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2010年1月26日 (火)

沖野修也

担当者便り

好評連載中の「沖野修也のMonthly Recommends」ですが月を経る毎にコーナーのページ閲覧数が増えております。先月のレコメンド・アイテム5商品に関してはページ掲載の翌日には多くのご注文を頂きまして、ランキング上位にズラッと並ぶほどでした!! 沖野さんのレコメンド・パワーの凄さにただただ驚くばかりです。この様な好評企画に携わらせて頂いたのもサイトに来て頂いております皆様と沖野さんのレコメンドの熱さがあっての事かと。2010年も引き続き、宜しくお願い致します!!
2010年の始まりと共に沖野さんから2009年のベスト10をご紹介頂きました!! 沖野さんのベストというだけに高ブラックネス、高ソウルフル、高ファンキー、高スピリチャルな商品がランクインしてますね。これを見たからにはお買い物に性が出ますよ!! 担当者は買い漏らしていたLEE FIELDSの「My World」をカート・インしました! 皆様も如何です? <担当者より>  





沖野修也のBEST OF 2009



伝説のデトロイト産インディー・ジャズ・レーベル、TRIBEに所属したアーティストを若手がサポートし、あの、CARL CRAIGがプロデュースした話題性抜群の1枚。INNERZONE ORCHESTRA-DETROIT EXPERIENCEを経て、更にオーガニックなサウンドへシフトしたテクノの先駆者が、今あるべきジャズの形を提案。ドラムとベースの音色/音圧は、2000年代制作の賜物。デトロイトの過去と現在が融合。


KYOTO JAZZ MASSIVEファミリーの要、ROOT SOULこと池田憲一がソロ・デビュー。ソウル、ジャズ、ラテン、ヒップ・ホップ、ハウス、テクノ、ブレイク・ビーツ、とあらゆる音楽が交錯するハイブリッドなファンク・サウンドは、熱くて、黒くて、新しい!タブ・ゾンビ(SOIL&"PIMP"SESSIONS)、CRO-MAGNONら豪華ゲストが参加した入魂のアルバム。DRAGONのジャケも最高。時代の閉塞感を打ち破る力作!


愛と平和のスピリチュアル・ジャズ・コレクティヴ、BUILD AN ARKのサード・アルバムが待望のリリース。クラブ・ジャズ、ソウル、ゴスペル、民族音楽、フォーク、ロック、サントラ等様々な音楽の要素をブレンドした見事な一枚。ミュージシャンが繰り広げる感動的なドラマと壮大なストーリーはまるで、一本の映画を観るかのよう。好きなシーンだけ、ダウン・ロードなんかしないでしょ?全曲、捨て曲なし!


HIPHOP、BOSSANOVA、R&B、そしてSPIRITUAL JAZZまでを消化したダーティーでコズミックなフューチャー・ファンクの傑作。SA-RAの最新アルバムが凄い事になってます。メジャーとアンダーグラウンドを往来しつつ、ブラック・ミュージックの最新形を提示する彼等の活躍にリスペクト!SIMBADやBREAKTHROUGH、DAM FUNK辺りとのフューチャー・ファンクの世界的ムーブメント誕生の予感も。


名門、BLUE NOTEからのリリースされたロバート・グラスパーの最新アルバムは、ジャズと70年代以降のジャズ・ファンクの統一を試みた。ハンコックのカバー『BUTTER FLY」も素晴らしいんだけれど、最近引っ張りダコのビラルをフィーチャーした美メロ・ジャズ、「ALL MATTER」が、極上。ヒップ・ホップを完全消化した彼の作品を、新時代のジャズと呼ばずして何をジャズと呼ぶのか!


