ギュンター・ヴァント


2014年10月に創立10周年を迎える独「Profil」が、レーベルの看板シリーズとして力を注いできた『ギュンター・ヴァント・エディション』より、ミュンヘン・フィルとのブルックナーの交響曲5タイトルを、新マスタリング・SACDシングレイヤー仕様で、装いもあらたにリリース致します。すべてホルガー・ジードラーによる2013年の最新リマスタリング。このたびは記念リリースにふさわしく、海外にてプレスしたディスクを直輸入、国内で日本語オビと解説を製作し、美麗紙製デジパック・パッケージに収めた愛蔵版仕様となっております。初回各500セット完全限定生産品となります。
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    ブルックナー (1824-1896)

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥4,719
    会員価格 (税込)
    ¥4,106
    発売日
    2014年03月25日

    販売終了

    この演奏会の半年後2002年2月14日にヴァントは90年の生涯を閉じました。数多いヴァントのブルックナーですが、耳の肥えた方ほどミュンヘン・フィルとの組み合わせに執着するのも道理で、ヴァント晩年の味わい、オーケストラの音色の適度な明るさ、弦の暖かみのある厚い響き、管楽器の比類ない美しさなど他に代え難い魅力にあふれています。これをもって『ロマンティック』の最高峰と言うに憚らぬ大演奏と申せましょう。

  • 評価:4.5点
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    ブルックナー (1824-1896)

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥4,719
    会員価格 (税込)
    ¥4,106
    発売日
    2014年03月25日

    販売終了

    ミュンヘン・フィルの1995/1996年のシーズンは、チェリビダッケの指揮するブルックナーの交響曲第9番で9月に幕を開けました。ヴァント指揮するブルックナーの第5番は、それから約2ヶ月の後におこなわれた演奏会を収録したもので、チェリビダッケのもと、極度に遅いテンポで演奏していたミュンヘン・フィルの面々が、ヴァントの快速テンポを楽しんでいる様子がよくわかるような演奏となっています。
     ちなみにチェリビダッケとの第5番の演奏は90分近くかかることもあったほどで、1993年に録音されたEMIのCDでも87分40秒を要しています。ヴァントはこのとき74分35秒で演奏しているので、その差、実に13分。同じくハース校訂による1878年稿を用いていながらこの差は驚異的です。もっとも、実際に極端な開きがあったのは第2楽章のアダージョだけで(56%)、あとは第1楽章が9%、第3楽章が4%、第5楽章が8%速くなったという感じです。
     とはいえ、録音で聴くと少々弛緩した印象もあったチェリビダッケ盤に較べ、ここでのヴァントの勇壮なオーケストラ・ドライヴには、聴き手を興奮させずにはおかない劇的な展開の巧みさと迫力が確かに備わっており、ミュンヘン・フィルの明るく流麗で色彩的、かつ俊敏なサウンドがそうした解釈と面白いマッチングをみせて素晴らしい聴きものとなっています。随所で決まるティンパニも見事で(ペーター・ザードロ?)、第1楽章展開部など効果的でした。
     なお、ヴァントは交響曲第5番を第9番とともにブルックナーの最高傑作と評しており、長い音楽家生活の節目をそのつど第5番の名演で飾ってきたことでも知られています。今回登場するミュンヘン・フィルとの第5番がそうした一連のヴァントの5番の中でも優れたものとして存在を主張しうるものであることは疑う余地の無いところでしょう。
     引き締まったサウンドを好んだヴァントが、チェリビダッケによって厳しく訓練され、高い適応力を備えていたオーケストラとの共同作業から手に入れたのは、美しくしかもパワフルなサウンドだったのです。
     この公演から約一ヶ月の後にはベルリン・フィルに客演して第5番を指揮するヴァントですが、リハーサル回数の問題もあったのでしょうか。ヴィルトゥオジティはともかく、指揮者の解釈がより深く楽員に浸透したのは、どうやらミュンヘン・フィルの方だったようです。(HMV)

  • 評価:5点
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    ブルックナー (1824-1896)

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥4,719
    会員価格 (税込)
    ¥4,106
    発売日
    2014年03月25日

    販売終了

    「ヴァントの良さはスケルツォ以後で、(中略)スケルツォの宇宙のひびき、各楽器のフレッシュな色の出し方、まことに美しくも意味深い。中間部では木管による第5番のテーマの高級なフレージングに打たれた。フィナーレもまことに綿密である。抉りの効いた強音部と思いやりにみちた弱音部の歌が対比され、第2主題の提示から展開部にかけては息もつかせない。内容の深さと音楽美が、いつもブルックナーの音楽の森羅万象を語りかけてゆく。」音楽評論家・宇野功芳氏 「レコード芸術」2010年1月号

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    ブルックナー (1824-1896)

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥4,719
    会員価格 (税込)
    ¥4,106
    発売日
    2014年03月25日

    販売終了

    長年に渡ってチェリビダッケに鍛え抜かれたミュンヘン・フィルを指揮していることもあって、演奏全体に滑らかで繊細な美感が加わっていることが特徴。これまで発売されたほかのオーケストラとの共演盤に較べて、艶の乗った響きの官能的なまでに美しい感触、多彩に変化する色彩の妙に驚かされます。ヴァントの持ち味である彫りの深い音楽造りは健在なのですが、そこに明るく柔軟な表情が加わることで、ベルリン盤や北ドイツ盤などとは大きく異なる魅力を発散しているのです。
     音質が良いせいか、ヴァントの演奏としては木管楽器の主張が強いことも、演奏全体により多彩な表情を与えているようです。ヴァント自身もここではテンポの動きを幅広く取って、非常に息の長い旋律形成を試みており、それぞれのブロックの締め括りに置かれたパウゼが深い呼吸を印象付けています。沈み込んでいくような美しさと、そそり立つ岩の壁を思わせる壮大な高揚とが交錯する終楽章は中でも素晴らしい出来栄えで、最後の音が消えてから約10秒後、それまで圧倒されたようにかたずを飲んでいた会場が、やがて嵐のようなブラヴォーに包まれていく様子がそのまま収録されていることも印象的です。2006年に発売されたCDはベストセラーとなっていました。(HMV)

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    「名演のベルリン・フィル盤が98年9月、このミュンヘン盤は同年4月のライヴ。どちらもとび切りの一級で、スケルツォとアダージョに優劣はつけられないが、第1楽章は再現部冒頭とコーダがベルリン盤を上まわる。ということは史上最高ということだ!(中略)
     ヴァントはブルックナーがこうしてほしいとスコアに書きこんだすべてを初めて音にして見せたのだ。それにしても言語に絶するのはコーダ!!! ここだけは誰がなんといってもヴァント/ミュンヘンが第1位である。(中略)アダージョの出もこれ以上は考えられない表情を示す。(中略)最後の頂点を築いた後、天国の音楽へ、その別世界に突然入ってゆく。美しさのかぎり!」音楽評論家・宇野功芳氏 「レコード芸術」2010年1月号&2月号

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