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【HMVインタビュー】 GLIM SPANKY 『焦燥』

ROCK NEXT STANDARD

2014年6月6日 (金)

GLIM SPANKY 『焦燥』

前作『MUSIC FREAK』リリース前のライブで衝撃を受けて以来、HMV ONLINEがプッシュし続けている“GLIM SPANKY”。6月11日にメジャーデビューする事が決定した。彼らがデビューに据えた楽曲は、バンド初期から大切に歌ってきた楽曲「焦燥」。あがってきた音源、そしてEMI ROCKSで魅せた彼らのライブは「たった半年でこんなに?」というほどの急成長っぷりだった。重く厚いサウンドを手にし、メジャーの壇上にあがった“GLIM SPANKY”。彼らの見据えるものとは?

--- メジャーデビューおめでとうございます。まずはメジャーに移籍した今の心境を聞かせて下さい。

松尾 レミ: たくさんの人に聴いてもらうことのできる舞台に、スタートに立てる初々しい気持ちです。

亀本 寛貴: 色々な人に聴いてもらえる機会が増えて、どんな反応があるか楽しみです。

--- タイトル曲「焦燥」は、バンド初期からライブでも度々演奏されてきた楽曲だと思いますが、この曲をメジャーデビューのタイトル曲にした理由は?

レミ: わたしたちにとって、とっても思い入れのある1曲です。17の時に作った曲なのですが、くやしい気持ちや分かってほしいという当時の気持ちをそのまま吐きだした、メッセージ性の高い曲です!全ての年代の人に、届いたら良いなあと思います。

亀本: 曲のメッセージや精神性は今でも変わっていないし、デビュー曲にするだけの熱量のある曲だと思ったので選びました。

--- インディーからリリースされた『MUSIC FREAK』の時(たった半年前!)よりも、さらに太く重厚になったサウンドが印象的に感じました。サウンド面でこだわった部分はどのようなところでしょう?

レミ: より心にくる音に、より心に届く音に、よりドキッとする音にしました。しっかりと、バックボーンも感じる事ができるけど新しい音にしたかった!

亀本: オールドなテイスト過ぎず適度なクール感を持ちつつ図太いギターサウンドにするっていうところは、すごくこだわりました。

--- サウンドプロデュースに、いしわたり淳治氏、DrumsにBOBO氏、Bassにハマ・オカモト氏を迎えた事も、サウンド面に影響していると思いますが、いかがでしょう?

レミ: とっても厚みのあるリズム隊で曲が更に深くなったと思います。淳治さんともたくさんやり取りをして、少しずつ共に作っていきました。良いところを引き出してくれて、とても気持ち良くやり取りができました。

亀本: いしわたりさんは一緒に1からアレンジを練ったし、リズム隊はシンプルなフレーズでも絶妙なニュアンスでプレイしてくれたと思います。

--- ハマ・オカモト氏は、閃光ライオットで同期ですよね?

レミ: そうなんです。高校生の頃から知り合いでした。なので、なんだか不思議な気持ちです。

亀本: 同い年だし、すごくいいプレイヤーなのでとても刺激になりました。

--- 『MUSIC FREAK』の時に初めてレコーディングスタジオでの録音を経験して、「こんな音で録れるんだったら、もっと凄い事出来るんじゃないか?」と前回インタビュー時に話していたと思うのですが、そうした思いは今回のレコーディングで思い切りぶつけられましたか?

レミ: 思う存分に色々やりました!アンプも楽器もエフェクターも色々選んで好きな音に、より届く音に作り込めました。

亀本: レコーディング前にアレンジやフレーズをしっかり練れたし、出来上がりのイメージを前回より持ちやすかったので、満足度は確実に増しました。

--- レコーディングで印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

レミ: 4人(演奏する4人)と、アイコンタクトを取りながら演奏したのが楽しかった!! 休憩時間にはBOBOさんとお弁当交換して女子高みたいでした(笑)とにかく楽しかったです。

亀本: BOBOさんのドラムが演奏しているうちに曲のノリに合わせて絶妙にコントロールされていてビックリしました。


--- GLIM SPANKYの音楽は、映像を想起させるサウンドだと思うのですが、「焦燥」のPVはサイケデリックなサウンドが想起させるイメージと実にぴったりで驚きました。本人的にも満足のいく仕上がりなのでは?

レミ: もともとqotori filmのファンだったので、お願いすることが出来て嬉しくて!!私たちの提示したサウンドに違った視点から色を足してくれて、とってもお気に入りのPVになりました!かなり個性的なPVで、とっても満足、大満足しております!

亀本: 想像よりもはるかにかっこいい仕上がりになったのでとても気に入っています。

--- 2曲目に収録した「MIDNIGHT CIRCUS」も、さらに深くサイケデリックな印象。デビュー盤で、GLIMSPANKYのサイケデリックな側面を強く打ち出した事に理由はありますか?

レミ: GLIM SPANKY″とは、強いロックも色として持っておりますが、一方でサイケさだったり幻想的であったり、または優しさがあったり、様々なカラーがあります。今回はその中で、“幻想”の一部分を見せるために入れました。世界観を見せたい1曲です。夜の世界に迷い込んでもらいたい。

亀本: 特に意識した感じではなく自然とそうなった感じなので根本的にサイケデリックがあるものが好きなのかもしれないです。

--- またアルバムには2曲のライブテイクが収録されています。ライブでの演奏にも定評があるGLIM SPANKYらしいとも言えると思いますが、ライブテイクを収録したのは何故ですか?

