プライスダウン! ジョナサン・ノット／シューベルト交響曲全集

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2016年6月27日 (月)

シューベルト:交響曲全集、『シューベルト・エピローグ』、『シューベルト・ディアローグ』(4SACD+2CD)
ジョナサン・ノット&バンベルク交響楽団

ハイブリッドSACD４枚から成る交響曲全曲のほか、シューベルトの素材などを使用した現代作品で構成された２枚のCD「シューベルト・エピローグ」と「シューベルト・ディアローグ」も収録したお得なセット。ボックスは縦152ミリ×横300ミリ×厚さ26ミリというサイズのユニークなものとなっています。

【３年をかけたプロジェクト】
マーラーやブルックナー、ストラヴィンスキーの高度な演奏で人気を博すジョナサン・ノット＆バンベルク交響楽団のコンビが最初に注目を浴びたのは、ベリオ、ヘンツェ、ツェンダーといった現代作曲家によるシューベルトをモティーフとした作品集「シューベルト・エピローグ」というCDと、交響曲第1番と第3番、第8番『未完成』を収めたシューベルトの交響曲集で、発売は2004年2月のことでした。以来、3年をかけて交響曲全曲を録音するとともに、「シューベルト・ディアローグ」というシューベルト関連現代作品集もリリースし、計６枚から成るシューベルト・シリーズを完成させます。

【ジョナサン・ノット】
ノットは1962年生まれのイギリスの指揮者で、ヴィースバーデンの州立歌劇場と市の音楽監督を務めるなど、ドイツの伝統的な指揮者の典型ともいえる“カペルマイスター”的なキャリアを積んできましたが、一方で彼は、現代音楽をも得意としており、アンサンブル・アンテルコンタンポランの首席客演指揮者として、多くの新作初演を手がけてきたほか、あるテーマのもと、クラシックと現代音楽をカップリングしたコンサートを制作するなど、そのユニークな姿勢が、幅広い聴衆から支持されてきました。
　2000年1月からバンベルク交響楽団の音楽監督に就任、活動が軌道に乗ってくるとレコーディングにも力を注ぐようになり、ます最初に取り組んだのがこのシューベルト・シリーズということになります。

【ノット＆バンベルクの演奏】
ノットの芸風は、カペルマイスター的な劇場人としてのキャリアと、現代音楽を得意とするという資質がうまく融合したもので、多くの情報を適切に扱うアプローチと、表現としての面白さの両立による「発見」「感動」の組み合わされた楽しみは類の無いものともいえます。
　このシューベルト・シリーズでも、交響曲では緻密で推進力に富むスタイルが貫かれており、一方では、シューベルトを引用・解体・再構成する現代作品では、その特異なサウンドにも真正面から取り組んでいるため、そうした「発見」や「感動」につながる満足感を十分に味わうことが可能です。（HMV）

【収録情報】
Disc1(SACD)
シューベルト：
・交響曲第1番ニ長調D.82
・交響曲第3番ニ長調D.200
・交響曲第7(8)番ロ短調D.759『未完成』
・交響曲第7(8)番『未完成』第3楽章冒頭断片

Disc2(SACD)
シューベルト：
・交響曲第2番変ロ長調D.125
・交響曲第4番ハ短調D.417『悲劇的』

Disc3(SACD)
シューベルト：
・交響曲第5番変ロ長調D.485
・交響曲第6番ハ長調D.589

Disc4(SACD)
シューベルト：
・交響曲第8(9)番ハ長調D.944『グレート』

Disc5(CD)「シューベルト・エピローグ」
・ベリオ：レンダリング（翻訳） (1990)
・ライマン：シューベルトのメヌエットによるメタモルフォーゼン
・ヘンツェ：『大気の息子』より管弦楽のための幻想曲『魔王』
・ツェンダー：シューベルトの合唱曲1-4（挽歌D.836、詩篇23番D.706～神は私の牧者である、ゴンドラの舟人D.809、晴れた夜D.892）
・シュヴェルツィク：ロザムンデへのエピローグ

Disc6(CD)「シューベルト・ディアローグ」
・イェルク・ヴィトマン：管弦楽のための歌 (2003)
・リーム：『現象』～シューベルトについてのスケッチ、9つの弦楽器とピアノのための (1978)
・ブルーノ・マントヴァーニ：『表情豊かに』～クラリネットと管弦楽のための (2003)
・シュネーベル：シューベルト・ファンタジア (1978/1989)

　バンベルク交響楽団
　ジョナサン・ノット（指揮）

　録音時期：2002～06年
　録音方式：デジタル