すごいアルバムです。とくにリードトラックのヘイ・マの存在感が強烈です。他の曲も調和が取れていて、聞き易いこと。ブランクなんぞ、なんのその、ジェームズ特有の清涼をいかんなく発揮しております。コールドプレイやオアシスもニューアルバムを今年リリースするみたいですが、自分にとっての２００８年のＵＫベスト１は、もうこれに決まりかもしれません。それくらい、音の構成なんかもぶれているところをまったく感じさせなくて、一つ一つの曲の完成度が高く、洗練されているとおもいます。

同年（1997年）に発表されたRadioheadの「ＯＫコンピュータ」と並んで、素晴らしいアルバムだと思います。 1曲目だけでなく、アルバム全体で素晴らしい。 今、再び聴きなおしてみて思うんですが、この年のＮＯ．１アルバムかもしれません…。

この作品はこれが出た後、Sit Dwonが売れて、アルバムの収録曲、曲順が再構成されて、全く別のアルバムみたいになってしまって、個人的には複雑な心境です。出来れば最初の構成に、Sit Dwon等シングルをボートラとして収録して頂きたかったです。でも色々書きましたが名盤です。