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ヤンソンスのヴェルディ:レクィエム

2014年10月16日 (木)

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ヴェルディ:レクィエム(2013年ミュンヘン・ライヴ)
ヤンソンス&バイエルン放送交響楽団&合唱団


ヤンソンスは近年各地でヴェルディのレクィエムを取り上げていますが、ここに収められたのはミュンヘンのガスタイク・フィルハーモニーでおこなわれた演奏会のライヴ録音です。

【CDはミュンヘン・ライヴ、映像はウィーン・ライヴ】
このミュンヘン公演とほぼ同時期に、ウィーンのムジークフェラインザールで収録された演奏は映像商品化され、ガスタイクでの演奏は残響短めの解像度の高い音ということでCD化という使い分けは人気指揮者ならではの贅沢なリリース・プランです。
 演奏はどちらもヤンソンスの芸風である起伏の豊かさとメリハリの効いた見事なもので、長丁場を飽かせず聴かせる手腕はさすが。気心知れたバイエルン放送のオーケストラとコーラスは、ヤンソンスの指揮に完璧に応え、この作品の大部分を占める抒情的な部分を陰影豊かに密度濃く仕上げ、また迫力の要求される場面では強烈なパワーで盛り上げています。

【声に力のある4人のソリスト】
おなじみのブルガリアのソプラノ、クラッシミラ・ストヤノヴァに、ドスのきいた低音の持ち主でもあるロシアのメゾ・ソプラノ、マリナ・プルデンスカヤ、アバドに若くして見出されたアルバニアのテノール、サイミール・ピルグ、そしてブルガリアのバス、オルリン・アナスタソフと、声に力のある人が揃っています。
 この作品のソリストが受け持つ独唱と重唱部分は、ともに美しい旋律と劇的な表現に恵まれ、オペラ並のパワーと宗教音楽のシリアスな表現が求められるという難物でもありますが、上記4人は大役を見事に果たし深い感銘を与えてくれます。
 鳴り物部分で知られる『怒りの日』は、実際には歌の聴きどころ満載の充実した音楽。女声二人が絶妙な絡みを聴かせる「レコルダーレ」に続き、「インジェミスコ」ではテノールのピルグの美声を聴くことができますし、次の「コンフタティス・マレディクティス」ではバスのアナスタソフが朗々とした声でオケと張り合います。
 続くラクリモサでは、プルデンスカヤが歌い始めてアナスタソフが加わり、そしてバイエルン放送合唱団がコントロールされた歌で対位法をきちんと聴かせてソリストたちのアカペラ・ブロックへとつなぎ、やがて両者のアンサンブルで重々しく『怒りの日』を終えます。
 『奉献唱』では、なんといってもテノールのピルグがゾクゾクするような美声で導入する「ホスティアス」での澄み渡った美しさが感動的です。
 ソプラノの最大の見せ場である『リベラ・メ』では、ストヤノヴァが見事な歌唱を披露、鳴り物部分や冒頭の再現、そしてどこかベルリオーズのレクィエムへのオマージュのような部分など多彩な表現が求められるオケも大活躍で、続く合唱団の見せ場であるフーガでは、バイエルン放送合唱団の実力をフルに発揮、ストヤノヴァともども作品を印象深く締めくくります。(HMV)

【収録情報】
● ヴェルディ:レクィエム

 クラッシミラ・ストヤノヴァ(ソプラノ)
 マリナ・プルデンスカヤ(メゾ・ソプラノ)
 サイミール・ピルグ(テノール)
 オルリン・アナスタソフ(バス)
 バイエルン放送合唱団
 ミヒャエル・グレーザー(合唱指揮)
 バイエルン放送交響楽団
 マリス・ヤンソンス(指揮)

 録音時期:2013年10月10,11日
 録音場所:ミュンヘン、フィルハーモニー・イム・ガスタイク
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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レクィエム マリス・ヤンソンス&バイエルン放送交響楽団、バイエルン放送合唱団(2013 ミュンヘン・ライヴ)(2CD)

CD 輸入盤

レクィエム マリス・ヤンソンス&バイエルン放送交響楽団、バイエルン放送合唱団(2013 ミュンヘン・ライヴ)(2CD)

ヴェルディ(1813-1901)

ユーザー評価 : 4点 (1件のレビュー) ★★★★☆

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発売日:2014年11月25日
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