡り”をしてきたことでも知られる。オケは北ドイツ放送響だが、名巨匠ヴァントに鍛え上げられた合奏能力は確かで、ガーベンの棒のもと、好サポートぶりを見せる。因みに同オケは1993年にも、フリードリヒ・グルダの弾き振りで20番をライヴ録音しており、聴き比べも面白い。共に天才だが、その性質は似て非なるものだ。奔放なグルダに対し、ミケランジェリはあくまで理知的なコントロールが効いている。ライヴだからといって興に入りすぎて突っ走ることなど皆無であり、むしろ怖いくらいクールだ。 録音も、ミケランジェリの美音をよく捉えている。

    遊悠音詩人 .

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  • 新たにALTUSからチェリビダッケとの共演盤が出た今日におい...

    Posted Date:2015/03/03

    新たにALTUSからチェリビダッケとの共演盤が出た今日においては、そちらを第一に推薦したい。録音の優秀さも相俟って、ピアノの音がよりタイトに響くし、チェリビダッケの微細を穿つ絶妙なバックも、ジュリーニの上を行く。 とはいえ、この盤の価値が損なわれることはない。何しろ、大の録音嫌いのミケランジェリが生前リリースを許諾した唯一の《皇帝》である。磨き抜かれた美音が、ホールに満遍なく広がる。煌めくような高音と鋼のような低音、そして、細やかで整然とした中音域。それらが絶妙なバランスで絡み合い、得も言われぬ絢爛な音響世界をつくりだす。 有名な録音なだけに、色々な盤が存在するが、国内盤よりドイツ盤の方が、音にふくよかさがあってオススメだ。

    遊悠音詩人 .

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  •  私自身は先にエッセー本を購入し、「ここに書いてあ...

    Posted Date:2015/01/04

     私自身は先にエッセー本を購入し、「ここに書いてある曲を聴きながら読めたら…」と思ったらこのCD版の存在を後づけで知り購入したクチ。  筆者あとがきにもあるようにあの本にある歌曲全部集めるのは至難、このCD版は非常にありがたい。同時に歌曲の広い世界に分け入りたい場合にも「あ、これいいな。」と発見が多い選曲と質の高さが嬉しいところ。   今までシブすぎ(の先入観)で敬遠していたヴォルフも少しずつ聴いていきたくなったし、プーランクの歌曲にも興味がわきつつあるなど効果も出始めている。 エッセー本と合わせての「ご使用」が良いと思うが、一度に読むことはせず、折に触れてページをひも解くやり方がおすすめ。       肩ひじはらず、ふわっと歌曲の世界にいざなってくれる良書と思う。 吉田秀和さんの人生の中で触れたものを聴く、というより氏が「人間」としてたどってきた道は、我々も多少の差こそあれ同じような体験をしていくであろうし、その道中で滋養のような意味で歌が聴かれていくのでは…という共感をもって読んで聴くことができるのではなかろうか。 吉田秀和さんからのGift(贈りもの)として大事にしていきたい。ありがとうございました。   

    うーつん .

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  • 若いときはロマン派から近・現代の血湧き肉躍るような...

    Posted Date:2014/09/25

    若いときはロマン派から近・現代の血湧き肉躍るような作品ばかり好きだった(ハルサイとかマーラーとか・・)モーツァルトの作品はみな同じように聴こえてきて退屈・・・それが四十を過ぎてからだろうか・・モーツァルトの作品を聴くと心が落ちつくように感じ始めたのは・・・遅ればせながら,吉田氏がご逝去されてから氏の本をかき集めて読みはじめた。さてこの本だが,読みながら掲載されているディスクを聴いてみる・・・「なるほど氏の言うとおり!!」と思う箇所が山のように出てくるではないか。それがおもしろくてここ最近モーツァルトのCDばかりを片っ端から集めている・・・散財(汗)

    モーリス・ドビュッシー .

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  • 僕の音楽観の基礎はこの本で築かれたと言っても過言で...

    Posted Date:2014/07/21

    僕の音楽観の基礎はこの本で築かれたと言っても過言ではない。 何度通読しても読み飽きることのない、文字通り座右の一冊である。 クラシック音楽、特に指揮者について思いを巡らすことの楽しさ をこの本から教えられた。吉田さん、勉強になりました。

    金山寺味噌 .

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  • 吉田秀和氏の「名曲のたのしみ」書籍化シリーズ第3巻...

    Posted Date:2014/06/15

    吉田秀和氏の「名曲のたのしみ」書籍化シリーズ第3巻。吉田氏独特の朗らかで飄々とした語り口が蘇ってくるようだ。こうして文章化されたものを読んでみると、番組で語られていた言葉の一つ一つが綿密に推敲され計算されたものであったことがよくわかる。該博な知識と豊かな教養の持ち主 だった吉田氏ならではであろう。 「名曲のたのしみ」を聴いたあとは、何か少しだけ自分が賢くなったような気分になったものだった。吉田氏は自身が知的好奇心の塊のような人だったが、リスナーの知的好奇心を刺激する人でもあった。それゆえ「名曲のたのしみ」は多くのリスナーに永く愛聴されていたのだろう。

    金山寺味噌 .

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