ケーゲルのドイツ・レクィエム
2017年2月8日 (水)
ブラームス:ドイツ・レクィエム
ケーゲル&ライプツィヒ放送響&合唱団
マニアに人気のドイツ人指揮者、ヘルベルト・ケーゲル[1920-1990]が残した録音には、個性的な演奏も多いのですが、このブラームスのドイツ・レクィエムは、正攻法のスタイルによるたいへん優れた演奏として有名なものです。
ケーゲルは若い頃には合唱指揮者を経験していたこともあってか、合唱パートの扱いのうまさにも定評があり、このドイツ・レクィエムでも、母を失ったブラームスの深い悲しみを反映した音楽として、厳しい美しさを湛えた演奏を実現しています。
ブラームスはこの作品で敢えてドイツ語をテクストに使用していますが、ケーゲルはいかにもドイツ語的に、子音と巻き舌を大切にした発音でそのことを強く感じさせてくれるのも印象的。
ソリストも優秀です。ソプラノのマリアンネ・ヘガンデルはスウェーデン出身で当時34歳。透明な美声によるリリカルな第5曲は秀逸な仕上がりです。
バリトンのジークフリート・ローレンツはドイツ出身で当時40歳。張りのある美声で、叙情もドラマも十分な歌唱をおこなっています。
録音会場に選ばれたのは、1900年に建設されたライプツィヒのパウル・ゲルハルト教会。ネオ・ルネッサンス様式にユーゲントシュティール様式の投影された美しい教会で、高さは60メートルありますが、内部がほどよい広さということもあり、音響状態はレコーディングにも適したものとなっているのが特徴。
このケーゲルのドイツ・レクィエムでも、作品本来のイメージにふさわしい演奏を、上質なクオリティで収録することに成功しています。(HMV)
【収録情報】
● ブラームス:ドイツ・レクィエム op.45 [71:46]
第1曲「悲しんでいる人たちはさいわいである」[11:23]
第2曲「人はみな草のごとく」[13:47]
第3曲「主よ、わが終わりと、わが日の数の」[10:12]
第4曲「万軍の主よ、あなたのすまいは」[05:02]
第5曲「このように、あなたがたも今は不安がある」[07:16]
第6曲「この地上には永遠の都はない」[11:22]
第7曲「今から後、主にあって死ぬ死人はさいわいいである」[12:44]
マリアンネ・ヘガンデル(ソプラノ)
ジークフリート・ローレンツ(バリトン)
ライプツィヒ放送交響楽団&合唱団
ヘルベルト・ケーゲル(指揮)
録音時期:1985年10月
録音場所:ライプツィヒ、パウル・ゲルハルト教会
録音方式:デジタル(セッション)
声楽曲最新商品・チケット情報
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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輸入盤
ドイツ・レクィエム ヘルベルト・ケーゲル&ライプツィヒ放送交響楽団、ライプツィヒ放送合唱団
ブラームス(1833-1897)
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輸入盤
Mass, Stabat Mater: Kegel / Leipzig.rso
シューベルト(1797-1828)
ユーザー評価 : 4.5点 (3件のレビュー)
価格(税込) : ¥2,200
会員価格(税込) : ¥1,914発売日:1998年06月15日
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販売終了
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