2008年に出たJAZZANOVAのニュー・アルバムをもっとリズム&ブルースにシフトしたかのようなアルバム。但し、MAYER HAWTHORNEは、マーケティングされた音楽性ではなく、心底こういうのが好きなんだろうなと思わせる所に好感が持てる。流石はSTONE THROWだけあって、レーベルのカラーやアーティストのセレクトに説得力がある。新世代のブルー・アイド・ソウルの誕生!もっとメジャーになっていいよ。


8年の時を越えて遂にリリースされたQ-TIPの幻のセカンド・ソロ・アルバム。その先鋭的な内容から、レコード会社が発売を見送ったと言われていたが、未だその衝撃はフレッシュ。ロック的アプローチを取り入れ、プリンスにも通じるポップ感覚が随所に散りばめられているんですが、僕、個人的には、これぞ未来のジャズ。ケニー・ギャレットやカート・ローゼンウィンケルとの絡みは絶品。傑作アルバムです!


2009年、ヒップ・ホップ/ファンク/ジャズとシーンを越えて俄然注目を集めたDAM-FUNKのアルバムが遂に登場!アーリー80’Sなブギー・ファンクの使者として来日も果たし、最高のプレイで僕達を魅了した彼。そのDJプレイの感覚をオリジナル・チューンに注ぎ込み+エレクトリックな音使いが現代的なセンスに貫かれた傑作。懐かしいけど、新しい!80年代をいい意味でアップ・デートしているよ。


これまた、恐ろしいアルバムがリリースされた。SA-RA CREATIVE PARTNERSのSHAFIQ HUSAYNのソロ・アルバムが凄い事になっている。SA=RA譲りのブリープなベース・ラインと女性陣のコケティシュなボーカルのコンビネーションに加えて、民族音楽から果てはソフト・ロックの要素を取り入れたサイケデリックな世界観は、本隊に勝るとも劣らない。09年はエレクトリック・ファンクの当たり年でしたね。


何と現役生活30年を越えるというLEE FIELDSの新作がリリース!DEEP FUNK、HIPHOP、そして、CLUB JAZZのリスナーは勿論の事、タランティーノのサントラ好きまでをもノック・アウトする迫真のシャウトが素晴らしい。ソリッドなドラム・サウンドは間違いなく今の時代にフィットする筈だし、タイムレスなメロディーは、老若男女の心を掴むだろう。僕のフェイバリット、「MY WORLD」収録!


沖野修也のMonthly Recommendsも宜しくお願いします!!


DJ/クリエイティヴ・ディレクター/執筆家/選曲評論家/The Roomプロデューサー/Tokyo Crossover/Jazz Festival発起人。 Kyoto Jazz Massive名義でリリースした「ECLIPSE」は、英国国 営放送BBCラジオZUBBチャートで3週連続No.1 の座を獲得。アルバム「Spirit Of The Sun」(COMPOST RECORDS)で全世界デビュー。この5年間で世界30ヶ国 120都市に招聘されただけでなく、CNNやBILLBOARD等でも 取り上げられる、本当の意味で世界標準をクリアできる数少ない日本人 DJの一人でもある。世界初の選曲ガイドブック『DJ 選曲術』を 発表。最近では、音楽で空間の価値を変える"サウンド・ブラン ディング"の第一人者として、映画館、ホテル、銀行、空港の音 楽設計を手掛け、空間の価値を変えるサウンド・ブランディングの第一 人者としてもメディアに露出。2009年DJ20周年を迎えた。 現在、Kyoto Jazz Massive 2ndアルバム、ソロ2ndアルバ ムを制作中。

http://www.kyotojazzmassive.com/
オフィシャル・ブログ
http://ameblo.jp/shuya-okino

沖野修也(KYOTO JAZZ MASSIVE)が毎月CD、しかもアルバム一枚通して聴けるCDをHMVのリスナーにレコメンドしてゆきます。最新音源、ここ数年のリリースで既に評価の確定した作品、そして、歴史的な傑作、はては隠れた名盤まで。
膨大なリリース&カタログの中から沖野ワールドに合致するクールでタイムレスなアルバムが厳選。音楽は勿論、洋服や、家具、旅行や建築に興味のある感度の高い貴方への提案でもあります。
(沖野修也)





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