ベルリン生まれのインドネシア系ヴァイオリニストによるバッハ

2014年3月19日 (水)

バッハ：ヴァイオリン協奏曲＆無伴奏ソナタ集
イスカンダル・ヴィジャヤ＆ベルリン・カメラータ

1986年ベルリン生まれのインドネシア系ヴァイオリニスト、イスカンダル・ヴィジャヤのバッハ作品集。前作（OC822）では、独特の感性と巧みな技巧に裏打ちされた音楽を披露していました。すでに各地のさまざまなオーケストラと共演を果たし、エッシェンバッハなど多くの指揮者たちにも絶賛される才能の持ち主です。
　2枚目のアルバムは、前作での「シャコンヌ」の高評価や、その後のアンサンブルでの活動成果なども加味してか、バッハのヴァイオリン協奏曲集と無伴奏ソナタの組み合わせという選曲になりました。躍動的な表現も瞑想的な表現も得意とするヴィジャヤだけに、この選曲には期待できるかもしれません。（ＨＭＶ）

【収録情報】
J.S.バッハ：
・無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番ハ長調 BWV.1005
・ヴァイオリン協奏曲ト短調 BWV.1056R（チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調 BWV.1056からの再構築）
・無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番イ短調 BWV.1003
・ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV.1041

　イスカンダル・ヴィジャヤ（ヴァイオリン、指揮）
　ベルリン・カメラータ

　録音時期：2012年11月、2013年6月
　録音場所：ベルリン、イエス・キリスト教会
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）