リニョル/バス・ド・ヴィオールによるバッハ:無伴奏チェロ組曲(2CD)

2021年04月22日 (木) 17:33 - HMV&BOOKS online - クラシック


フランスの宮廷楽器ヴィオールによるフランス式組曲の無伴奏!

バッハの『無伴奏チェロ組曲』は、イタリア由来の楽器であるチェロのための作品ながら、ヴェルサイユに宮廷を構えたフランス王室に由来するフランス流の舞踏組曲形式で構成されています。17世紀にリュートやヴィオール、クラヴサンなどの演奏家=作曲家たちが好んだ形式ですが、この点について徹底してフランス古楽の側からアプローチを試みたユニークかつ高水準なアルバムが登場しました。
 ルイ14世やバッハの時代にも使われていたフランスの歴史的建造物を録音の舞台に、バス・ド・ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)を用いてこの作品全曲を録音したのは、フランス出身の名手ミリアム・リニョル。ヴィオール界の大御所フィリップ・ピエルロの主宰するリチェルカール・コンソートや、フランス古楽シーンの最前線を行く気鋭団体ピグマリオン、アンサンブル・コレスポンダンスなどで中心メンバーとして活躍中であるほか、川久保洋子、ジュリアン・ヴォルフスらとの室内楽グループ「レ・タンブル」の一員としても数々のディスクで高評価を博してきた俊才です。
 これらの組曲が「なぜヴィオールで演奏されるのか」については、ライプツィヒ・バッハ協会の名誉会員ジル・カンタグレルやリニョル本人による解説でも説明されていますが、何より演奏解釈そのものが圧倒的な説得力に満ちていて、さながらバッハが当初からこの楽器とフランス音楽らしさを意識していたのではないかと思えてくる仕上がり。考え抜かれた曲順も効果絶大で、このあまりに有名な傑作を新たな角度から見つめ直す絶好の機会となるでしょう。20年ほど前にリリースされた、イタリアの名手パオロ・パンドルフォによるガンバ版とも異なる視点からの「フランス流儀のバッハ無伴奏」。「ALPHA」レーベルで創設初期から活躍してきた敏腕技師アリーヌ・ブロンディオの適切なエンジニアリングも光る逸品です。

※各組曲は移調されていますが、ピッチが標準よりもほぼ全音低いため、第1、2、3、5組曲については、ほぼ原調で響きます。(輸入元情報)

【収録情報】
J.S.バッハ:バス・ド・ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)による無伴奏チェロ組曲 全曲


Disc1
● 組曲第3番ニ長調(原調:ハ長調) BWV.1009
● 組曲第2番ホ短調(原調:ニ短調) BWV.1008
● 組曲第4番ト長調(原調:変ホ長調) BWV.1010

Disc2
● 組曲第6番ハ長調(原調:二長調) BWV.1012
● 組曲第5番ニ短調(原調:ハ短調) BWV.1011
● 組曲第1番イ長調(原調:ト長調) BWV.1007

 ミリアム・リニョル(バス・ド・ヴィオール=ヴィオラ・ダ・ガンバ/ピッチ A=400 Hz)

 録音時期:2020年11月16-21日
 録音場所:フランス、ヴェズレー、シテ・デ・ラ・ヴォワ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
無伴奏チェロ組曲 全曲 ミリアム・リニョル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)(2CD)

CD輸入盤

無伴奏チェロ組曲 全曲 ミリアム・リニョル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)(2CD)

バッハ(1685-1750)

価格(税込) : ¥5,060

会員価格(税込) : ¥4,007

まとめ買い価格(税込) : ¥3,795

発売日: 2021年06月10日

無伴奏チェロ組曲 全曲 ミリアム・リニョル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)(2CD)(日本語解説付)

CD

無伴奏チェロ組曲 全曲 ミリアム・リニョル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)(2CD)(日本語解説付)

バッハ(1685-1750)

価格(税込) : ¥4,950

まとめ買い価格(税込) : ¥4,207

発売日: 2021年06月11日

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