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Beethoven (1770-1827)

CD Comp.Symphonies: R.Kempe / Munich.Po

Comp.Symphonies: R.Kempe / Munich.Po

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  • ★★★★★ 

    松村 訓明(まつむら のりあき)  |  東京都  |  不明  |  03/November/2020

    質実剛健のベートーヴェンです。例えると噛めば噛むほど味の出るスルメのような演奏です。本当に素晴らしい演奏です。ありがとうございました。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  08/July/2012

    最近では、ベートーヴェンの交響曲の演奏にも、ピリオド楽器を用いた演奏や古楽器奏法の波が押し寄せてきているが、本全集が録音された1970年代は、まだまだ大編成のオーケストラを用いた重厚な演奏が主流であったと言える。例えば独墺系の指揮者で言えば、カラヤンやベームと言った大巨匠が交響曲全集を相次いでスタジオ録音するとともに、クーベリックやバーンスタインによる全集なども生み出されるなど、正にベートーヴェンの交響曲全集録音の黄金時代であったと言っても過言ではあるまい。そのような中で、決して華やかさとは無縁のケンペによるベートーヴェンの交響曲全集が、1975年のレコード・アカデミー賞を受賞するなど一世を風靡するほどの評判を得たのはなぜなのだろうか。確かに、本全集の各交響曲の演奏は、確かに、巷間言われているように、厳しい造型の下、決して奇をてらわない剛毅で重厚なドイツ正統派の名演と評することが可能であるが、決してそれだけでないのではないだろうか。一聴すると、オーソドックスに思われる演奏ではあるが、随所にケンペならではの個性が刻印されていると言えるだろう。例えば、第2番では、冒頭の和音の力強さ。第2楽章のこの世のものとは思えないような美しさ。第3楽章は、他のどの演奏にも増して快速のテンポをとるなど、決して一筋縄ではいかない特徴がある。第4番第1楽章冒頭の超スローテンポによる開始、そして第3楽章など、他のどの演奏よりも快速のテンポだが、それでいて、全体の造型にいささかの揺らぎも見られないのはさすがと言うべきであろう。第5番の第1楽章のテンポは実にゆったりとしている。しかし、決してもたれるということはなく、第1楽章に必要不可欠な緊迫感を決して損なうことなく、要所での音の強調やゲネラルパウゼの効果的な活用など、これこそ名匠ケンペの円熟の至芸というべきであろう。終楽章のテンポはかなり早いが、決して荒っぽさはなく、終結部のアッチェレランド寸前の高揚感は、スタジオ録音とは思えないほどのド迫力と言えるところだ。第6番の第1楽章は、かなりのスローテンポ。同じようなスローテンポで第2楽章もいくかと思いきや、第2楽章は流れるようなやや早めのテンポで駆け抜ける。第3楽章に至ると、これまたすざまじい快速テンポをとるなど、必ずしも一筋縄ではいかない個性的な演奏を展開している。第7番は、冒頭から実に柔和なタッチでゆったりとしたテンポをとる。主部に入っても、テンポはほとんど変わらず、剛というよりは柔のイメージで第1楽章を締めくくっている。第2楽章は、典型的な職人芸であり、決して安っぽい抒情に流されない剛毅さが支配している。第3楽章は雄大なスケールとダイナミックな音響に圧倒される。終楽章は、踏みしめるようなゆったりしたテンポと終結部の圧倒的な迫力が見事だ。第8番は、中庸のテンポで、ベートーヴェンがスコアに記した優美にして軽快な音楽の魅力を、力強さをいささかも損なうことなく表現しているのが素晴らしい。そして、第9番は、ケンぺ&ミュンヘン・フィルによる偉大な本全集の掉尾を飾るのに相応しい圧倒的な超名演。ここでのケンペの指揮は堂々たるドイツ正統派。気を衒うことは決してしない堂々たるやや遅めのインテンポで、愚直なまでに丁寧に曲想を描いているが、悠揚迫らぬ歩みによるいささかも微動だにしない風格は、巨匠ケンペだけに可能な圧巻の至芸と言えるだろう。ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団も、ケンペによる確かな統率の下、最高のパフォーマンスを発揮していると評価したい。音質は、従来CD盤が今一つの音質であったが、数年前にリマスタリングは施された(分売)ことによってかなりの改善がみられたところであり、私も当該リマスタリング盤を愛聴してきた。ところが、昨年末にESOTERICが、ついに本演奏のSACD化を行ったところだ。音質の鮮明さ、音圧、音場の幅広さのどれをとっても、これまでの既発CDとは段違いの素晴らしさであり、あらためてSACDの潜在能力の高さを思い知った次第だ。いずれにしても、ケンペによる素晴らしい名演をSACDによる極上の高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したいと考える。

