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【HMVインタビュー】ワダマコト(カセットコンロス)

2011年1月31日 (月)

interview
--- HMV ONLINE 初登場という事になりますので、まずは簡単に自己紹介からお願いします。

もともとは、小さなバーでやってたイベントで演奏するためのセッション・バンドとして組んだのがカセットコンロスのはじまりですね。大体10年くらい前かな…もうちょっと前かも。最近、記憶があやふやだったり、アタマのなかで美化されたりしはじめててですね…(笑)。このへんの情報は不確かですが。当時、僕がカリプソにちょうどハマりはじめた頃で、そんな雰囲気のバンドができたらなぁ、と。以来ずっと、こんな調子で。色んなイベントに呼んで頂いたり、ライブ中心にやってきてます。

--- 前作より5年ぶり!のニューアルバム『Calypso A Go-Go』が2/2に発売になります。どのような作品になりましたか?

いま現在のコンロスですね。ありのままです。

--- よりライブ感が増した作品だと思います。その辺は意識をした制作だったのでしょうか?

録るなら一発録音しかないんですね。コンロスの場合は。別々に録って良かったことは一度もありませんから。で、歳くって図々しくなったというか、細かいミスだとか、リズムが走ったとか、そういうのがどうでもよくなってきて、いや、ホントはどうでもよくないんだろうけど。 まぁ、そのぶん大胆になれるというか、思い切りがよくなったですね。なので、ラフですよね。だいぶ。そこがイイと言ってもらえたら嬉しいです。

--- また、単純に聴いていると体が踊り出すような楽曲ばかりですが、その辺は隔月開催の主宰イベント「MUSIC GRILL」など、こなして来たLIVEの影響があったりしますか?

もう随分とアルバムを出してなかったからですかね。自然とライブで練り上げた曲ばかりというか、ライブでパッとしない曲たちは消えていってしまったですね。なので、そういうのを確かめる場という意味でも、定期的にワンマンの長いライブが出来てるっていうのは幸せです。 おかげさまで、『ミュージックグリル』も20回を越えまして、毎回色んなゲストの方々とセッションさせてもらって、新たな発見とかもありますね、毎回。

--- パーカッションの辻コースケさん加入後初のアルバムですが、彼の加入はバンド・作品にどのような影響を与えていますか?

辻くんはレーベルが一緒ということもあって、コンロスの音も昔から知ってくれてるしね。メンバーそれぞれ好きにやるっていうのがコンロスのスタイルだということもわかってくれてるから楽だし心強い。色んなアイデアもあるから刺激もらってますね。なによりダイナミクスの幅がえらい広がった気がしますね。ベースのダイスケもここ数年メンバーになったんですが、あいつの真っ直ぐなファンク馬鹿っぷりと若さ。これまた、いいんですよね。

--- 古いカリブ音楽やリズム&ブルースに感じる、ざらついた質感や、イナタさ、当時の時代感、匂いのようなものを、新しい録音で表現する事に苦労はないですか?

あ、それはないです。苦労は全くない。イナタさ、とかザラッとした感じって、このバンドの場合隠そうとしても出ちゃう。ちょっと隠したいくらいで丁度いい。あとはね、耳ですよね。自分の好きな音を出せてるかどうか、それだけ間違えないで判断できれば大丈夫。

--- 収録楽曲の中で、特に思い入れの強い楽曲を3曲あげ、それぞれ理由も教えて頂けますか?

“So-So Nah-Nah”という曲は、前作が出来たすぐあとに作った曲で、アルバムに間に合えばよかったのにとか、思ってたんだけど、それから5年...ということですよね。今回は収録できてよかった。

”Calypso A Go-Go”は今回のアルバムのために、というかアルバム・タイトルにこの言葉を使いたくて、それで作ったような、そんな曲ですね。言いたかった。「カリプソ・ア・ゴー・ゴー」って。

あとはね、インスト。”Possum And Opossum”はね、やっと、少しずつだけど、こういう感じが自然に出せるようになってきたなぁ、と。

--- ラテン・アフリカ・ファンク等様々な要素が注入された作品ですが、カセットコンロスの軸はカリプソだと思います。ワダさんにとって初めてのカリプソ体験はどのようなものだったのでしょうか?

僕の場合はジャンプ・ブルースとかジャイヴとかが大好きで、ルイ・ジョーダンとかディジー・ガレスピーとかのレパートリーで聴ける、あのトロピカルな感じは何だ?って、ところから始まってるんですよね。それで、元を辿ればトリニダードへ、という。

--- また、ワダさんにとってカリプソの魅力とは?

カリプソのザラッとしつつ、ちょっと優雅な、そんな感じが大好きなんだけど、それは音楽的な定型とかリズムの種類というのともまた違って、肌触りというか匂いというか...。なんでしょう、不器用だけど気高い感じというか、田舎から眺める摩天楼というか。

--- ワダさんにとって、創作の源となっているものは何ですか?(何をきっかけに楽曲が生まれるのか?その源泉となっているものがあれば教えて頂きたいです。)

きっかけは色々です。先日は知人からギターを3本ももらってしまって、そしたら嬉しくて1曲できましたね。そんな感じ。長い時間楽器に触っているとなにかしらメロディを考えたい感じですかね。歌詞はね、口に出して言いたい響きっていうのがあって、そこから広がっていくんですね。

--- 今後の活動予定を教えてください。

下北沢440で偶数月の第一金曜日に『ミュージックグリル440℃』というイベントをやってます。(4月のみ第二金曜日になります)これは、ワンマンだったり、ゲストとコンロスのセッションだったり、たっぷりとライブを楽しんでもらう感じですね。あとは、レコ発ということもあって、3月と4月は色んな街に行きたいな、と思ってます。

--- 最後に、このインタビューをご覧のみなさんにメッセージをお願いします。

是非是非、『Calypso A Go-Go』買っていただいて、ライブに遊びに来てもらえたら嬉しいです。5年ぶりですから。5年で2100円ですからね、高くないです。5年で10曲というとアレですけど。何卒!

