無人島 〜俺の10枚〜 【吉田ヨウヘイgroup 連載:reddam 編】
2015年5月8日 (金)
前作『Smart Citizen』が、とりわけ耳の肥えたリスナーから高く評価され、ロングセラーを続けている吉田ヨウヘイgroup。新作アルバム『paradise lost, it begins』が早くも完成、6月3日にリリースされる。フジロック、ワンマンライブを経てより強靭となったバンド。さらにTAMTAM のフロントマンであるKuroのコーラスとして客演参加がバンドに華を添える。絶妙なバランスを保つバンドアンサンブルが、奇妙に、かつ美しいポップソングを鳴らす。
元々リスナー気質で深い造詣のあるメンバーの集合体である彼ら。今回アルバムの完成を記念して「無人島 〜俺の10枚〜」【吉田ヨウヘイgroup 連載】を実施。彼らのルーツとなる音楽を覗いてみよう。
無人島 〜俺の10枚〜 【吉田ヨウヘイgroup 連載】 一覧
『paradise lost, it begins』 吉田ヨウヘイgroup [2015年6月3日 発売]
「過去におこなってきた、無為にも徒労にも思っていた出来事たちが、ふいに意味を持ちだした瞬間を形にしたかった―。」朴訥としたフォーキーな歌としての味わい、硬質なポスト・ロックの質感、華やかな女性コーラス、そこへジャンル横断的なアイデアと、アンサンブルにおける楽器の役割を再定義する吉田ヨウヘイの作曲術。バンドの音を決定づけている西田修大の金属的な質感ながらブルーズを感じさせる巧みなギター、惜しくも解散してしまった< OK?NO! >やソロ活動と、活躍目覚ましいreddam がメイン・ボーカルを執る事も増え、岡田拓郎(森は生きている)、吉田ヨウヘイとの即興ユニット<発展>ではリーダーを務めるフルート奏者の池田若菜が、クラシックの高い素養をバンドでも活かし、アレンジャーとしての才能を本作では開花させている。それら、バンドの構築的なサウンドは、高橋恭平の躍動感溢れる力強いドラミングと星力斗によるハリのあるベースによって支えられている。個々のレベルアップしたプレイヤビリティーによって、バンドは大きく成長を遂げ、今作にはTAMTAM のフロントマンであるKuro がコーラスとして客演参加、更に美しいコーラスワークを実現している。より豊かな音楽性の下、バンドアンサンブルは強靭なものとなり、元々リスナー気質で深い造詣のあるメンバーの音楽嗜好が絶妙のバランスで融合し、現在進行形、全くオリジナルな、今しか生み出せないポップ・ソングスを作り上げた。
『paradise lost, it begins』収録楽曲
- 01. Music, you all
- 02. シェイプオブシングス
- 03. ユー・エフ・オー
- 04. サバービア
- 05. キャプテン・プロヴァーブ
- 06. フューネラル
- 07. 話を聞いたんだ
- 08. パラダイスロスト
- 09. イメージ・トレーニング
- 10. グッドニュース
- 11. 間違って欲しくない
吉田ヨウヘイgroup プロフィール
<メンバー> 吉田ヨウヘイ : vocal, guitar, alto saxophone 西田修大 : guitar, chorus 星力斗 : bass 池田若菜 : flute, chorus 高橋“TJ”恭平 : drums reddam : vocal, keyboard <サポートメンバー> kuro (TAMTAM) : vocal, trumpet ソングライターでヴォーカルを務める吉田ヨウヘイを中心として2012 年に結成された吉田ヨウヘイgroupはそのコーラスワークとバンド・サウンドと管を並列に扱ったマス・ロック的なアプローチをして、「和製ダーティ・プロジェクターズ」との異名を授かり、1st アルバム『From Now On』は熱心なリスナーから賛辞を以て迎えられる。森は生きているやROTH BART BARON といった親交の深いアーティストたちの協力を得て、2014 年『Smart Citizen』をリリース。FUJI ROCK FESTIVAL 2014(ROOKIE A-GO GO ステージ)、One Music Camp 2014 等のイベントに出演、8 月には渋谷クラブクアトロでのワンマンを成功させる。 http://yoshidayoheigroup.tumblr.com/ |
無人島 〜俺の10枚〜 【吉田ヨウヘイgroup 連載:reddam 編】