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  • ★★★★★ 

    バカボン  |  静岡市  |  不明  |  23/January/2009

    率直な演奏、率直な録音、厚化粧されてないリマスター、 落ち着いた気分で聞いていられます。長く手元に置いていたい全集ですね。

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  • ★★★★★ 

    JSB  |  千葉  |  不明  |  06/May/2008

    ケンペが通好みの指揮者というのはこのCDを聴けばわかります。取りたれて目立つところはありませんが、音楽、正にベートーヴェンの音楽が堪能できます。

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  • ★★★★★ 

    風呂敷  |  東北  |  不明  |  03/May/2008

    変わったことは何もしていない。ベートーヴェンの交響曲を正統的に演奏し、感動を与える。高みに達した芸術家のみがなしうる演奏で、同時に聞く側の見識も問われる。若い人の中には物足りないと思う人もいるかもしれないが、こういう味が判り出すと音楽を聞く楽しみが一層深くなるものですぞ。白眉は7番。神聖な広間に入場するかのような開始。第1楽章の展開部、終楽章ではすさまじい燃焼を見せ驚かされる。

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  • ★★★★★ 

    トリプルA  |  千葉  |  不明  |  30/April/2008

    カラヤンのようにこけおどしでもなく、フルトヴェングラーのように精神性という言葉の影にある見えみえの演出もなく、格調の高い、大人の音楽が聴こえてきます。

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  • ★★★★★ 

    金さん  |  長野県長野市  |  不明  |  26/April/2008

    友人からケンペの田園を薦められましたが、すでに国内盤は廃盤になっていて入手出来ずあきらめかけていました。 田園は第1楽章がフルトヴェングラーばりにゆっくりなテンポでありながら歌いすぎることもなく非常に手堅い真面目な演奏です。作曲家の意図を尊重した素晴らしい仕上がり。 録音も70年代とは思えない素晴らしい音。この価格で全集が入手出来るなら持っていて損はないと思います。

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  • ★★★★★ 

    Vcman  |  金沢市  |  不明  |  28/December/2007

    亡くなった親友が、高校生の私にベートーベンの素晴らしさを教えてくれた演奏がこれでした。しかし、この真摯な演奏の真髄が解らなかった当時の私は、カラヤンの77年版を買ってしまいました。何年か前に買い直し、ようやくこの演奏の凄さが解りました。この演奏を聴くたびに京大理学部物理学科を卒業し物理学者になるはずだった友を思い出します。

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  • ★★★★★ 

    nob  |  Erde  |  不明  |  28/September/2007

    大変素晴らしい演奏だと思います。偶数番は本当にしっくりくるもので、最初に聴くには勧めませんが、噛めば噛むほど味のある演奏なので、4・5番目のセットとしておすすめします。しかし、「フルベン、トス、ワル、クリュ、カラ、ベー、チェリ、あさひ、ザンデ、ジン、ノリン」などと呼ぶ自称「クラシック通」=「言葉を大事にしない馬鹿ども」には、暇を出しましょう。

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  • ★★★★★ 

    futa  |  ehime  |  不明  |  09/September/2007

    聴いていて,自分が指揮者になっているような不思議な臨場感がありました。偉大な交響曲を,偉大な指揮者が偉大な楽団を指揮した結果,当然のように出来上がった希有な全集だと思います。なんか1970年前後のクラシック界というのはガッツがあって,一種の頂点を極めた感があるなあと思う次第。個人的には,セルと双璧。

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  • ★★★★★ 

    NOBO  |  東京都町田市  |  不明  |  10/July/2007

    ベートーヴェンは7番を好んで聴くが、ケンペのこの素晴らしさはなんと形容すればよいか。たとえて言えば、バーンスタインがマーラーを自分の作品と同様の共感をもってして扱うのと似た強い親和力を感ずる。決して教科書的な解釈ではなく、ときに激しく、ときにくぐもって、聴く者の心を打つ。こんなに立体的で自在なベートーヴェンがかってあったであろうか。

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  • ★★★★★ 

    TANNOY  |  茨城  |  不明  |  04/May/2007

    <続き>また、録音が優秀な点も嬉しい所です。最高のアナログLPをも上回る感じで、中低域の豊かさや刺激過ぎない高域・バランスの良さ・音色の自然さの全てが両立しています。 正に「ベスト・バイ」のセットです。

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  • ★★★★★ 

    TANNOY  |  茨城  |  不明  |  04/May/2007

    素晴らしい!!友人とベートーヴェンの「英雄」をフルトヴェングラーの時代から往年の名盤や古楽器演奏を含めて最近の話題盤も含めて聞き比べをしましたが、改めてケンペ盤を見直ししベストとの結論に達しました。 まず、突飛な主張や強調がないのにも関わらず引き込まれてしまう魅力がありるのに驚きました。 無理のない範囲で色々な演奏上の工夫がなされているのと、フレージングとリズム感の良さが自然な形で実現しています。

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  • ★★★★★ 

    閑人  |  倉敷市  |  不明  |  31/January/2007

    この演奏は、類稀なアート、文学ですね。最高の全集ではないでしょうか。ケンペ指揮の作品は是非SACD化もしてほしいものです。

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  • ★★★★★ 

    シベリウスV世  |  Dr.野口の故郷/会津  |  不明  |  24/September/2006

    これまでさまざまなベートーヴェンを聴いてきましたが、今はこの全集にはまっています。どの曲も高水準。フルベン、トス、ワル、クリュ、カラ、ベー、チェリ、あさひ、ザンデ、ジン、ノリンさま方 には、しばらく暇をお出ししました。

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