洋楽書籍 8月の新刊

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2012年8月10日 (金)

8月の音楽書籍・新刊

伝説のフェスの一部始終

『ウッドストックへの道 40年の時空を超えて主宰者が明かすリアル・ストーリー 』
発売日：8月20日
著者：マイケル・ラング
価格：￥2,940 （税込）
内容： 1969年8月に開催された伝説のロックイベント、ウッドストック・フェスティバル。50万人を集めたこのイベントの主宰者・マイケル・ラング(当時24歳)が、40年後の2009年に著した全米60万部のベストセラー。60年代のアメリカで始まった新しい文化と意識の動きを背景に、企画を発想するまでの経緯、志とビジネスの折り合いの付け方、会場の選定から住民へのプレゼン、ステージ・会場の設営整備、音響・照明・録音・映像の組み立て、ミュージシャンのブッキング、食事・トイレなどの準備、医療体制の構築など、全体像がリアルに書かれている。まさにロックンロール・プレイングゲームのようにドラマチックにストーリーは展開していく。日本でも「フジロック」をはじめとして毎年約40の野外フェスが開催され数百万のファンがいる。当時、ロックカルチャーに共感を持った団塊の世代には時代の証言として、そして閉塞感の中で苦しむ若者たちには「やりかたはある!やってみよう!」とのメッセージが送られる。
★こちらも注目→ エリオット・タイバー『ウッドストックがやってくる』

コレクターの憧れ！

『GROOVE presents DJの部屋』
発売日：8月23日
価格：￥1,890（税込）
内容：レコードコレクションと音楽システムが共存した国内外の人気DJたちの部屋を大公開！音楽に関する膨大な知識を背景に、クラブなどの現場で観客に新たな音楽体験をさせてくれるDJ。そんなDJが住んでいる部屋はアーカイブとして多くのレコードが集められ、プレイの基礎となるDJシステムやトラック制作用の機材がセットされているなど、数々のこだわりに満ちあふれています。本ムックでは『GROOVE』誌でこれまでに掲載した“DJの部屋"に関する記事の中から厳選したものを再掲載していくとともに、新規で人気DJの部屋を取材。国内はもとより海外のDJたちのプライベート空間、そして自慢のコレクションを一挙に紹介。

高橋幸宏、15年ぶりの新刊

『心に訊く音楽、心に効く音楽私的名曲ガイドブック 』
発売日：8月11日
著者：高橋幸宏
価格：￥798 （税込）
内容：自分の生活に音楽がある､それだけで充分素敵なこと｡でももう一歩踏み込んで､思いもかけない刺激や感動に出会えたら､なお嬉しい。本書は素晴らしいポップ･ミュージックの宇宙へあなたを誘う名曲ガイド。音楽もファッションも衝撃的だったビートルズ､映画音楽の天才バカラック､声を聴いているだけで悲しくなるニール･ヤング……｡さらにYMO｢ライディーン｣製作エピソードなど自らの音楽活動についても語る｡自らの心に訊（たず）ねる､自らの心が変わる｡世界を魅了した音楽家の､幸福な名曲との出会い。
★こちらも注目→ 細野晴臣『アンビエント･ドライヴァー MARBLE BOOKS』

ビートルズ探求書

『ビートルズ原論』
発売日：8月4日
著者：和久井光司
価格：￥798（税込）
内容：ビートルズ、デビュー50周年！イギリスの片隅の若者たちが全世界で愛されるグループになり得た理由とは。音楽と文化を一変させた彼らの全てを紐解く探究書。カバーは浦沢直樹の描き下ろし。ビートルズ、デビュー50周年!英国の片隅で生まれた若者たちは、なぜ全世界で愛されるグループになり得たのか。音楽と文化を一変させた彼らの足跡を、二〇世紀という“時代”に見つけ出す探究の書。時代を貫通して特別に愛され続ける理由を、出生から解散まで克明に追って明らかにする。これを読めばビートルズのすべてが分かる。
★こちらも注目→ ザ･ビートルズ･クラブ　『ビートルズの英語』
★こちらも注目→ 中山康樹『ビートルズ「解体」新書』

こちらもデビュー50周年

『THE DIG Special Edition ビーチ・ボーイズ 』
発売日：8月9日
価格：￥1,680 （税込）
内容：今年、デビュー50周年を迎えたビーチ･ボーイズ。ブライアン･ウィルソンをはじめ現存するメンバーが集結しニュー･アルバム『ゴッド･メイド･ザ･ラジオ～神の創りしラジオ～』を発表。8月には来日公演も行われる。5人のメンバーの最新インタヴュー、「50グレイテスト･ソングス」、50年の歴史をメインに、秘蔵写真や1966年の初来日時の貴重なインタヴュー記事の再録、平川雄一による描き下ろし漫画など、盛りだくさんの内容です！
★こちらも注目→ 『ビーチ・ボーイズ・ディスク・ガイド』