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アンドレ・ナヴァラ/バッハ:無伴奏チェロ組曲 名演奏家たちへ戻る

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2013年12月19日 (木)

バッハ無伴奏チェロ組曲
アンドレ・ナヴァラ
高音質で復活!


2011年に活動停止したフランスのレーベル「カリオペ」の遺産を受け継ぐレーベル「パイア」からの注目リリース。「パイア」とはギリシャ神話に登場するイノシシの怪物のこと。貪欲なリリースへの意気込みを示す名前なのでしょうか。
 驚くのはその音質。非常に状態の良いマスターを用いたということで、ジョルジュ・キッセルホフの名録音をレンジの広いサウンドで満喫することができます。先にSACDで発売されたものと同じマスターを使用しています。

【定評ある名盤の良質復刻】
往年のフランス・チェロ楽派の流れを汲む名チェリスト、アンドレ・ナヴァラ[1911-1988]が晩年に録音した無伴奏チェロ組曲は、その気迫のこもった野太く力強い演奏によって有名な存在。
 若い頃、カール・フレッシュにヴァイオリンを師事したこともあるというアンドレ・ナヴァラは、一方でミドル級のボクサー、水泳選手としても活躍したことのある本格的なスポーツマンでもあり、その豊かな経験からくる抜群の運動性を備えた情熱的で深い味わいを持つ演奏は、独特の魅力を放っています。このバッハの無伴奏チェロ組曲は、そうした多彩な活動をおこなってきたナヴァラの総決算ともいえる力作で、フレーズの端々までナヴァラの思いのこもった演奏は、これまでも数多くの人の共感を得てきました。

【アンドレ・ナヴァラ】
1911年10月13日、南仏ビアリッツにイタリア系のコントラバス奏者の家に誕生したナヴァラは、7歳からチェロを学び始め、わずか9歳でトゥールーズ音楽院に入学、13歳で同音楽院を首席で卒業し、その後、パリ音楽院に入学してここでも15歳で首席で卒業するという天才ぶりを発揮。
 音楽院卒業後、18歳のときには、フルニエに替わってクレトリー弦楽四重奏団に参加して、以後7年間、そこでの活動を続ける傍ら、19歳でコロンヌ管弦楽団のコンサートでラロの協奏曲を弾いてソリストとしてデビュー。21歳の時にはパリ・オペラ座管弦楽団の首席チェリストに就任。その後、1937年にはウィーンで開かれた国際チェロ・コンクールで優勝し、続いてカザルスにも師事して研鑽を重ねますが、第二次大戦中は活動を停止して軍に貢献。
 戦後はソリストとしての活動のほか、パリ音楽院教授として、また、ウィーンやロンドンでも数多くの後進の育成に力を注ぎ、ハインリヒ・シフやヨハネス・ゴリツキ、ヴァルター・ノータスといった逸材を育ててもいます。
 ナヴァラの演奏は、豊かな表情と熱気に富みながらも格別の気品を湛えた見事なもので、さらにプログラム選択の積極性もあってか、フローラン・シュミットや、アンドレ・ジョリヴェ、アントワーヌ・ティスネ、トニー・オーバンといった同時代の作曲家たちから数々の作品の献呈を受け初演もしていました。(HMV)

【収録情報】
バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲
Disc1
・無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV.1007
・無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV.1009
・無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV.1012
Disc2
・無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV.1008
・無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV.1010
・無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV.1011

 アンドレ・ナヴァラ(チェロ)

 録音時期:1977年
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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