【発売】ポシュナー&ウィーン放送響/ブルックナー:交響曲第5番(ノーヴァク版)
2023年09月22日 (金) 18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
#bruckner2024
ブルックナー:交響曲第5番(ノーヴァク版)
「CAPRICCIO」レーベルと国際ブルックナー協会の主導で、ブルックナーの生誕200年にあたる2024年までにブルックナーの全交響曲のすべての稿(バージョン)を録音しようという企画「#bruckner2024」第10弾。
稿の問題の無い第5番ではノーヴァク版を使用。1908年にアルミン・クナープがいち早く指摘した通り「冒頭の22小節に作品全体の主題と動機の原形がすべて詰まって」いて、それらを素材に構築された壮大な対位法の織物を、ポシュナーはしっかりと音にして伝えてくれます。
約71分という演奏時間はやや速めのテンポを思わせますが、フレージングやアーティキュレーション、アクセントを細かく丁寧に処理しているため、「速さ」が前面に感じられることはありません。神秘的、瞑想的、時にメランコリックなコラール風の旋律はしっかりと腰を据えて聴かせます。ポシュナーはフィナーレをクライマックスととらえているようで、ヨッフム&ドレスデンやヴァント&北ドイツ放送響とほぼ同じタイムをかけた第4楽章は特に聴きものとなっています。(輸入元情報)
【収録情報】
● ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調 WAB105(ノーヴァク版)
I. Introduktion: Adagio - Allegro (18:09)
II. Adagio. Sehr langsam (15:38)
III. Scherzo. Molto vivace (schnell)- Trio. Im gleichen Tempo (13:29)
IV. Finale. Adagio - Allegro moderato (23:40)
ウィーン放送交響楽団
マルクス・ポシュナー(指揮)
録音時期:2023年2月15,16日
録音場所:ウィーン放送文化会館
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
【#bruckner2024について】
ウィーンを拠点とするレーベル「Capriccio」がブルックナー研究の第一人者でイェール音楽大学院のポール・ホークショーの監修の下、ブルックナーの生誕200年にあたる2024年までに全交響曲のすべての稿を録音するというプロジェクトです。少なからぬ曲で目下刊行が進んでいる新ブルックナー全集(NBG)の楽譜が使われる予定。
指揮者には全曲を通じてマルクス・ポシュナーを、オーケストラはポシュナーの手兵リンツ・ブルックナー管弦楽団を主体にウィーン放送交響楽団も起用。ブルックナー・ファンにとっては目と耳の離せないシリーズとなりそうです。(輸入元情報)
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