ピノック/室内管弦楽版 バッハ:パルティータ第1、2、5番

2023年08月02日 (水) 18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


ピノックが振る、『パルティータ』室内管弦楽版

ユゼフ・コフレル編曲『ゴルトベルク変奏曲』が大きな話題となったトレヴァー・ピノックとロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック・ソロイスツ・アンサンブルによる、バッハの鍵盤楽器のための名作を室内管弦楽で演奏する企画第2弾。今回は同様の編成による新しい編曲をロイヤル・アカデミー出身の作曲家トーマス・エーラーに依頼しました。
 コフレルの編曲のような親しみやすさと、それとは異なるアプローチを目指すエーラーが6曲のパルティータから選んだのは第1番、第2番、第5番、そして第6番から『コレンテ』で、編成は弦(4/4/3/3/1)、フルート、オーボエ、コーラングレ、ファゴットが各1というもの。編曲よりも一歩踏み込んだ「リイマジンド(再想像)」という作業を経て生み出された作品は、バッハの書いた音型のみを使いながら様々な楽器がフレーズを受け継いで声部の動きを鮮やかな色彩感で表現しており、さらに和声を厚く印象的に響かせることで、バッハの鍵盤作品の最高峰という完成度を保ちながら、ロマン派を思わせる超時代的な美しさを纏わせることに成功しています。
 最後にはエーラーのオリジナル作品『光の小川』を収録。ドイツ語のBach(小川)に掛けたタイトルのこの作品は、パルティータの回想もかすかに姿を現しつつ、バッハの音楽が人々の魂を照らし出すイメージを表現しているということです。見通しの良い録音も相まって、たいへん爽やかなアルバムに仕上がっています。(輸入元情報)

【収録情報】
J.S.バッハ/リイマジンド:トーマス・エーラー[1980-]:
● パルティータ第1番変ロ長調 BWV.825

 プレリューディウム(前奏曲)
 アルマンド
 コレンテ
 サラバンド
 メヌエット I
 メヌエット II
 メヌエット I
 ジーグ

● パルティータ第2番ハ短調 BWV.826
 シンフォニア
 アルマンド
 クーラント
 サラバンド
 ロンドー
 カプリッチョ

● パルティータ第5番ト長調 BWV.829
 プレアンブルム(前奏曲)
 アルマンド
 コレンテ
 サラバンド
 テンポ・ディ・ミヌエッタ
 パスピエ
 ジーグ

● パルティータ第6番ホ短調 BWV.830〜コレンテ

エーラー:
● 光の小川

 ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック・ソロイスツ・アンサンブル
 トロント王立音楽院グレン・グールド校のメンバー
 トレヴァー・ピノック
(指揮)

 録音時期:2023年3月27-29日
 録音場所:イギリス、サフォーク、スネイプ・モルティングス
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

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