Yukio Mishima

Yukio Mishima Review List

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  • 三島由紀夫先生の独断と偏見に満ちた女性論・男性論が...

    Posted Date:2021/07/20

    三島由紀夫先生の独断と偏見に満ちた女性論・男性論が楽しい本です。本の題の「反貞女大学」の他に「第一の性」(=男性。20世紀の女性論の名著ボーヴォワール「第二の性」をもじったもの)が入っています。どちらもユーモアたっぷりで面白く、50年以上前に書かれたにもかかわらず、意外と参考になります。「第一の性」の最後に三島由紀夫自身についての冷静な分析(?)も興味深いです。

    ぷーにゃー .

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  • 三島由紀夫の異色作。携帯電話もメールも無かった時代...

    Posted Date:2021/07/09

    三島由紀夫の異色作。携帯電話もメールも無かった時代、5人の曲者ぞろいの男女の手紙だけで小説が成り立っています。話自体も笑えて面白いのですが、中には「英文の手紙を書くコツ」などの実用的な物や、「借金の申し込み」の手紙の悪い例・良い例まで示してあって(実際これで借りられるかは別として)、手紙の文例集としても勉強になること大です。

    ぷーにゃー .

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  • 三島由紀夫作品の中では、とても読みやすい作品だと思...

    Posted Date:2021/04/24

    三島由紀夫作品の中では、とても読みやすい作品だと思います。序盤から独自の世界観に没入できて、とても面白い内容だと思いました。是非おすすめしたい作品です。

    みやこ . |30year

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  • 金閣寺の美しさに見惚れ、嫉妬し、身を滅ぼしてゆく学...

    Posted Date:2021/04/17

    金閣寺の美しさに見惚れ、嫉妬し、身を滅ぼしてゆく学僧の転落の軌跡を当時まだ二十五歳だった三島さんが見事に描ききっている。  放火するまでの学僧の心理状態の移行やそれに伴う伏線の張り方は見事としか言いようがない。僕ならば金閣と心中させる話にするのだが……  やっぱり、この落とし方のほうが効果的なんだな。

    boggie999 .

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  • 三島由紀夫がライフワークかつ作家人生の集大成として...

    Posted Date:2021/03/21

    三島由紀夫がライフワークかつ作家人生の集大成として書き上げた四部作『豊饒の海』の第1巻。 今さらながら簡単に説明すると、本多という男が、十代の頃から七十を越して老人になるまでに、二十歳で夭折しては生まれ変わってゆく魂を傍観し続ける話です。 三島のデコラティブな文体が好きではない人に向けて声を大にして言いたいのですが、読みにくいなと思ったところはガンガンとばして読み進めて全く問題ないので、まずはストーリーを追っていくことだけに集中して読んでみてください。 とにかくストーリーが面白すぎて、「何か面白い話、ガンガン話が展開していく面白い小説を読みたい」と思っているのにこれをまだ読んでいない、というのはもったいなさすぎると思うからです。 主人公はあくまで生まれ変わってゆく魂(『春の雪』では、本多の同級生の親友・松枝清顕)なのですが、本多もまた傍観者でありつつ主人公に限りなく近いというか、その辺の傍観っぷり(変な言葉ですみません)や微妙な立場もまた面白いです。 で、『春の雪』ですが、時は大正時代、侯爵家の若き嫡子・松枝清顕は超イケメンで方々で噂になるほど。しかし本人は何事にもやる気がなく、ただぼんやりと学校に通っています。 そんな清顕には、幼馴染の綾倉聡子がいます。聡子は伯爵家の令嬢で、美しくおっとりとした、見目麗しく心清い女性。 聡子は清顕のことを一途に想っており、清顕もまた聡子のことが好きなのですが、とにかく覇気がなくプライドばかり高い清顕はいつまでも行動を起こせません。 そんな中、聡子に宮家との縁談が持ち上がります。相手が相手だけに、縁談が進んでからは引き返せないため、清顕の両親も、話が進む前に、お前はもしかして聡子のことを好きだったりしないか?正直に言ってほしい、とあらかじめ清顕に確認をとるほど。それに対し、全然そんなことないから!と突っぱねる清顕。進む縁談。 そしてとうとう勅許(縁組に対する天皇の許可)が下りてしまった時に、「僕は聡子に恋している」と心の中で叫ぶ清顕。 読んでるこっちは、清顕ィ〜お・ま・え・という奴はぁ〜!!ですよ。 許されない恋が成立する状況になるまで行動に出ないっていうね。 そして二人の燃えるような秘密の恋が始まります。 以上があらすじですが、とにかく本当に面白い話なんですよ。伝わりますかね。伝われ〜!って佐久間一行みたいに叫びたくなるほど面白い話なんです。 私が推奨したい楽しみ方は、映画化するとしたらキャストは?と考えることです。 『春の雪』は2000年代に既に映画化されています。清顕は妻夫木聡、聡子は竹内結子が演じました。 当時劇場まで観に行きましたが、う〜んやっぱりイメージ違うなあーと思ってしまいました(※ただの個人の感想です)。 その頃私が勝手にイメージしていたのは、清顕がタッキー、聡子が宮沢りえだったのですが、当時ですら宮沢りえは聡子を演るには少し歳が行き過ぎていました。 (キャストを勝手に想像する遊び、イメージは合うのに年齢が合わない問題、ありますよね。) ここで勝手に、今私が考える『春の雪』キャストを書きたいと思います。 まず清顕は菅田将暉。菅田将暉も三十の坂が見えてきて、今十代を演じるのはちょっときつくなってきましたが、『問題のあるレストラン』とか『帝一の國』のあたりのビジュアルを想像してみてください。白くてきれいな肌、凛々しい眉、通った鼻筋、ぴったりじゃないでしょうか。時空を飛び越えて少し若返って、清顕を演ってみてほしいです。 聡子は、有村架純とかどうでしょうか。おしとやかでかわいく、それでいて芯の強い感じが聡子のイメージによく合います。 本多は柄本佑。本多はハンサムすぎる人では似合わないんですが、醜男でもダメなんですよね。柄本佑はキリッとしていて丁度良いと思います。 清顕の父には榎木孝明。もしくは吉田鋼太郎。 清顕の祖母には夏木マリ。 聡子の世話役老女・蓼科には、田中裕子にもっと太ってもらってネットリと演じてもらったら似合いそう。 …などなど、楽しい想像は尽きません。 あなたも是非どうぞ。

