ペシャ、カサール/リスト編曲2台ピアノ版ベートーヴェン第9
2020年10月15日 (木) 13:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
まるでオーケストラのような迫力と色彩感。
ペシャとカサール超絶デュオによるリスト編『第9』
ベートーヴェン・イヤーの2020年、さまざまなディスクが登場していますが、もうひとつの豪華注目盤が登場します。リストが2台ピアノ用に編曲した第9を、スイスの若手ペシャとフランスのベテラン、カサールが今年2020年1月にセッション録音。
そもそもは、ベートーヴェン・イヤーに何をやろうかと思案していたカサールが、ハルモニア・ムンディからリリースされていたミシェル・ダルベルトが弾くリスト編曲の田園交響曲を聴き、ヒントを得たとのこと。第9にそそられましたが、独奏版よりも効果的で迫力ある2台版を選び、昔この曲を演奏したことがあるというペシャとの録音が実現しました。
ペシャはかつて経験のある第1ピアノを、カサールは第2ピアノを担いましたが、両方とも恐るべき難曲で体力的にも奏者を疲労困憊されるだけでなく、オーケストラの各楽器や声楽までピアノで表現するため、音色の変化やペダリングにも細心の注意が必要です。それゆえ準備に1年かけ、何度も合わせたうえでの録音となりました。
ペシャは小津安二郎の映画を熱愛し、その影響がバッハ演奏解釈にも現われていると自認していますが、第9にも現われているか興味津々。また歌手の伴奏にも定評のあるカサールはさすが声楽を熟知していて、フィナーレの独唱も合唱もまるで声のように耳へ届きます。ピアノはカサール鍾愛のベヒシュタインを使用。深みのある美しい響きにも注目。(輸入元情報)
【収録情報】
● ベートーヴェン/リスト編:交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』(2台ピアノ版)
セドリック・ペシャ(ピアノ)
フィリップ・カサール(ピアノ)
使用楽器:ベヒシュタイン
録音時期:2020年1月20-25日
録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
輸入盤・日本語帯・解説付
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