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チェリビダッケ&フランス国立放送管ライヴ第4弾!

2014年8月27日 (水)


ALTUS チェリビダッケ&フランス国立放送管弦楽団ライヴ・シリーズ第4弾!

チェリビダッケはシュトゥットガルト放送響の首席指揮者だった1973年に、500キロほど西で活躍していたフランス国立放送管弦楽団の首席客演指揮者に指名されて良好な関係を構築、フランス国立管弦楽団と名前を変えた1975年には音楽監督にも就任していましたが、フランス政府による同楽団の組織改編のゴタゴタもあって1年を経ずに辞任していました。
 辞任したとはいえ、それまでオーケストラとの関係は良かったため、遺された録音は、ドイツのオケとはまた違った魅力を持つ演奏として、ファンのあいだでいまだに高い評価を得てもいます。
 今回登場するチェリビダッケ録音は、アルトゥスが継続的にリリースをおこなってきたINA(フランス国立アーカイヴ)からの音源提供によるもので、正規に保存されてきたマスターをもとに、32ビット・デジタル・リマスターを施した万全の体制でのリリースとなります。(HMV)
シューマン:ピアノ協奏曲、プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』第2組曲より
アルゲリッチ、チェリビダッケ&フランス国立放送管(1974 ステレオ)
予想以上の素晴らしさ、空前絶後の共演が日の目を見た!


これは凄いリリース。アルゲリッチとチェリビダッケ伝説のシューマンのピアノ協奏曲が日の目を見ました。どちらのリリースでも大ニュースとなる大物の奇想天外な共演、マスターテープからの良好な復刻音質とあいまって、冷静でいることは不可能と申せましょう。
 シューマンの協奏曲はアルゲリッチの十八番で、1952年のブエノスアイレスでのライヴから、2010年のアルミンク&新日本フィルのライヴまで10種類以上のディスクが存在しますが、この演奏はそのなかでも飛びぬけて凄い出来となっています。
 当時アルゲリッチは33歳、出だしのカデンツァから魔術全開で、ライヴで乗った時特有の音楽への没入ぶりに驚かされます。ことに第1楽章半ばの「アンダンテ・エスプレッシーヴォ」でのねっとりとした音色の歌い回しは、アルゲリッチにしかできない神業。ピアノとオーケストラが穏やかに対話する第2楽章は、瞑想的なチェリビダッケと感覚的なアルゲリッチの個性の違いが面白さ満点。さらに驚くほどの生気に満ちたフィナーレなど、あまりの素晴らしさに声を失うほど。ライヴで燃える彼女の良さが最高度に発揮されていますが、おそらくチェリビダッケの要求からか、通常よりかなり抑制が利き、それがかえって多彩なニュアンスを生む結果となっています。
 チェリビダッケによるオーケストラ・パートも、驚きのひと言につきます。シューマンのオーケストラ・パートがこれほど透明に聴こえるのは稀で、さらに第3楽章の変拍子的な難所をはじめアルゲリッチにピッタリ付けて、完璧主義者の面目躍如たる指揮ぶり。あくまでもアルゲリッチを主役に立てつつも、しっかりと充実したチェリ節を味わわせてくれます。
 プロコフィエフの『ロメオとジュリエット』はチェリビダッケお得意の演目。オーケストラの機能を追求した非センチメンタルな音楽はまさに彼向きですが、「ジュリエットの墓の前のロメオ」の凄みに満ちた慟哭、「タイボルトの死」の死の匂いのする疾走など、同バレエ音楽屈指の名演と呼ぶにふさわしい内容となっています。(キングインターナショナル)

【収録情報】
● シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
● プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』組曲第2番 Op.64より
 モンタギュー家とキャピュレット家
 少女ジュリエット
 別れの前のロメオとジュリエット
 アンティーユ諸島から来た娘たちの踊り
 ジュリエットの墓の前のロメオ
 タイボルトの死

 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 フランス国立放送管弦楽団
 セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

 録音時期:1974年5月19日
 録音場所:パリ、シャンゼリゼ劇場
 録音方式:ステレオ(アナログ/ライヴ)

ラヴェル:『ダフニスとクロエ』第2組曲、『マ・メール・ロワ』、ラ・ヴァルス、スペイン狂詩曲、他
チェリビダッケ&フランス国立放送管(1973、74 ステレオ)
チェリビダッケのピアニッシモをついに再現、人間業とは思えぬ凄さ!


「ついにチェリビダッケの超ピアニッシモが捉えられたか? フランスから到着したこのCDのソースを聴いて、私は驚きに打たれた。〈ダフニスとクロエ〉の冒頭、音楽の音と呼ぶにはためらわれる、もっと微妙で、まだ形になっていない何か。空気の震えや風と呼びたくなるような何か。単にきれいとかそうでないということを超えた何か。弦楽器から漏れてくるひそやかな吐息のような、動物のうごめきみたいな何か。その生々しさや実存感にぎょっとしたのだ」 許 光俊・ライナーノーツより

この一文を読んだだけでも聴きたくてたまらなくなるチェリビダッケ最高のアルバム登場です。ラヴェルの音楽は感覚的に聴こえながらも、異常なまでに理詰めな計算に基づいているので、まさにチェリ向き。これまであまり状態の良くないライヴが多かったため、彼のピアニッシモが体感できませんでしたが、オリジナル・マスターから復刻した当アルバムはチェリビダッケのラヴェルならではの音世界を再現しました。
 『マ・メール・ロワ』の幻想的な美しさも想像を絶する凄さ。人間業を超えた芸を堪能できます。(キングインターナショナル)

【収録情報】
Disc1
ラヴェル:
● スペイン狂詩曲(録音時期:1973年12月23日)
● 組曲『マ・メール・ロワ』(録音時期:1974年2月6日)
● 道化師の朝の歌(録音時期:1974年5月29日)

Disc2
● ラ・ヴァルス(録音時期:1974年10月2日)
● 『ダフニスとクロエ』第1組曲(録音時期:1974年10月16日)
● 『ダフニスとクロエ』第2組曲(録音時期:1974年10月16日)

 フランス国立放送管弦楽団
 セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

 録音場所:パリ、シャンゼリゼ劇場
 録音方式:ステレオ(アナログ/ライヴ)

 ディスクは国内プレスとなります。
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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シューマン:ピアノ協奏曲、プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』第2組曲より アルゲリッチ、チェリビダッケ&フランス国立放送管(1974 ステレオ)

CD 輸入盤

シューマン:ピアノ協奏曲、プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』第2組曲より アルゲリッチ、チェリビダッケ&フランス国立放送管(1974 ステレオ)

シューマン、ロベルト(1810-1856)

ユーザー評価 : 5点 (3件のレビュー) ★★★★★

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発売日:2014年09月20日
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『ダフニスとクロエ』第2組曲、『マ・メール・ロワ』、ラ・ヴァルス、他 セルジウ・チェリビダッケ&フランス国立放送管弦楽団(1973、74年ステレオ)(2CD)

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『ダフニスとクロエ』第2組曲、『マ・メール・ロワ』、ラ・ヴァルス、他 セルジウ・チェリビダッケ&フランス国立放送管弦楽団(1973、74年ステレオ)(2CD)

ラヴェル(1875-1937)

ユーザー評価 : 5点 (4件のレビュー) ★★★★★

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