ボン・ジョヴィ、エアロスミス、KISSなどの世界的大ヒットの生みの親 デズモンド・チャイルドの原点― 「デズモンド・チャイルド & ルージュ」のアルバム2タイトルが最新リマスタリングで再発

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稀代のヒットメイカー、デズモンド・チャイルドの原点　忘れじのディスコポップグループ「デズモンド・チャイルド & ルージュ」のアルバム2タイトルが最新リマスタリングで再発

ボン・ジョヴィ「You Give Love a Bad Name」「Livin' on a Prayer」、エアロスミス「Angel」「Crazy」、KISS「I Was Made For Lovin' You」「Heavin's On Fire」など数々の世界的大ヒットの生みの親として名を馳せているグラミー賞ソングライター、デズモンド・チャイルド。

ハードロックアクトのほか、リッキー・マーティン、マイケル・ボルトン、シェール、シンディ・ローパー、ケイティ・ペリーといったポップアーティストから、キャリー・アンダーウッドやガース・ブルックスなどのカントリー系アーティスト、さらにはカーミット・ザ・フロッグまで、ジャンルを超えて幅広く楽曲を提供、共作、コラボレーションしてきた稀代のヒットメイカー、デズモンドが、まだキャリアの駆け出しにあった70年代後半に、マリア・ヴィダル、ミリアム・ヴァイル、ダイアナ・グラッセリという女性シンガー3人と共に結成したディスコポップグループ「デズモンド・チャイルド & ルージュ」。

Our Love Is Insane

The Night Was Not

デズモンド・チャイルド & ルージュは、ニューヨークのクラブを中心にライヴ活動を行ない、当初はデズモンドのピアノをバックに、メンバー4人が時にはマイク1本を囲みながら息の合った美しいハーモニーとポップなメロディを聴かせるスタイルだったが、話題を集めていくうちに、ミュージシャンを加え、ロック、ポップス、ガールポップ、ダンス、ラテン、パンクなどの要素を採り入れた幅広い音楽性を披露していく。そうして彼らはニューヨークのウェストヴィレッジにある一流クラブ「Reno Sweeney」でビッグネームのオープニングアクトを務めるようになった。

今回、1978年のデビュー作『Desmond Child & Rougue』、翌79年の2作目『Runners In The Night』という2枚のアルバムが最新リマスタリングで再発される。いずれも一時代を築いた天才ヒットメイカー、デズモンド・チャイルドの原点をうかがい知ることができるポップロック〜ディスコポップのロストジェムズと言えるだろう。グループ解散後デスモンドは、KISSのポール・スタンレーと「I Was Made for Lovin' You」「Heaven's On Fire」を共作し、ヒットソングライターへの道を歩み始めることとなる。

Desmond Child & Rougue / Desmond Child & Rougue (1978)

全米TOP40ヒットとなったディスコポップナンバー「Our Love Is Insane」を収録。美しいハーモニーにも耳を奪われるメロディアスなポップから、ディスコテイストのナンバーまで、東海岸のポップロックサウンドが満載の1枚。

収録曲

Runners In The Night / Desmond Child & Rougue (1979)

前作に比べるとディスコやソウルの要素は薄くなり、よりポップロック色が強くなったと言えるアルバムだが、彼らの持ち味である美しいハーモニーとキャッチーなメロディはそのまま。さらにアルバムの所々に後のデスモンドの活躍を予感させるメロディアスなハードロックサウンドが散りばめられている。また「The Night Was Not」は、映画『TIMES SQUARE』にも使用された。

収録曲

 

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