【エイチオシ】 ayU tokiO 選盤企画！「少女の音楽」【music curator】

2014年7月16日 (水)

アーティスト本人がHMVの店長になったつもりで企画コーナーを作りこんでいく、アーティスト責任監修の企画！その名も『music curator』！
こだわりの"音"を鳴らすアーティストが自ら"テーマ / コンセプト"を決め、独自の視点でアイテムをセレクト。これは『新たな価値観』との出会いのプラットフォーム！？
今回この企画に登場してくれたのは、7月16日にリリースする初CD作品にして大名盤『恋する団地』が、HMVがイチオシするネクストブレイク！『エイチオシ』第3回に、満場一致、即決で選出された ayU tokiO！
「少女の音楽」というテーマの下、素敵な10枚をご紹介！どうぞご覧下さい！

これまでの『music curator』はコチラ！

今回の“music curator” ayU tokiO　のプロフィール

the chef cooks me のギタリストとして、そして今や伝説と言って良いマジカル・ポップバンドMAHO Ωのソングライターとして活動してきた音楽家、猪爪東風（イノツメアユ）のリーダープロジェクト。カセットテープ・フォーマットで自主リリースした『NEW TELEPORTATION』が、専門店を中心に大ヒット。早耳リスナーの間で今もっとも新曲のリリースを待たれている音楽家。

Official Web Site

まずは“テーマ”。

「少女の音楽」店長 ayU tokiO 選

岩本ナオ『スケルトンインザクローゼット』

ビートルズ好きの男の子に「ハッ」とさせられてしまう
女の子の筆致がとても魅力的な
「僕の一番好きな歌」などを含む最高な短編集。

柏木ハルコ『ブラブラバンバン』

芹生さん、超天才。
彼女をどうにか脱がせようとトランペットをブチ鳴らす白波君。
芹生さんに出会えたと同時に、私はホルンへの憧れを抱いたのでした。

『神童』

ウタの「私は音楽だから」という言葉が胸を貫きます。
ミュージシャンは星の数程いる訳ですが、その多くは「音楽」になれない。
映画版での成海璃子ちゃんのウタちゃんもとても音楽しているなと思います。

松田聖子『SEIKO STORY ～80's HITS COLLECTION～』

松田聖子『SEIKO STORY ～80's HITS COLLECTION～』

みんな大好き「魅惑のキャンディーボイス」聖子ちゃんの輝かしき80's hits。
ぶりっ子されたい。一家に一枚！

Young Marble Giants 『Colossal Youth』

イカした男、女、男、の奇妙な三人組バンド。
ルックスも抜群にひりひりしてます。

あだち充『みゆき』

「竜一、踊ろ」と誘うみゆきちゃんが最高に軽薄。
ロックはダンスミュージック。
あだち充の作品には東京の練馬周辺地域が
多く登場している所もミソです。

『超時空要塞マクロス　愛・おぼえていますか』

巨人達との辛い戦争を、納豆ミサイルとアイドルの歌で制する名作。
私は彼だしパイロットなので自分の飛行機にお熱なのですが、
ミンメイちゃんにもお熱なのです！！！！

『耳をすませば』

少女月島雫がロマンチックな丘の上の恋に気付く時、
聖司くんとの初恋に寄り添う様なおじさん達の音楽が素晴らしい。
私もまた、「カントリーロード」は「コンクリートロード」の団地っ子でした。

The Slits　『In The Beginning-A Live Anthology 1977-81』

The Slits　『In The Beginning-A Live Anthology 1977-81』

「Typical Girls」前のアリアップの謎の早口が最高にCOOLなライブ盤
ドロドロした空気感の中にふいに差し込まれる電子音もまたCOOL！

The Shaggs 『I'm so Happy When You're Near』

The Shaggs 『I'm so Happy When You're Near』

誰だって、楽器を弾けなくたって、ロックスターになる夢を見ます。
foot footちゃんというトラかサメっぽい謎のマスコットキャラも最高！

■ ayU tokiO インタビューも掲載中！

【エイチオシ・インタビュー】 ayU tokiO 『恋する団地』　

全5曲の収録曲、どこから聴いても溢れ出すポップスの魔法。聴く人それぞれの甘酸っぱい少年時代を想起させるようなノスタルジックな世界観が妙に心地いい。

ayU tokiO 店長の最新作はコチラ！

　ayU tokiO　『恋する団地』[2014年7月16日]

ayU tokiO（アユ・トーキョー）という風変わりなアーティスト名を持つ音楽家の初CD作品『恋する団地』がとっても素晴らしい。全5曲の収録曲、どこから聴いても溢れ出すポップスの魔法。聴く人それぞれの甘酸っぱい少年時代を想起させるようなノスタルジックな世界観が妙に心地いい。純粋にいい曲、普遍のメロディーが心にとても馴染むのだ。
ギター、ベース、ドラムス、キーボードに加え、ヴァイオリン、ヴィオラ、フルートなどのクラシカルな楽器などが幾重にも重なり織り成す夢見心地なサウンドは、ブライアン・ウィルソンやバーバンク・サウンドをも想起させてくれる。
“いい曲”であると同時に、少しヒネくれた感性を持ち合わせた、そんなポップスマニアを唸らせるような楽曲を書けるアーティストは意外に少ないけれど、ayU tokiOは、まさしくそういうアーティストだ。山下達郎やキリンジの系譜に現れた新時代のポップ職人。ayU tokiOに注目です。