ネーヴェル&ウエルガス・アンサンブル/ポリフォニストの風景(2CD)
2022年01月24日 (月) 18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
ウエルガス・アンサンブル創立50周年記念アルバムは、
フランドル楽派1400-1600年のポリフォニー音楽を探求。
フランドルの風景写真を掲載した美しいブックレット添付。
ルネサンス期のポリフォニー音楽の美を追求するパウル・ヴァン・ネーヴェルとウエルガス・アンサンブル。アンサンブル創立50周年を記念するアルバムは、14世紀から16世紀にかけてのフランドル楽派のポリフォニー音楽の多様性を示す2枚組。収録されているのは、ビュノワ、ゴンベール、ジョスカン・デ・プレなどの優れた作曲家の作品で、さらにあまり知られていないジョスカン・バストン、ジャン・レリティエ、ジャン・ムートンなどの注目に値する作曲家も含まれています。
ベルギーの合唱団であるウエルガス・アンサンブルは、フランドル楽派の音楽の演奏・研究の権威で創設者であるパウル・ヴァン・ネーヴェルの指揮の下、ルネサンス音楽を中心とした録音で現代演奏の基礎をつくったと言っても過言ではありません。これまで数多くの未知の傑作から、独創的なプログラミングによるコンサートやアルバムを作り出しており、2021年には設立50周年を迎えリリースしたアルバム『アルビオン〜中世イングランドのポリフォニー』では、「卓越したボーカル・テクニックと夢のような創造力によってすべてを生き生きと脈動させた」と独フォノ・フォルム誌から5つ星のレビューを受けました。
ネーヴェルは、フランドル楽派の領土を20年以上旅行し、各地のさまざまに個性的な風景を写真に収めてきました。その写真コレクションの中から収録作品や作曲家と関連の深い大聖堂やその周辺の風景を写した24枚がブックレットに掲載されています。歴史的な建築や風景を見ながら音楽を聴くことで、聴き手は14世紀から16世紀のフランドル楽派の音楽の旅へと導かれるのです。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
● ヨハン・シモン・ド・アスプロワ[c.1360-1428]:ヴィルレー『私の甘い恋』 (3声)
● アントワーヌ・ビュノワ[c.1430-1492]:ロンドー『Bel Acueil』(1,2,3声)
● ヨハネス・オケゲム[c.1420-1497]:『ミサ・カプト』〜サンクトゥス (4声)
● ジョスカン・デ・プレ[c.1455-1521]:シャンソン『恋に悩む心』(5声)
● ジョスカン・デ・プレ[c.1455-1521]:ミサ『不幸が私を打ちのめす』〜アニュス・デイ(4,2,6声)
● アントワーヌ・ド・フェヴァン[c.1470-1511]:『聖木曜日の哀歌』〜レクティオI (4声)
● ジャン・ムートン[c.1459-1522]:哀歌『Qui ne regrettoit le gentil Fevin』(4声)
Disc2
● ニコル・デ・セリエ・ド・エイダン[c.1490-1538]:モテット『Parasti in dulcedine tua』(5声)
● ジャン・レリティエ[c.1480-1552]:モテット『主は語った』(9声)
● ジョスカン・バストン[c.1495-1550]:シャンソン『思い出が私を慰める』(5声)
● ピエール・ド・マンシクール[c.1510-1564]:ミサ『聖霊来たりたまえ』〜アニュス・デイ(6声)
● ニコラ・ゴンベール[c.1495-1560]:シャンソン『悲惨な日』(5声)
● ニコラ・ゴンベール[c.1495-1560]:『復活祭ミサ』〜アニュス・デイ(6,12声)
ウエルガス・アンサンブル
パウル・ヴァン・ネーヴェル(指揮)
録音時期:2021年3月3日
録音場所:ベルギー、アントワープ
録音方式:ステレオ(デジタル)
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