ワルター・バリリの芸術(5CD)

2016年11月18日 (金)

ワルター・バリリの芸術(5CD)

バリリ四重奏団ボックスが人気を博した英スクリベンダム・レーベルから、ワルター・バリリのセットが登場。モノラル後期にウェストミンスター・レーベルでおこなったテープ録音を中心に、15歳の時にドイツ・ポリドールで制作したSP音源なども収録した内容となっています。

ウィーン・スタイルの濃密な情感を反映した演奏で人気を博したヴァイオリニスト、ワルター・バリリは、4歳からヴァイオリンを始め、マイレッカーらに師事して才能を開花、15歳でドイツ・ポリドールにレコーディングをおこなうほどの人気を博しました。1938年、17歳の時にはウィーン・フィルに入団、1940年には19歳でコンサートマスター就任し、終戦後、1945年にはウィーン・フィルの同僚たちとバリリ四重奏団を結成しますが、1959年には右肘を痛めたために活動を停止してしまいます。(HMV)

【収録情報】

Disc1
● モーツァルト：ヴァイオリン・ソナタ第20番変ホ長調, K.58 (Anh. C23.04)
● モーツァルト：ヴァイオリン・ソナタ第17番ハ長調, K.296
● モーツァルト：ヴァイオリン・ソナタ第25番ト長調, K.301 (293a)
● モーツァルト：ヴァイオリン・ソナタ第28番ホ短調, K.304 (300c)
● モーツァルト：ヴァイオリン・ソナタ第29番イ長調, K.305 (293d)
ワルター・バリリ(ヴァイオリン)
パウル・バドゥラ=スコダ（ピアノ）
1952, Mozaartsaal, Konzerthaus, Vienna

Disc2
● モーツァルト：ヴァイオリン・ソナタ第32番ヘ長調, K.376 (374d)
● モーツァルト：ヴァイオリン・ソナタ第33番ヘ長調, K.377 (374e)
● モーツァルト：ヴァイオリン・ソナタ第35番ト長調, K.379 (373a)
● モーツァルト：ヴァイオリン・ソナタ第37番イ長調, K.402 (385a)
ワルター・バリリ(ヴァイオリン)
パウル・バドゥラ=スコダ（ピアノ）
1951, 1952, 1954, Vienna

Disc3
● モーツァルト：ヴァイオリン・ソナタ第40番変ロ長調, K.454
● モーツァルト：ヴァイオリン・ソナタ第41番変ホ長調, K.481
ワルター・バリリ(ヴァイオリン)
パウル・バドゥラ=スコダ（ピアノ）
1951, 1954, Vienna

● モーツァルト：歌劇『羊飼いの王様』からアミンタのアリア「あの人を僕は愛そう、心変わりはすまい」
ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)
ワルター・バリリ(ヴァイオリン)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
アルベルト・エレーデ(指揮)
1952, Großer Musikvereinssaal, Vienna

● ショパン（サラサーテ編曲）：夜想曲変ホ長調 op.9-2
● ヴィエニャフスキ：スケルツォ・タランテラ op.16
● ドヴォルザーク：ユモレスク第7番
ワルター・バリリ(ヴァイオリン)
オットー・A・グラーフ(ピアノ)
1936, Berlin

Disc4
● モーツァルト：協奏交響曲変ホ長調, KV.364
ワルター・バリリ(ヴァイオリン)
パウル・ドクトール(ヴィオラ）
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
フェリックス・プロハスカ（指揮）
1951, Vienna

● J.S.バッハ：ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調, BWV1041
● J.S.バッハ：ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調, BWV1042
ワルター・バリリ(ヴァイオリン)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
ヘルマン・シェルヘン(指揮)
1954, Mozartsaal, Konzerthaus, Vienna

Disc5
● ブラームス：ホルン・トリオ変ホ長調, Op.40
ワルター・バリリ(ヴァイオリン)
フランツ・コッホ(ホルン)
フランツ・ホレチェック(ピアノ)
1952, Mozaartsaal, Konzerthaus, Vienna

● ヤナーチェク：ヴァイオリン・ソナタ
● ヤナーチェク：ドゥムカ（ヴァイオリンとピアノのための）[1880]
ワルター・バリリ(ヴァイオリン)
フランツ・ホレチェック(ピアノ)
1954, Mozartsaal, Konzerthaus, Vienna

● チャイコフスキー：カンツォネッタ
● パガニーニ：ロッシニーの歌劇『エジプトのモーゼ』の主題による序奏と変奏曲
● マスネ：タイスの瞑想曲
● フォスター(ロイター、クラーフ編曲)：スワニー河
ワルター・バリリ(ヴァイオリン)
オットー・A・グラーフ(ピアノ)
1936, Berlin