レミ: 今回は、はじめましての1枚なのでGLIMの様々な面を見せたいと思い入れました。LIVE音源も聴いて、「LIVEに行きたい!」と思ってもらえたら嬉しいです。生の歌を聴いて欲しい。

亀本: このミニアルバムは自分たちの自己紹介的な盤だと思っているので、GLIM SPANKYの色々な魅力をパッケージしようという思いで入れました。

--- そしてカバー曲が2曲、ADELE「Rolling In The Deep」と、荒井由実「ひこうき雲」をチョイスしていますが、この楽曲を選んだ理由、思い入れをそれぞれ教えてください。

ADELE ADELE「Rolling In The Deep」
レミ: アデルは世界中で大ヒットした新しい曲ですが、ロックやソウルのルーツが感じられる曲で、バックボーンが見える。でもサウンドは古くさくない。そこにGLIMと通じ合うものが見えたので選びました。あとは声の色々な顔を見せられるかな、と。

ADELE荒井由実「ひこうき雲」
レミ: この曲もGLIMと通じるところがあって決めました。この曲はうた(メロディ)″と歌詞″のみにしてもしっかりと伝わる曲で、メッセージ性の強い曲です。一番シンプルな形になっても良さがしっかり伝わる。

亀本: 2曲含めて、GLIM SPANKYは昔のロックを懐古するだけのバンドではないところを表現したかったのでADELEのような新しいアーティストや「ひこうき雲」のように今また話題になっている曲を選びました。

--- いよいよシーズンが到来する夏フェスでの演奏欲もあるのではと思うのですがいかがでしょう?

レミ: 外で大きい音で歌ったら気持ち良いんだろうな〜と。たのしそうです。やりたい。

亀本: 出れるところにはどんどん出ていって、ガツンとやりたいと思っています。

--- メジャーでの初めてのレコーディングを終え、また次回作以降でチャレンジしてみたいことなども出てきたのでは?

レミ: 「こんな曲作りたい!」とか「こんな音を入れたい!」欲はすごく高まります。そして今も常に曲作りをしております。次回作以降も、ずっとずっと色々なものに挑戦したい!

亀本: 色々な楽器を入れたり、フォークやカントリーな曲だったり、もっとGLIM SPANKYの幅を広げられる楽曲にチャレンジしたいです。

--- 最後に、今後の活動に対する意気込みなんかをどうぞ!

レミ: とにかくGLIM SPANKYはでっかいところに行きたい!今も昔もその思いは変わらずあります。みなさんに届く曲を作り続けていくので、どうぞ応援よろしくお願いします!注目してください!!

亀本: まずはかっこいいフルアルバムを作ります、期待しててください!!

--- ありがとうございました。

レミ: どうも有り難うございました!!


 GLIM SPANKY 『焦燥』[2014年06月11日]

GLIM SPANKY 『焦燥』 「オーセンティック・ロック」の旗手が遂にデビュー!! 
「Janis Joplin(ジャニス・ジョプリン)の再来」「10年に一人の歌声」とも称される、松尾レミ(Vo/Gt)の強烈なボーカルに、亀本寛貴(Gt)のブルージーなギターが対峙した2人組新世代ロックユニット!!
60〜70年代音楽からの影響を強く感じさせ、昨今のロックシーンの中で圧倒的に際立った個性を放つサウンドが1番の魅力。そんな彼らのルーツミュージックに根差した魅力ある音楽を感じて欲しい!

『焦燥』収録楽曲

  • 01. 焦燥
  • 02. MIDNIGHT CIRCUS
  • 03. ダミーロックとブルース (Live)
  • 04. Flower Song (Live)
  • 05. ROLLING IN THE DEEP
  • 06. ひこうき雲

Sound & Words Produced by いしわたり淳治
Drums: BOBO
Bass: ハマ・オカモト (OKAMOTO'S)

GLIM SPANKY

松尾レミ Remi Matsuo Vocal/Guitar 1991.12.7
亀本寛貴 Hiroki Kamemoto Guitar 1990.8.24
長野県の同じ高校に通っていた2人が出会い、2007年に結成。2009年「閃光ライオット」ファイナリストに選出。
2010年上京後も精力的にライブ活動を行い、2013年12月に初の全国流通盤「MUSIC FREAK」をSPACE SHOWER MUSICよりリリース。
http://www.glimspanky.com/

GLIM SPANKY ライブ情報

●「焦燥」リリースツアー“HELLO!FREAKS”
2014.07.03(木)@大阪アメリカ村CLAPPER
2014.07.04(金)@名古屋CLUB UP SET
2014.07.10(木)@仙台PARK SQUARE
2014.07.11(金)@横浜CLUB LIZARD
2014.07.18(金)@神戸太陽と虎
2014.07.19(土)@京都MOJO
2014.07.21(月/祝)@千葉LOOK

●“HELLO!FREAKS”ファイナル東京ワンマン
2014.08.07(木)@渋谷チェルシーホテル


前回のインタビューをチェック!

【HMVインタビュー】 GLIM SPANKY 『MUSIC FREAK』 
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