河村尚子/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26、27、29番

2020年11月26日 (木) 18:29 - HMV&BOOKS online - クラシック


しなやかな身ぶりで、鋼のように構築されていく音楽のアーキテクト

河村尚子が2年がかりで取り組んだ「ベートーヴェン・プロジェクト」での実り多い成果を刻み込んだ3枚目にして完結編となるアルバムです。河村のベートーヴェンは「新しいベートーヴェン像が目の前で確立されているような感懐を覚える決定的演奏」と絶賛されており、この作曲家に積み重ねられてきた伝説のヴェールを剥ぎ取り脱神話化を図るかのような河村のアプローチが全く新しい解釈として高く評価されています。
 32曲のソナタ中最大の規模と複雑さで知られる第29番『ハンマークラヴィーア』のほか、後期の入り口にあって独特の深みが魅力的な第27番、それに各楽章に「告別」「不在」「再会」という表題が付された第26番の3曲。あらゆる音符がしなやかに息づき、気品ある歌心が聴く者の心を捉えます。サントリー音楽賞やCDショップ大賞を受賞するなど、評価を急速に高めつつある河村ならではの密度の濃い演奏は、ベートーヴェン・イヤーのトリを飾る大きな話題になること必至です。(メーカー資料より)


【収録情報】
ベートーヴェン:
● ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 Op.81a『告別』
● ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90
● ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106『ハンマークラヴィーア』


 河村尚子(ピアノ/ベーゼンドルファー280VC)

 録音時期:2020年7月19-21日
 録音場所:ブレーメン、ブレーメン放送ゼンデザール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO

 プロデューサー:フィリップ・ネーデル(ベルリンb-sharpミュージック&メディア・ソリューションズ)
 エンジニア:ミヒャエル・ブラマン
 調律:ゲルト・フィンケンシュタイン

【河村尚子】
ハノーファー国立音楽芸術大学在学中の2006年ミュンヘン国際コンクールで第2位を受賞、翌年、クララ・ハス
キル国際コンクールで優勝を飾り、一躍世界の注目を浴びる。ドイツを拠点に、欧州で積極的にリサイタルを行う傍ら、ウィーン響、バイエルン放送響、チューリッヒ・トーンハレ管、サンクトペテルブルク・フィルなどと共演。室内楽では、C.ハーゲン(チェロ)とのデュオで知られるほか、M.ホルヌング(チェロ)とロンドン・ウィグモアホール、R.オルテガ・ケロ(オーボエ)とニューヨーク・カーネギーホールにデビューするなど、同世代の実力派アーティストたちとも積極的な活動を展開している。
 日本では、2004年東京フィル定期演奏会でデビュー。P.ヤルヴィ指揮NHK響など国内主要オーケストラと共演を重ねる傍ら、フェドセーエフ指揮モスクワ放送響、ルイージ指揮ウィーン響、ヤノフスキ指揮ベルリン放送響、ビエロフラーヴェク指揮チェコ・フィルなどの日本ツアーに参加。その他、ノリントン、インバル、ラザレフ、テミルカーノフなど多くの指揮者から度々再演の指名を受けている。
 文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞、新日鉄音楽賞、出光音楽賞、日本ショパン協会賞、井植文化賞、ホテル・オークラ賞を受賞。主なCDに「夜想(ノットゥルノ)〜ショパンの世界」「ショパン:ピアノ・ソナタ第3番&シューマン:フモレスケ」「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番&チェロ・ソナタ」ほか、2018年4月にリリースした最新譜「ショパン:24の前奏曲&幻想ポロネーズ」がある(RCA Red Seal)。2018年5月より2シーズンにわたり、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ・プロジェクトを日本各地で展開し、高評を得ている。これまで、ウラディーミル・クライネフ、澤野京子、マウゴルジャータ・バートル・シュライバーの各氏に師事。現在、ドイツ・エッセンのフォルクヴァング芸術大学教授。(メーカー資料より)
ピアノ・ソナタ第29番『ハンマークラヴィーア』、第26番『告別』、第27番 河村尚子

SACD

ピアノ・ソナタ第29番『ハンマークラヴィーア』、第26番『告別』、第27番 河村尚子

ベートーヴェン(1770-1827)

価格(税込) : ¥3,300

会員価格(税込) : ¥3,036

まとめ買い価格(税込) : ¥2,805

発売日: 2020年12月16日

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