    苺 .

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  • 三島由紀夫をまだ読んだことない人に、とっつきやすい...

    Posted Date:2021/03/21

    三島由紀夫をまだ読んだことない人に、とっつきやすいものを勧めるとしたら、まあ『三島由紀夫レター教室』や『命売ります』などになりがちですが、 エンタメではなくてもう少し三島の本流っぽい作品で何かないか、と言われたら、私は自信を持って『鍵のかかる部屋』を読んでみて!と言います。 短い話です。三島にしては簡潔な文体が使われていながら、三島ならではの巧みな比喩表現も楽しめます。 気だるげでデカダンなストーリーも、今の人が読んでも全く古くないと思います。 終戦直後、まだ世情が混沌としていた時代。主人公の一雄は東大を出て財務省に入ったばかりのエリート官吏です。ダンスを習いに行って出会った人妻の家へ定期的に密会に出かけます。 しばらくしてその女は急病で亡くなり、一雄がその家に行くこともなくなるのですが、ある日ふと思いついて、また訪ねていく。すると家にはその女の娘・九つの房子がいた。 房子はませた娘で、一雄が好きらしく…というのがあらすじです。 あやしい雰囲気はあるものの嫌悪感をいただかせるような作品には決してなっていないところがさすが三島。そこらの作家では同じ話を書いたとしてもこうはならないでしょう。一流の作家でなければ書けない作品です。 表題作以外にも、『訃音』など、皮肉の効いた、エンタメではないのに読みやすい作品が複数収められています。 是非手に取ってみてください。

    苺 .

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  • 語彙の豊富さ、表現の豊さ、思考の複雑さ、知識、教養...

    Posted Date:2021/02/23

    語彙の豊富さ、表現の豊さ、思考の複雑さ、知識、教養の広さ、全て本物! 日本文化に関する知識、教養は、他の追随を許さない三島由紀夫の討論会の資料といっても良い本

    Joe .

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  • 良いです!三島由紀夫。 中二病的綺麗な非現実を愛し...

    Posted Date:2021/02/23

    良いです!三島由紀夫。 中二病的綺麗な非現実を愛し、 頭の良さからくる意地の悪い皮肉を言わせたら、 彼の右に出る者はいないね!!

    Joe .

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  • 古典にふれることで、日本人の中に存在する、日本的美...

    Posted Date:2021/02/23

    古典にふれることで、日本人の中に存在する、日本的美意識を見出します。 人間社会のシンの問題性は、人間の中に存在するエゴや嫉妬、傲慢さや憎悪などを生み出す、不可解な情念や欲動に還元されたものです。 そして、それはまさに三島文学によって表現されているものです。

    Joe .

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  • 特にストーリーに劇的な展開は無いように感じました。...

    Posted Date:2012/10/19

    特にストーリーに劇的な展開は無いように感じました。ただ文章が女性の心情や行動を表現してる部分が多く、男性には感情移入しにくいと思いました。三島作品の中では、特別面白い作品では無いように感じました。

    ひ〜ちゃん .

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