西脇義訓&デア・リング東京オーケストラ/ブルックナー:交響曲第7番

2020年03月05日 (木) 15:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


観る点でも聴く点でも驚きの連続!
デア・リング東京オーケストラ第8弾、ブルックナー第7番


デア・リング東京オーケストラは、録音に特化して2013年にスタートしましたが、デア・リング京オーケストラは実際にホールで聴かないとわからないと、公演を望む声がオーケストラの内外から多くあり、2018年のデビュー・コンサートにつづき、2019年は2回目の公演となりました。会場は「空間力」を謳うデア・リング東京オーケストラにふさわしい、東京オペラシティコンサートホール。
 ブルックナーの交響曲第7番は、デア・リング東京オーケストラ発足当初からの大きな目標でした。奇しくも公演のあった9月4日はブルックナーの195回目の誕生日で、翌日9月5日の録音セッションは交響曲第7番がリンツ郊外の聖フローリアン修道院で完成した記念の日に当たっていました。偶然とは思えない縁に導かれデア・リング東京オーケストラの最大の夢が実現しました。
 楽譜はハース版を使用しましたが、第2楽章ではシンバルとトライアングルを入れて演奏。録音上も最大の聴きどころとなっています(シンバル、ティンパニ、トライアングルを離して配置)。
 前年(2018年)に演奏した『イタリア』は立って演奏しましたが大変好評で、ブルックナーもむしろメンバーの希望で立って演奏しました 。
 2度の公演を通じて、オーケストラは半円形でなくても演奏ができ、新たな響きや演奏の生まれる可能性があることを示す機会となりました。(販売元情報)

【収録情報】
● ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 WAB107(ハース版)


 デア・リング東京オーケストラ
 西脇義訓(指揮)

 録音時期:2019年9月4,5日
 録音場所:東京オペラシティ コンサートホール
 録音方式:ステレオ(デジタル)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.1 SURROUND
 ライナーノーツ:西脇義訓の挑戦(8)ブルックナーの音楽は「逍遥」(大原哲夫)


【ライナーノーツより】
コンサートの感想〜こんなに満たされた演奏会は初めて 福田雅光(オーディオ評論家)

「これまでにないフォーメーションで演奏するという案内に興味を持って初台に向かった。それは、クラシックコンサートの常識を打ち破る予想外の方法での演奏であった。そして、素晴らしい音に感動。こんなに満たされた演奏会は初めてである。
 各パートの旋律が明瞭で音色も美しく、管楽器の響きも冴えた音が見えたのも全体の魅力を高めた。また、空間の広がりや遠近感がはっきりして、コントラバスの低音の響きも良かった。普通のオーケストラのコンサートでは経験したことのない聴こえ方である。これなら、クラシックコンサートはもっともっと面白くなることだろう。(後略)」(販売元情報)
【第2回公演を聴いて】
不思議な高揚感と満足感 萩谷由喜子(音楽評論家)

「(前略)その生き生きとした響きは、禁欲的なのに豊穣だった。テンポの頻繁な揺らしはなく、イン・テンポといえばイン・テンポであったが、決して無表情でも平板でもなかった。穏やかな流れのあちこちに、感興の圧縮があり、弛緩があり、緊張の高まっていく過程があって、それが絶頂を迎えて解放される感動的な瞬間がいくたびもあった。
 このような演奏形態からこれほどふくよかな音響が生み出されるのか、いや、そのそもそもこんな発想があったのか、固定観念を覆す一石を投げかけてくれた、西脇氏とデア・リング東京オーケストラに心から感謝している。」(販売元情報)

【聴衆の声】
*これまでにオペラシティで聴いたオーケストラとはまったく異なり、まるで音楽の真ん中に自分がいるかのよう。非常に心地の良い、そして感動あふれるひと時を過ごした。(30代女性)
*弦楽器のピチカートで、真上に立てた弓が一斉に真横に動く光景は圧巻。3楽章、突然西脇さんが指揮を辞めドキドキした。演奏者の皆さんを信じているからできることなのでしょう。(30代女性)
*オペラシティで数々のオーケストラを聞いてきましたが、いつもと違う感じに包まれ、気持ちよく 興奮しました。(70代男性)
*やわらかで調和のとれた音の響きがなんとも心地よく聞き入った。絵に喩えると暖色系を中心に混ぜた色に、ちょっと白(シルバーホワイト)を混ぜたような穏やかで品のある演奏。(70代男性)
*バイロイトには2度行ったが、デア・リング東京オーケストラの過度にならない音量や、透明感のある深い響きに包まれる感覚は、たしかにバイロイト・サウンドを想起させる。(70代男性)
*ブルックナーの2楽章の盛り上がりで震えました。それにしても観る点でも聴く点でも驚きの連続で、たいへん刺激になりました。(50代男性)
*一番最初の音の響きが空間に広がり渡った感じに「うおおーっっ」と叫びそうな衝撃を受けた。演奏者たちが、音をお互いにすごくよく聞いて演奏している様子が興味深かった。(50代女性)
*すばらしい響きでした。若いメンバーなのに、成熟したゲヴァントハウスのような豊かなブレンドでした。(70代男性)
*西脇さんの目指す新しいオーケストラ表現はまさに空間に、立体的に音が噴き出す感触です。他の指揮者では出来ない世界です。(80代男性)(販売元情報)
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