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2013年8月2日 (金)


>イグナツ・フォン・ビーバー作品集(7CD)
マクリーシュ&ガブリエリ・コンソート
ゲーベル&ムジカ・アンティクァ・ケルン


ヴァイオリン音楽や室内楽、宗教音楽などに斬新かつ技巧的な一方で、神秘性や深みもある傑作を書いたことで知られるオーストリア・バロックの作曲家ビーバーの音楽を集めた7枚組ボックス。演奏は、アルヒーフ・レーベルでビーバーの作品紹介に力を尽くしたドイツの古楽グループ、ゲーベル&ムジカ・アンティクァ・ケルンと、声楽作品に手腕を発揮するイギリスの古楽グループ、マクリーシュ&ガブリエリ・コンソート・アンド・プレイヤーズによるもので、どれも新譜発売時には古楽ファンのあいだで話題となったものでした。

【オーストリア・バロックの作曲家ビーバー】
『ロザリオ・ソナタ』や『ザルツブルク大聖堂ミサ』でおなじみのハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー[1644-1704]は、ヴァイオリンの名手として名を成し、やがて、ザルツブルク大司教のもとで、宮廷楽長の地位にまで登りつめたオーストリア・バロックを代表する作曲家。
 宮廷作曲家として教会音楽を書くときのビーバーは、『ザルツブルク大聖堂ミサ』など荘厳な美に彩られた作風が特徴的でしたが、器楽作曲家としてのビーバーの作風は、『ロザリオ・ソナタ』に聴かれるように、ときに大胆で過激なまでの手法を駆使することもあったという革新的な存在でもありました。(HMV)

【収録情報】
Disc1
・ビーバー:ザルツブルク大聖堂ミサ曲 (モテット・太鼓を打ち鳴らせ、ソナタ・聖ポリカルピ、教会あるいは宮廷用ソナタ第5&12番)挿入
 ムジカ・アンティクァ・ケルン
 ラインハルト・ゲーベル(指揮)
 ガブリエリ・コンソート・アンド・プレイヤーズ
 ポール・マクリーシュ(指揮)
 録音:1997年

かつてこの『53声部のザルツブルク大聖堂祝典ミサ曲』は、ローマ楽派の巨大バロック様式で知られる作曲家、オラツィオ・ベネヴォリ[1605-1672]によって、1682年10月のザルツブルク布教1100周年を記念する祝祭のために作曲されたものとされていました。
 その驚くほど膨大な声部(53声部)はそれだけでも大きな話題となりましたが、近年の研究では、作曲したのは実際にはハインリヒ・イグナツ・フォン・ビーバーであることが判明しています。
 しかし、それでもこの作品が53声部を擁する巨大な作品であることに変わりは無く、ここでもゲーベルとマクリーシュという個性的な独英連合チームによって、複合唱様式の伝統に連なる最後の重要な名曲が壮麗きわまりない演奏によって見事に再現されています。 組み合わせとしてほかの作曲家、バルトロモイス・リードルの小品を露払いのように置いた演出もなかなかのもので、荘厳な作品への期待感を膨らませるのに十分な効果があります。

Disc2
・ビーバー:ミサ曲変ロ長調
・ビーバー:レクィエム ヘ短調
・ムファット:チャコーナ
・シュメルツァー:ソナタ第2&13番
・メーゲルレ:罪人と癒し手
・作者不詳:プレルディウム・レガトゥーラ
・ラッソ:アヴェ・ヴェルム・コルプス
・作者不詳:プレルディウム
・ラッソ: 私たちは生きているさなかにも死の手に抱かれている
 ガブリエリ・コンソート・アンド・プレイヤーズ
 ポール・マクリーシュ(指揮)
 録音:2004年

ビーバーが仕えていたザルツブルクの大司教、マクシミリアン・ガンドルフの死を悼んで作曲された「レクイエム」(1687年刊)は、15の声部を持つ荘厳な作品。ここではバロックのムファット、シュメルツァー、ルネサンスのラッソなどと組み合わせて変化に富む形で演奏しています。

Disc3〜4
・ビーバー:ロザリオのソナタ(全曲)
 ムジカ・アンティクァ・ケルン
 ラインハルト・ゲーベル(指揮)
 録音:1990年

『ロザリオ・ソナタ』は『ミステリー・ソナタ』とも呼ばれ、聖母マリアとイエス・キリストの生涯を、受胎告知からキリストの受難・復活、聖母マリアの戴冠までのストーリーに沿った標題を持つ15の場面に分け、15のソナタと「守護天使」を表す無伴奏のパッサカリアから構成された作品です。
 このソナタは、実際、神秘と謎に満ちています。もっとも特徴的なのがその調弦で、通常の調弦がおこなわれるのは第1曲「受胎告知」と「パッサカリア」のみで、ほかのすべての曲は、異なる調弦のヴァイオリンを用いて演奏されるという「スコルダトゥーラ(変則調弦)」の技法が採用されており、第11番『復活』に至っては、2弦と3弦をクロスさせて張り替えるという独特の手法でユニークな響きを獲得しています。

Disc5
・ビーバー:食卓の音楽(教会あるいは宮廷用ソナタ)
 ムジカ・アンティクァ・ケルン
 ラインハルト・ゲーベル(指揮)
 録音:1996年

1680年に作曲された『食卓の音楽』は、6つのパルティータから成るフランス風の作品で、ビーバーの才能を認めていたザルツブルク大司教マクシミリアン・ガンドルフに捧げられています。

Disc6〜7
・技巧的で楽しい合奏(パルティータ第1〜7番)
 ムジカ・アンティクァ・ケルン
 ラインハルト・ゲーベル(指揮)
 録音:2003年

「2台の弦楽器と通奏低音のためのパルティータ」として書かれた『技巧的で楽しい合奏』は、ビーバーの没後に出版された作品集で、有名な『ロザリオのソナタ』と同じく、スコルダトゥーラ(変則的調弦)の技法を用いています。全体は、7つのパルティータから成っており、舞曲の多い親しみやすいスタイルの中にテクニカルで切れ味鋭いパッセージが閃くさまは実に魅力的。ビーバーならではの憂いを帯びた曲調も素晴らしいものです。
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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作品集 ゲーベル&ムジカ・アンティクァ・ケルン、マクリーシュ&ガブリエリ・コンソート(7CD)

CD 輸入盤

作品集 ゲーベル&ムジカ・アンティクァ・ケルン、マクリーシュ&ガブリエリ・コンソート(7CD)

ビーバー(1644-1704)

ユーザー評価 : 5点 (1件のレビュー) ★★★★★

価格(税込) : ¥5,610
会員価格(税込) : ¥4,881
まとめ買い価格(税込) : ¥4,207

発売日:2013年09月03日
入荷日未定

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