--- 有り難う御座いました。

 続いて[無人島 〜俺の10枚〜 【ワダマコト(カセットコンロス) 編】]を読む

新譜『Calypso A Go-Go』 / カセットコンロス
日本が誇るカリプソ・バンド、カセットコンロス!5年ぶりのニューアルバム!
随分待たされましたね(笑)コンロスのニューアルバムが届きました!辻コースケ(percussion)とTana-army Daisuke(bass)という最高のリズムセクションをメンバーに迎えて、最高にゴキゲンなアルバムです!とにかく楽しくて、踊れて、ちょっと泣けて・・・そのスジの期待を遥かに超える出来栄えです!!!イナタいギターに吠えるサックス、リズムも最強!トロピカルなカリビアンビートにアフロもソウルもごった煮で!これぞコンロスサウンド全開!生ナマしいライブサウンドが気持ちいい!気候が良くなってきたら野外でね!EGO-WRAPPIN'や吾妻光良、小島麻由美や塚本功あたりが好きな人はドンぴしゃ!聴かなきゃソンしますよ!
新譜『from 2003 to 2004』 / カセットコンロス
こちらは同時発売!コンロスの名盤リイシュー!
中古盤で探していた人も多いはず!入手困難となっていたカセットコンロスの2nd『カリプソ』と3rd『パラボラ』という名盤2作品をを丸ごとパッケージ!2枚組み20曲収録で2500円だっていうんだから、これは買うしかないでしょう!!!ライブでも人気の高い「キミのせいだよ」「メロディ」「いつまでも」「ラヴソング」などなど名曲ギッシリ過ぎて最高です!コンロスの側へようこそ〜!

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     カセットコンロス
    『Calypso A Go-Go』

    2011年02月02日発売

    日本が誇るカリプソ・バンド、カセットコンロス!5年ぶりのニューアルバム!随分待たされましたね(笑)コンロスのニューアルバムが届きました!辻コースケ(percussion)とTana-army Daisuke(bass)という最高のリズムセクションをメンバーに迎えて、最高にゴキゲンなアルバムです!とにかく楽しくて、踊れて、ちょっと泣けて・・・そのスジの期待を遥かに超える出来栄えです!!!イナタいギターに吠えるサックス、リズムも最強!トロピカルなカリビアンビートにアフロもソウルもごった煮で!これぞコンロスサウンド全開!生ナマしいライブサウンドが気持ちいい!気候が良くなってきたら野外でね!EGO-WRAPPIN'や吾妻光良、小島麻由美や塚本功あたりが好きな人はドンぴしゃ!聴かなきゃソンしますよ!

    [収録曲]
    1 ヘッドフォン
    2 カリプソ・ア・ゴー・ゴー
    3 アイ・ウィッシュ・ユー
    4 ハイライフ
    5 Possum And Opossum
    6 スリーピー
    7 So-So Nah-Nah
    8 Stompin' At Tobago
    9 マカダミア
    10 ラプソディ

    無人島 俺の10枚 ワダマコト(カセットコンロス)



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     カセットコンロス
    『from 2003 to 2004』

    2011年02月02日発売

    こちらは同時発売!コンロスの名盤リイシュー!中古盤で探していた人も多いはず!入手困難となっていたカセットコンロスの2nd『カリプソ』と3rd『パラボラ』という名盤2作品をを丸ごとパッケージ!2枚組み20曲収録で2500円だっていうんだから、これは買うしかないでしょう!!!ライブでも人気の高い「キミのせいだよ」「メロディ」「いつまでも」「ラヴソング」などなど名曲ギッシリ過ぎて最高です!コンロスの側へようこそ〜!

    [DISC1 収録曲]
    1 キミのせいだよ
    2 アドバイス
    3 いつまでも
    4 月のまぶしい夜
    5 ナイジェリア64
    6 メロディ
    7 cha cha
    8 久しぶりだもんな
    9 坂の途中で
    10 ブーガルーガール
    11 Bonus Track あわてないで

    [DISC2 収録曲]
    1 夏
    2 君を待っているよ
    3 やけに長い一日
    4 これっぽっちも知らない僕ら
    5 ラブソング
    6 雨がふるよ
    7 1-2-3-4(ベイビー・ゴーゴー)
    8 夕べのこと
    9 くたびれたステップ
カセットコンロス
profile

カセットコンロス
吾妻光良、森雅樹(EGO-WRAPPIN')、塚本功(SLY MONGOOSE)からも絶賛される日本が誇るカリプソ・バンド。2001年リリースの『CASSETTE CON-LOS』以来、マイペースに作品をリリース。リリースしたアルバム『カプリソ』『パラボラ』の他に、05年には元デタミネーションズのアルトSAXプレイヤー・巽朗とTatsumi Akira and the CaSSETTE CON-LOS名義で『KING goes CALYPSO』をリリース。カリプソはもちろん、ラテン・アフリカ・ファンク等様々な要素をコンロス流に調理したサウンドを展開中。2011年2月2日、実に5年ぶりとなるアルバム、その名も『Calypso A Go-Go』をリリース!前作からの間に辻コースケ(percussion)とTana-army Daisuke(bass)という最高のリズムセクションが正式加入。よりパワーアップしたゴキゲンなライブサウンドを聴かせてくれる。現在のメンバーは、ワダマコト(Vo&guitar)、ANDOW KENJI-LOW(saxophone, clarinet)、Fuke Toshio(drums)の5名。