【発売】ハーゼルベック＆ウィーン・アカデミー管／『帝国の音楽』（14CD）

2022年06月14日 (火)　18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック

オルガン奏者にして指揮者のハーゼルベック
モーツァルト、ビーバー、シュメルツァーらの作品のほか
フックスやポルポラの貴重な作品をおさめたボックスが登場！

オルガン奏者にして指揮者のハーゼルベックが1985年に設立したオーケストラ、ウィーン・アカデミー管弦楽団による貴重な録音のボックスが登場。ウィーン・アカデミー管は「HIP」にこだわったスタイルで知られており、バロックからロマン派まで（珍しい作品もふくむ）非常に意欲的に取り組んでいます。
　このボックスは、ハプスブルク家にゆかりのある音楽をあつめています。ハーゼルベックがこうした音楽に着目するきっかけは、自身が1976年、ハプスブルク家が重要な行事礼拝をおこなった教会でもあるアウグスティーナー教会のオルガン奏者に就任、さらに1978年にはホーフブルク王宮礼拝堂のオルガン奏者に就任したことによります。礼拝堂のライブラリーには、シュメルツァーやビーバー、フックス、さらには音楽を愛した皇帝たちの作品の楽譜など貴重な資料が多数おさめられておりました。このボックスには、ハーゼルベックとウィーン・アカデミー管が1989年から1999年にかけておこなった録音の中から、フックスのオラトリオや、ポルポラのオラトリオなどの貴重な作品から、音楽を愛したヨーゼフ1世[1678-1711]やフェルディナンド3世[1608-1657]、レオポルト1世[1640-1705]による作品までが含まれています。どれも非常に丁寧な演奏。
　レツボールや若きトーマス・ハンプソンが参加しているものもあり、大注目のボックスです！（輸入元情報）

【収録情報】

Disc1『Battaglia und Balletto～戦争とバレエ　ウィーンのバロック音楽』
シュメルツァー：
● 皇帝風セレナードのためのハ調によるアリアを伴うソナタ
● 音楽による剣術の学校
● フェルディナンド3世の死によせるラメント
● アリアをともなうセレナータ

ビーバー：
● 6声のソナタ『Pauernkirchfahrt』
● トランペット、弦と通奏低音のための5声のソナタ
● バターリャ（1673）
● セレナード『Nachtwaechter』

ポリエッティ：
● Das Henner und Hannerngeschrayに基づくカンツォンとカプリッチョ

ヴェイハノフスキ：
● ソナタ・ラ・ポスタ
● ヴァイオリン、トランペット、トロンボーンと通奏低音のためのソナタ
● 8声のソナタ

　グナール・レツボール（ヴァイオリン）
　アンドレアス・ラックナー（ソロ・トランペット）、他
　ウィーン・アカデミー管弦楽団
　マルティン・ハーゼルベック（指揮）

　録音：1995年5月

Disc2
フェルディナンド3世：
● 聖歌『Jes Redemptor omnium』
● 4声の聖歌『Deus Tuorum』
● 8声の聖歌『Hamanae Salutis』

シュメルツァー：
● フェルディナンド3世の死のラメント

皇帝ヨーゼフ1世：
● カンタータ『レジーナ・チェリ』

皇帝レオポルト1世：
● ソナタ・ピエナ
● 『Laudate Pueri』

　リンダ・ペリッロ（ソプラノ）
　イェルク・ヴァシンスキ（ソプラノ）
　ダヴィド・コルディエ（カウンターテノール）
　ヘニング・フォス（カウンターテノール）
　アキム・クラインライン（テノール）
　ウルフ・ベストライン（バス）
　マルコス・フィンク（バス）
　ウィーン・アカデミー管弦楽団
　マルティン・ハーゼルベック（指揮）

　録音：1997年10月

Disc3『レオポルト1世の宗教音楽』
● モテット
● ミゼレーレ
● 3つの晩課

　イェルク・ヴァシンスキ（ソプラノ）
　ダヴィド・コルディエ（カウンターテノール）
　ヘニング・フォス（カウンターテノール）
　アキム・クラインライン（テノール）
　マルコス・フィンク（バス）
　ウィーン・アカデミー管弦楽団
　マルティン・ハーゼルベック（指揮）

　録音：1997年10月14-16日

Disc4
ケルル：オルガン作品集
1. Toccata fur Orgel Nr. 1
2. Canzona fur Orgel Nr. 3
3. Toccata sive ricercata in Cylindrum phonotacticum transferenda
4. Passacaglia mit Variationen
5. Magnificat im 2. Ton
6. Canzona fur Orgel Nr. 6
7. Halter Der steyrische Hirth (Capriccio)
8. Variazioni Schmidt
9. Capriccio sopra Cucu
10. Toccata fur Orgel Nr. 8
11. Magnificat im 4. Ton
12. Toccata fur Cembalo Nr. 4 (Toccata cromatica con durezze e ligature in E)
13. Canzona fur Orgel Nr. 4
14. Toccata fur Orgel Nr. 5 (Tutta de Salti)
15. Ciaccona mit Variationen
16. Battaglia

