上野通明/バッハ:無伴奏チェロ組曲(2CD)

2022年09月08日 (木) 18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


2021年ジュネーヴ国際コンクール・チェロ部門優勝、上野通明
堂々のバッハで登場! 驚異的なまでに自然で伸びやかな音楽!


2021年にジュネーヴ国際コンクール・チェロ部門で日本人初の優勝を果たした上野通明が、J.S.バッハの『無伴奏チェロ組曲』全曲録音に挑みました。本盤において若き上野は、あらゆるチェリストが聖典と崇めるこの曲集を堂々と奏で、早くもその芸術的個性を存分に発揮しています。楽器との一体感、その弓と楽器から湧き上がるインスピレーションに満ちた音楽性、自然なフレージング、そして伸びやかな音色。おどろくまでに自然で伸びやかなバッハの登場です!

【上野通明のコメント(ライナーノートより)】
「〜実は、私はヨーヨー・マが《無伴奏チェロ組曲》を弾く映像を観てチェロを習いたいと思いました。4歳の時です。最初のうち、両親はただの気まぐれだと信じて疑いませんでしたが……。以来私は、《無伴奏チェロ組曲》に20年間、親しんできました。家族で違う国に引っ越すたびに、チェロの先生が変わりましたが、どの先生も私の《無伴奏チェロ組曲》の勉強にその都度、寄り添ってくださいました。バッハの音楽によって育まれた私には、今回のアルバムで《無伴奏チェロ組曲》以外のレパートリーを取り上げることは考えられませんでした。
今回の演奏が、この曲集に対する現在の私の理解を示すものでしかないことは自覚しています。もしかすると私は数年後に、この演奏に不満を抱くかもしれません……。とはいえ、これから先も一生“これでバッハの演奏は完結した”と 断言することなどできないと自分は思っています。〜」

上野の今、そして輝かしく開かれた無限の可能性を感じさせる、驚異的なまでに自然で音楽的なバッハです!(輸入元情報)

【収録情報】
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 全曲

Disc1

● 第1番ト長調 BWV.1007(17:20)
● 第4番変ホ長調 BWV.1010(23:47)
● 第5番ハ短調 BWV.1011(24:24)

Disc2
● 第2番ニ短調 BWV.1008(19:51)
● 第3番ハ長調 BWV.1009(21:11)
● 第6番ニ長調 BWV.1012(28:13)

 上野通明(チェロ)

 録音時期:2021年11月24-26日(Disc2)、2022年5月3-7日(Disc1)
 録音場所:ドイツ、ホンラート福音教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

 制作レーベル:LA DOLCE VOLTA
 輸入盤・日本語帯・解説付き

【上野通明(うえの・みちあき)】
1995年11月、パラグアイ生まれ。5歳の時に日本でチェロを学びはじめ、2001年にバルセロナへ移ってからは同地でイニャキ・エチェパレに師事した。2004年に日本へ帰国後は、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コース全額免除特待生として毛利伯郎に師事。2015年、オランダの名チェリスト、ピーター・ウィスペルウェイに招かれ19歳で渡独。デュッセルドルフ・ロベルト・シューマン音楽大学で更なる研鑽を積んだ。2021年からはベルギーのエリザベート王妃音楽院にも在籍し、ゲーリー・ホフマンとイェルーン・ロイリングに師事。
2007年、11歳の時に、東京のサントリーホールでラロのチェロ協奏曲のソリストを務め、協奏曲デビューを飾った。2009年、13歳の時には、若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクールで全部門を通じて日本人初の優勝者となった。翌年、ルーマニア国際コンクールの史上最年少の優勝者となり、あわせてルーマニア大使館賞、ルーマニア・ラジオ文化局賞を受賞。2014年にはヨハネス・ブラームス国際コンクールで優勝。2021年、ジュネーヴ国際コンクールのチェロ部門で日本人初の優勝を果たし、ヤング・オーディエンス賞を含む三つの特別賞も贈られた。(輸入元情報)
1件中1-1件を表示
表示順:
※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

チェックした商品をまとめて

チェックした商品をまとめて