佐藤豊彦/『神々の雄弁術〜ドニ・ゴーティエの音楽』

2023年04月13日 (木) 17:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


佐藤豊彦、最後のソロ録音。ドゥニ・ゴーティエの音楽!

リュート界の第一人者であり日本が誇る世界的巨匠、佐藤豊彦が自主レーベル「のすたるぢあ(Nostalgia)」からリリースする新録音。佐藤豊彦が自身の最後のソロ録音となるアルバムに選んだのは、17世紀フランスのリュート奏者&作曲家、ドゥニ・ゴーティエの作品が収録された曲集『神々の雄弁術(La Rhetorique des Dieux、神々の修辞学とも。一部は従兄のエネモン・ゴーティエ[1575-1651]の作と言われている曲もあり)からの音楽です。
 ここで言う「神々」とはギリシャ神話やローマ神話に出てくる様々な神たちのことで、今回の収録作品でも、アンドロメダ、アタランテ、ミネルウァ(ミネルヴァ)、アポロン、ディアーナ、オルペウス(オルフェウス)、エコーなどの名前が登場します。
 これまでもフランスのリュート音楽と日本の「禅」や「粋」、「侘び寂び」との共通点等を探りながら独自の境地を切り拓いてきた佐藤豊彦ですが、本作でも、ギリシャ・ローマ神話の神々と日本の八百万の神との共通点や(一部の例外を除いて)一切装飾のない楽譜と禅の精神との関係等を感じながら、ドゥニ・ゴーティエの作品を紐解いてゆきます。繰り返しのあるすべての舞曲では、1回目は装飾無しで演奏され、2回目は今までのように多彩な装飾が施されています。(販売元情報)(写真 販売元提供)

【収録情報】
ドゥニ・ゴーティエ:

● 組曲 イ長調
 プレリュード
 アルマンド『アンドロメダ』
 クーラント『貞潔な浮気女』
 ジグ『アタランテ』
 ロンド風シャコンヌ
● 組曲 ニ長調
 パヴァーヌ『献辞』
 クーラント『ミネルウァ』
 サラバンド
 ジグ『賛辞』
● 組曲 ヘ長調
 アルマンド『雄弁家アポロン』
 クーランド&ドゥブル
 サラバンド『森のディアーナ』
 カナリー
● 組曲 イ短調
 プレリュード
 アルマンド『オルペウス』
 クーラント『悩殺美人』
 サラバンド
 ジグ『エコー』
 友人ランクロの死への解答

 佐藤豊彦(フランス式リュート/ラウレンティウス・グライフ 1611)

 録音時期:2022年11月14-17日
 録音場所:佐賀県有田町、炎の博記念堂文化ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

 日本語解説付き(解説:佐藤豊彦)
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