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河村尚子/ショパン&シューマン輸入盤

2013年6月3日 (月)


河村尚子充実の名演、インターナショナル・リリース

いま日本で最も熱い注目を集めるピアニスト、河村尚子。2013年は日本でのラザレフやテミルカーノフといった巨匠指揮者とのコンチェルトの共演に加えて、クレメンス・ハーゲンとのデュオ、さらにはソロ・リサイタルと八面六臂の大活躍です。来年はいよいよ日本デビュー10周年となりさらなる飛躍が期待されていますが、ここにきてショパンとシューマンの大作を収めた「RCA Red Seal」へのソロ・アルバムが、インターナショナル・リリースで登場します(国内盤は2011年にハイブリッドディスクとして発売済み)。
 河村が類稀な親和性を感じさせているショパンの作品からは、「ピアノ・ソナタの王様」にもなぞらえられるべき大作『ピアノ・ソナタ第3番』を、河村が愛してやまないシューマンの作品からは、心情の移り変わりの細かな襞を描いた秘曲『フモレスケ』を収録。堂々たる急−急−緩−急の4楽章構成のソナタであるショパンのソナタ第3番、起伏に富んだ楽想が切れ目なく続くシューマンの『フモレスケ』という、いわば対照的な作風を持つ大曲2曲。河村は深くロマン派音楽の神髄へと分け入り、スケールの大きなピアニズムで作曲者の魂を描き出していきます。あらゆる音やフレーズが全く新しく吟味されたかのごとく新鮮な輝きを放ち、作品全体が生き生きとした躍動感を帯びていくさまを体験することは、まさに河村尚子の演奏を聴く上での醍醐味といえるでしょう。
 アルバムの最後を飾るのは、シューマン=リスト編曲の『献呈』。ショパンの『レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ』と同様、河村尚子のアンコールの定番であるこの名曲。録音直前に急逝した師ウラディーミル・クライネフへの河村の深い祈りが込められた「献呈」でもあります。
 録音は、1950年代〜1970年代にカラヤン&ベルリン・フィルの録音で使用され、世界的にみても音響効果の優れた録音会場として知られる、ベルリンのダーレム地区にあるイエス・キリスト教会でセッションが行なわれました。練達のプロデューサー、フィリップ・ネーデル、ヴェテラン・エンジニア、ミヒャエル・ブラマン、そしてアンジェラ・ヒューイットを始めとする数多くの世界的なピアニストから深い信頼を得ている調律のゲルト・フィンケンシュタインが集結、3日間にわたって緑深く静粛なベルリン郊外における密度の濃いセッションで収録されました。
 海外盤は通常CDでのリリースとなります。(RCA)

【収録情報】
・シューマン:フモレスケ 変ロ長調 op.20
・ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 op.58
・シューマン/リスト編: 献呈(愛の歌) S.566

 河村尚子(ピアノ)

 録音時期:2011年5月23-25日
 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
 録音方式:ステレオ(DSDレコーディング/セッション)

【河村尚子】
かわむらひさこ。5歳で渡独し、伝統あるヨーロッパの息吹をたっぷり吸い込んで育つ。日本人離れした感性や音楽表現、そして解釈の独自性を持ち、演奏に「自分の声」を刻印できる数少ない存在で、今最も目が離せないピアニストです。実力派を生み出すことで有名なクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール優勝(2007年)、難関として知られるミュンヘン国際コンクール第2位(2006年)ほか名だたるコンクールで優勝・入賞し、日本よりもむしろ世界が先にその才能を認めた逸材です。

※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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ショパン:ピアノ・ソナタ第3番、シューマン:フモレスケ 河村尚子

CD 輸入盤

ショパン:ピアノ・ソナタ第3番、シューマン:フモレスケ 河村尚子

ショパン (1810-1849)

ユーザー評価 : 4点 (6件のレビュー) ★★★★☆

価格(税込) : ¥2,750
会員価格(税込) : ¥2,393
まとめ買い価格(税込) : ¥2,062

発売日:2013年07月02日
入荷日未定

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