レッド・ホット・プラス・バッハ

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2014年4月28日 (月)

レッド・ホット・プラス・バッハ
クロノス・クァルテット、フランチェスコ・トリスターノ、ダニエル・ホープ、キャメロン・カーペンター、マックス・リヒター、ロン・カーター、他

「レッド・ホット」とは、エイズ基金のための非営利団体「The Red Hot Organization」のこと。さまざまなポップ・カルチャーを通じて貢献をしてきた彼らの最新盤は、クラシックの作曲家バッハをめぐる、ジャンルを超えたアーティスト達の共演作となります。
　クロノス・クァルテットに、ヴァイオリンのダニエル・ホープ、ピアノのフランチェスコ・トリスターノ、オルガンのキャメロン・カーペンターといったクラシック系のほか、ポスト・クラシカルというスタイルで活躍するドイツ出身のマックス・リヒターも注目されるところです。リヒターは2012年にダニエル・ホープ、ベルリン・コンツェルトハウス室内管弦楽団と共演したヴィヴァルディの『四季』の美しいリコンポーズドによってクラシックへの適性を見せていただけに、ここでもバッハ『フーガの技法』コントラプンクトⅠをどのようにリコンポーズドしているか楽しみなところです。ちなみにコントラプンクトⅡの方は、クロノス・クァルテットが２つのヴァージョンで演奏しているのも気になります。
　その他、ポピュラー系では、元々はクラシックのコントラバス奏者を目指していたという大御所ジャズ・ベーシストのロン・カーターに、フラット・マンドリンの天才クリス・シーリ、シンガーソングライターのガブリエル・カハネ、エレクトロニック・ミュージックのキング・ブリット、アイスランドのバンド、アニーマといったアーティストが登場します。（ＨＭＶ）

【収録情報】
J.S.バッハ：
・『メヌエット』（ロブ・ムーズ編）
　ロブ・ムーズ（テナー・ギター）＆クリス・シーリ（マンドリン）

・『Minim』（ダスティン・オハロラン編）
　ダスティン・オハロラン（ピアノ）、エリッサ・リー（ヴァイオリン）、アンナ＝マリア・ミューラー（チェロ）

・『Jardim do Amor』（ミゲル・アットウッド・ファーガソン編）
　ミア・ドイ・トッド（ヴォーカル）、ミゲル・アットウッド・ファーガソン（ヴァイオリン）、他

・シャラ・ウォーデン:『Time Drinks Three Shots (from You Us We All)』
　シャラ・ウォーデン

・『NumberMan』（ポール・デ・ヨング編）
　ポール・デ・ヨング、ミア・ドイ・トッド（ヴォーカル）、トッド・レイノルズ（ヴァイオリン）

・『The Watchmaker』（スチュアート・ボギー編）
　スチュアート・ボギー（クラリネット）、グレイ・マクマレイ（ヴォーカル、ギター）

・『Very Own』（ジュリアナ・バーウィック編）
　ジュリアナ・バーウィック（ヴォーカル）

・『Minim』Ver.2（ダスティン・オハロラン編）
　ダスティン・オハロラン（ピアノ）、エリッサ・リー（ヴァイオリン）、アンナ＝マリア・ミューラー（チェロ）

・『パッサカリア』（アミーナ編）
　アミーナ

・『コントラプンクトI』（マックス・リヒター編）
　マックス・リヒター、他

・『アリオーゾ』（ミゲル・アットウッド・ファーガソン編）
　ミゲル・アットウッド・ファーガソン（ヴァイオリン）、他

・『アリア』（ゲオルク・ブラインシュミット編）
　ダニエル・ホープ（ヴァイオリン）、ゲオルク・ブラインシュミット（ベース）

・『無伴奏チェロ組曲第1番より』（ロブ・レヴィス編）
　ゲイリー・バーツ（サックス）、ロン・カーター（ベース）、他

・『アヴェ・マリア』（キング・ブリット編）
　ピア・エルコール（ヴォーカル）、キング・ブリット（キーボード）

・『LudePre』（カール・クレイグ編）
　フランチェスコ・トリスターノ（ピアノ）、カール・クレイグ

・『コントラプンクトII』（クロノス・クァルテット編）
　クロノス・クァルテット

・『コントラプンクトII』 Ver.2（クロノス・クァルテット編）
　クロノス・クァルテット

・『コンチェルト第5番』（ロブ・レヴィス編）
　ロブ・ムーズ（ヴァイオリン）、オンマス・キース（キーボード）、他

・ガブリエル・カハネ:『Dear Goldberg』
　ガブリエル・カハネ、他

　録音時期：2013～2014年4月19日