ルガーノのフルトヴェングラー(2SACD)

2022年01月28日 (金) 18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


フルトヴェングラーの1954年ルガーノ・ライヴが2枚組SACDハイブリッド盤で登場!
世界初出LPのマスターテープから全3曲を完全復刻!
「最晩年のフルトヴェングラーの心の中を垣間見るような『田園』」
「フルトヴェングラーのみならず、すべてのモーツァルトの演奏の中でも特筆大書すべき、
屈指の名演『K.466』」・・・宇野功芳の名解説も全文を掲載!


1954年の11月30日に世を去る大指揮者が咲かせた最後の花々。この年の5月、フルトヴェングラーはベルリン・フィルを率いて最後の演奏旅行に出ました。4日にパリ・オペラ座で『運命』『未完成』などを指揮、14日にはトリノでブラームスの第3ほかを振り、15日にはルガーノのテアトロ・アポロで(前半に)ベートーヴェンの『田園』、(後半に)モーツァルトのピアノ協奏曲第20番、R.シュトラウスの『ティル』を演奏しています。このルガーノにおける全曲の実況録音を収めたのが本ディスクです。
 しかもこのディスクのマスターは(イタリア・チェトラが発売した)世界初出LPと同じ、ミラノ・ディスコスが制作したアナログ・テープ(1/4インチ幅、秒速38cm)。もともと非常に良好な音質をキング関口台スタジオで最新デジタル・リマスタリングによりさらに改善、2枚組のSACDハイブリッド盤として発売します。

【発売履歴】
世界初出となったのがイタリア・チェトラの2枚組LP(LO529)。その音源(マスターテープ)からキングレコードが、『田園』はLP:SLF-5017〜8(1980.6)、 K17C-9419(1984.10)、KIJC-2014〜5(1992.3.5)、CD:K35Y-44(1980)、KICC-2295(1993.7.21)、KICC-1267(2016.6.22)で発売。K.466はLP:SLF-5017〜8、K17C-9424(1984.10)、KIJC-2014〜5、CD:K33Y-192(1986.10.5)、KICC-2295、KICC-1267で発売。『ティル』はLP:SLF-5017〜8、K17C-9424、KIJC-2014〜5で発売しましたが、CD化はされておりませんでした。

これまでキングレコードから何回も発売を繰りかえしてきた名盤ですが、そのきっかけとなったのは1980年の最初から執筆された宇野功芳の名解説(7000字)。今回初めてCD化される『ティル』も含めて、その貴重な全文をブックレットに転載します。

【宇野功芳 ライナー・ノーツより】
「(田園は)最晩年のフルトヴェングラーの心の中を垣間見るような演奏なのだ。彼の心の中はこれほどまでに淋しかったのだ。それがぼくを共感させるのである。」
「(モーツァルトのK.466は)1954年におけるフルトヴェングラーの代表盤のひとつであり、彼は最晩年に至って初めて理想のモーツァルトを鳴らし得たのであった。」
「(ティルは)演奏だけに焦点を当てれば、ぼくは第1にこの1954年のベルリン盤を採りたいのである。」(販売元情報)

【収録情報】
Disc1
1. ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』

Disc2
2. モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
3. R.シュトラウス:交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』 Op.28


 イヴォンヌ・ルフェビュール(ピアノ:2)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

 録音時期:1954年5月15日
 録音場所:ルガーノ、テアトロ・アポロ
 録音方式:モノラル(ライヴ)
 SACD Hybrid

 日本語帯・解説付(解説:宇野功芳)
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