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嘘をもうひとつだけ

Keigo Higashino

User Review :4.5
(3)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062736695
ISBN 10 : 4062736691
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2003
Japan

Content Description

バレエ団の事務員が自宅マンションのバルコニーから転落、死亡した。事件は自殺で処理の方向に向かっている。だが、同じマンションに住む元プリマ・バレリーナのもとに一人の刑事がやってきた。彼女には殺人動機はなく、疑わしい点はなにもないはずだ。ところが…。人間の悲哀を描く新しい形のミステリー。

【著者紹介】
東野圭吾 : 1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。’85年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。’99年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

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短編小説ですが、それぞれ嘘をテーマに描か...

投稿日:2021/07/04 (日)

短編小説ですが、それぞれ嘘をテーマに描かれたもので、どれも面白かったです。読みやすく、疲れることもなかったです。

AYA さん | 愛知県 | 不明

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嘘がキーポイントになる短編集。たった1つ...

投稿日:2021/04/10 (土)

嘘がキーポイントになる短編集。たった1つの嘘を見抜き事件を紐解く加賀さんの相変わらずの活躍、さすがです。

ゆべし さん | 東京都 | 不明

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「嘘」がキーワードとなる短編が収録されて...

投稿日:2018/12/24 (月)

「嘘」がキーワードとなる短編が収録されています。犯人がとても試行錯誤してトリックを考えても、犯人にとってはどうしてもつかなければいけない些細なたった一つの嘘によって真実が明らかになってしまう...その人間模様が興味深く一気に読んでしまいました。

しおようかん さん | 千葉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Tetchy

    加賀恭一郎5連発。執念深い捜査が持ち味の加賀の切れ味鋭い捜査が味わえる。加賀は現場や関係者の言動から違和感を掴み取り、そこから推理を組み上げ、被疑者が自己崩壊するように誘導する。彼の執拗な尋問によって被疑者は次第に苛立ちを覚え、墓穴を掘ってしまう。その手際はまさに詰将棋のよう。また刑事特有のネチッこさも感じるのに、なぜか嫌悪感は抱かないのが不思議。個人的ベストは「狂った計算」。しかし倒叙物でもないのに、刑事コロンボのような味わいがあるのは、実は半倒叙物とでも呼ぶべき新しい叙述形式なのかもしれない。

  • Kircheis

    ★★☆☆☆ 加賀恭一郎シリーズ初の短編集。 いつもと同じく、持ち前の観察力と想像力で事件の真相に鋭くせまる加賀刑事が描かれている。 でもストーリー的にはどれも大したことなかった。強いて言えば『冷たい灼熱』がリアリティーあってじんわりとせつない。 論理的な推理が魅力の加賀シリーズはやっぱり長編でじっくりと読みたい。

  • 再び読書

    加賀恭一郎シリーズ第6弾、短編集と言うことも有り、さらっと読み通しました。個人的には、このシリーズは好きでは無いのですが、続きがあると読み進めたい性分なので、継続していきます。何故好きでは無いかと言うと、他のシリーズや作品に比べると、主人公である加賀の個性が、意図的に排除されていると思われる。そこが、犯人を当てられなかった悔しさよりも、ぼくは満足できない。加賀の心は、冷たく突き放した厭世観を時々醸し出す。そこが、どうしてもぼくがこのシリーズが、好きにならない理由とも言える。しかし、内容は面白かった。

  • どんちん

    加賀刑事シリーズ。短編。ある意味、安心して読めた、なぜなら、まさか、短編で、前2作のように「犯人はあなただ」はないよね(笑)ってことで。 なるほど、タイトルどおり、どれもウソがポイントなんだね。犯人はすぐにわかるから、あとは、どんなウソなのか、というのが読み手の楽しみというところかな。ただ残念なのは、加賀刑事が実際どれくらい足を運んでウラをとったかという事が結果だけで、その過程でのやりとりがなかったことかな。まぁ短編だからしょうがないのだけどね。

  • せ〜や

    短編集とは知らなかったので、びっくり!どの短編集も、ちょうどいい物語の量で、一つ一つの長編を味見したような満足感。どの編も、人の哀しさが溢れていて、ミステリーなのに、なんだな人情ドラマのよう。加賀さんの、哀しくも真実を丁寧に伝えていく姿勢が、その哀しさを余計に際立たせる。加賀さんの、論理的推理は、パズルがハマるみたいで、読んでいて気持ちいい!それぞれの事件は、それぞれ仕方なかった。「嘘をもうひとつだけ」。その一言が、願わくは叶ってほしかったな。哀愁漂う、不思議なミステリーでした。☆4.5

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