古楽器管楽アンサンブル「カペラ・デ・ラ・トーレ」によるチャコーナ（シャコンヌ）

2015年9月18日 (金)

カペラ・デ・ラ・トーレ／チャコーナ

中世～ルネッサンス音楽を専門とするドイツのピリオド楽器管楽アンサンブル「カペラ・デ・ラ・トーレ」の新作は、イタリア・ルネサンス時代のチャコーナ（シャコンヌ）を中心としたアルバム。繰り返し演奏される低音旋律を軸に変化していく音楽「チャコーナ」のさまざまな楽曲を収録していますが、中には、セルパン奏者ミシェル・ゴダールの書いた作品や、ポップ・ミュジーシャンのステフィン・メリットの曲が含まれる辺りは実にユニーク。
　ピリオド楽器管楽アンサンブル「カペラ・デ・ラ・トーレ」は、2005年にミュンヘン生まれのオーボエ奏者カタリーナ・ボイムルによって結成。グループ名は、16世紀スペインの作曲家フランシスコ・デ・ラ・トーレの名前と、中世の吟遊詩人が塔から音楽を奏でた故事にちなむスペイン語の「デ・ラ・トーレ（＝塔の上から）」をかけて命名されています。
　実際に当時のニュルンベルクで活躍した音楽隊とほぼ同じ編成で、歴史的な演奏を実践する専門集団として高い評価を得ています。（HMV）

【収録情報】
● トロンボンチーノ：『辛抱強くあなたに従う』
● モンテヴェルディ：『西風がもどり』
● ファルコニエーリ：『チャコーナ』
● ミシェル・ゴダール：『Dreaming Dancers』
● オルティス：『Recercada Passamezzo』
● 作者不詳：『Passacaglia della vita』
● 作者不詳：『Un sarao de la ciaconna』
● マネッリ：『Accesso mi cuore』
● カロサ：『Alta regina』
● フォークト：『Follia leggera』
● パラッシオ：『Non quiero ser monja』
● ミシェル・ゴダール：『Folie de 1000 lumieres』
● 作者不詳：『Guardame las vacas』
● オルティス：『Recercada Romanesca』
● パラッシオ：『Muchos van deamor heridos』
● ミシェル・ゴダール：『Song for Urte』
● ファルコニエーリ：『Folia echa para mi Senora Dona Tarolilla de Carallenos』
● ファルコニエーリ：『Aria sopra la Ciaconna』
● パラッシオ：『Rodrigo Martinez』
● ステフィン・メリット：『The Book of Love』

　カペラ・デ・ラ・トーレ（ルネサンス・アンサンブル）

　録音時期：2014年11月
　録音場所：バーデン＝バーデン、南西ドイツ放送ハンス・ロスバウト・スタジオ
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）