　マルティン・ハーゼルベック（クロスターノイブルク修道院、祝祭オルガン）
　スコラ・オブ・ザ・ヴィエナ・インペリアル・チャペル
　フーベルト・ドプ（合唱指揮）

　録音：1992年10月

Disc5
フックス：
● Victimae paschali laudes（セクエンツ）
● キリストの聖体のミサ
● Plaudite, Sonat Tuba（モテット）
● Paries Quindem Filium（モテット）

　ダヴィド・コルディエ（アルト）
　ドリュー・ミンター（カウンターテノール）
　ヨハンネス・クム（テノール）
　クラウス・メルテンス（バス）
　ウィーン・アカデミー管弦楽団
　マルティン・ハーゼルベック（指揮）

　録音：1997年5月19-22日

Disc6-7
● フックス：La Deposizione dalla Croce di Gesu Cristo Salvator Nostro（われらが救世主イエス・キリストが十字架からおろされるとき）

　ドロテア・レシュマン（聖母マリア）
　ソイレ・イソコスキ（マグダラのマリア）
　デレク・リー・レイギン（エヴァンゲリスト）
　ヘルムート・ヴィルトハーバー（ジュゼッペ・アリマテオ）
　フランツ＝ヨゼフ・ゼーリヒ（ニコデモ）
　ザンクト・フローリアン少年＆男声合唱団（合唱指揮：フランツ・ファルンベルガー）
　ウィーン・アカデミー管弦楽団
　マルティン・ハーゼルベック（指揮）

　録音：1992年9月

Disc8-9
● フックス：Il fonte della salute（健康の泉）

　小池久美子（ソプラノ）
　リンダ・ペリーリョ（ソプラノ）
　ウルスラ・フィードラー（ソプラノ）
　ヘニング・フォス（カウンターテノール）
　ヨハンネス・チュム（テノール）
　ヴォルフガング・ヴァンクル（バス）
　ウィーン・アカデミー管弦楽団
　マルティン・ハーゼルベック（指揮）

　録音：1999年3月、4月

Disc10-11
● ポルポラ：オラトリオ『ギデオン』

　カイ・ヴェッセル（ギデオン）
　ウルフ・ベストライン（ヨアス、ギデオンの父）
　リンダ・ペリッロ（ソプラノ）
　ヘニング・フォス（カウンターテノール）
　イェルク・ヴァシンスキ（カウンターテノール）
　ヨハンネス・クム（テノール）
　コリン・メイソン＆ベルント・ランバウアー（合唱ソロ）
　ヴォーカル・アンサンブル・ノヴァ（合唱指揮：コリン・メイソン）
　ウィーン・アカデミー管弦楽団
　マルティン・ハーゼルベック（指揮）

　録音：1998年4月

Disc12
モーツァルト：
● ミサ曲ハ長調 K.317『戴冠式ミサ』
● 聖墓の音楽 K.42～ソプラノ、バス、混声合唱、オルガン、管弦楽のためのカンタータ
● 教会ソナタヘ長調 K.244
● 教会ソナタ変ホ長調 K.67
● 教会ソナタハ長調 K.329

　エディス・ウィーンズ（ソプラノ）
　ベルナルダ・フィンク（アルト）
　ヴェルナー・ホルヴェーク（テノール）
　トーマス・ハンプソン（バリトン）
　コンチェントゥス・ヴォカリス
　ウィーン・アカデミー管弦楽団
　マルティン・ハーゼルベック（指揮）

　録音：1990年6月

Disc13
モーツァルト：オルガン作品集
● ファンタジアヘ短調 K.608
● ファンタジアヘ短調 K.594
● アンダンテヘ長調 K.616
● 序曲ハ長調（K.399より）
● ジーグト長調 K.574
● アダージョハ長調 K.536
● フーガト短調 K.154
● フーガ変ホ長調 K.153
● フーガト短調 K.401

　マルティン・ハーゼルベック（オルガン／イタリア、ボルツァーノ、ブレッサノーネ大聖堂）

　録音：1989年9月

Disc14『レオポルト2世の戴冠礼拝の音楽の再現』
● モーツァルト：ミサ・ソレムニス K.337
● 作曲者不明：Asperges me
● アルブレヒツベルガー：Veritas mea（グラドゥアーレ（奉献唱）ハ長調）
● モーツァルト：モテットハ長調 K.Anh.121『Splendente te, Deus』
● マルティーニ：トッカータハ長調
● M.ハイドン：タントゥム・エルゴト長調
● サリエリ：テ・デウム（戴冠式のための）
● リネク：KronungsIntraden ハ長調
● グレゴリオ聖歌より

　ルート・ツィーザク（ソプラノ）
　エリーザベト・フォン・マグヌス（アルト）
　ヘルムート・ヴィルトハーバー（テノール）
　ゴットフリート・ホーニック（バリトン）
　ヘルムート・ヒュットラー（カントール）
　ミヒャエル・ヤンコヴィッチ（カントール）
　ペーター・イェロジッツ（カントール）
　ウィーン王立礼拝堂学生合唱団（合唱指揮：フーベルト・ドプフ）
　ヒューゴ・ディストラー合唱団
　インゴマール・ライナー（ポジティフ・オルガン）
　ウィーン・アカデミー管弦楽団
　マルティン・ハーゼルベック（指揮）

　録音：1992年4月