Jim O'Rourke 「Insignificance」高校生くらいの頃に出会ってからものすごい回数聴いています。自分が惹かれる音楽の要素に「ロックなかっこよさ」「ひとなつこいメロディ」「少し狂っている感じ」「優しさ」「ユーモア」などなどがあると思うのですが、そういったものが全部入っている気がする。細野晴臣 「HOSONO HOUSE」自分の部屋の神棚のような位置にこのアルバムのアナログを飾っています。 バンドに加入するときの初対面の顔合わせ数日前、「自分の好きな音楽はぜんぶ細野さんとジムさんに回収される気がする」とTwitterに書いたところ、吉田さんからおれもそうです!というメッセージが来て顔合わせが楽しみになった思い出があります。キリンジ 「3」キリンジから1枚選ぶのは酷だなと思いつつやっぱりこれでしょうか。数年前に「自分の曲でまとまった作品を作るなら宅録じゃ無理だよな、どうしようかな」とか思っていた頃に「グッデイ・グッバイ」のクレジットに名前が三人しか書いていないこと(ギター・ボーカル以外の楽器はほとんど冨田恵一さんの演奏と打ち込み)に感動してひとりでアルバムを作りました。でも「千年紀末に降る雪は」の静かで緊張感のある録音を聴くとやっぱ生っていいよねとも思います。The High Llamas 「Can Cladders」ハイラマズもどのアルバムも好きで選ぶのが難しいので最近聴いてよかったものを。女性コーラスが印象的な作品。他の作品にあまりないソウルフルなコーラスパートがあったりして好きです。最初に聴いたのがスノウバグというアルバムだったのもあって、ハイラマズは冬に聴くと最高!というイメージでしたが、暑くて頭がボンヤリするようなときにもうららかな晴れにも雨にも合うんですねー。きっと無人島で聴いても最高でしょう。Alex Chilton 「Loose Shoes and Tight Pussy」上手いけどラフなギターの音がとても好きな作品です。チルトンのギターはめちゃくちゃに上手い演奏とは違った意味で手と楽器がくっついているような感じがする。歌とギターの雰囲気がすごく似ていて、聴いていると「このひとすごくいいやつそうだなー」と思います。Laura Mvula 「Sing To the Moon」急に最近の作品ですがこれは本当によかった。イギリスの女性SSWのデビュー盤です。うまく説明ができない(ゆえにとても感動した)のですが、浅学がばれるのを恐れず自分の印象を説明するなら「アフリカン+国家+バカラック+ダープロ+オーケストラ」。でもすべてが「いい歌」でもあるのです。NRBQ 「You're Nice People You Are」NRBQのこども向けをコンセプトにしたアルバム。明るくてキュートで嫌味がない。最高。同じくこども向けソング集的な、キャロル・キングのアニメサントラ盤「Really Rosie」も大好きです。Feist 「THE REMINDER」これもものすごーく聴いたので持っていきたいです。大学で音楽サークルに入った頃、わたしが録音した「1234」の弾き語りを聴いた先輩にボーカルやってよと言われたのがいまも歌を歌っていることにつながっています。peridots 「Follow The Stars」高校生の頃に初めてライブを見てからずっと好きなミュージシャンです。歌詞もすごく好きなものがたくさんあります。音楽をやろうと思ったときにギターから入ったのですが、歌も歌いたいと思った理由にperidotsの影響もあるように思います。Perfume 「GAME」一年くらいPerfumeしか聴いてない時期がありました。 |
▼ 前作リリース時の特集も必見!未読の方は是非!
HMVがイチオシするネクストブレイクアーティスト「エイチオシ」にて絶賛大プッシュ中の吉田ヨウヘイgroup。彼らのニューアルバム『Smart Citizen』がついに到着!吉田ヨウヘイさん、森は生きているの岡田拓郎さん、さらには音楽ライターの柳樂光隆さん、三者の特別鼎談現場にお邪魔してきました!
HMVの邦楽バイヤーによる、邦楽専門アカウントです。独自の視点でオススメ作品をご紹介!特集・連載企画などもバシバシUpしていきますよ。
インディーズ最新商品・チケット情報
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
3rd album
paradise lost, it begins
吉田ヨウヘイgroup
価格(税込) :
¥2,640
会員価格(税込) :
¥2,429
まとめ買い価格(税込) :
¥2,244
入荷日未定
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2nd album
Smart Citizen
吉田ヨウヘイgroup
価格(税込) :
¥2,640
会員価格(税込) :
¥2,429
まとめ買い価格(税込) :
¥2,244
入荷日未定
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1st album
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featured item
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