プレフニャク&ヴェルサイユ王室歌劇場管/ヴィヴァルディ:『四季』、他

2023年10月11日 (水) 18:15 - HMV&BOOKS online - クラシック


フランスの古楽シーンをヴェルサイユから牽引する精鋭勢のみずみずしいヴィヴァルディ

ずば抜けたヴァイオリン演奏能力と作曲センスを誇り、聖職者でありながら礼拝よりも音楽活動で国際的に注目を集め「赤毛の司祭」の綽名とともに音楽史の1ページを飾ったヴェネツィアの作曲家ヴィヴァルディ。生前からその人気はパリにも及んでおり、20世紀に彼の名が再び有名になるきっかけとなった傑作曲集『四季』は特に大きな関心を集めたばかりか、『春』に至っては作曲者の歿後何十年も公に演奏され続けたほどでした。
 そうしたヴィヴァルディ受容を語る上で見過ごせないフランスの古楽シーン最前線を代表する拠点のひとつヴェルサイユ宮殿から古楽器オーケストラによる『四季』最新録音が登場。近年オペラ上演でも活況をみせている王室歌劇場を舞台に知られざる18世紀以前のオペラの指揮でも実績をあげつつ、ヴィヴァルディの『パリ協奏曲集』やハイドンの『朝・昼・晩』など器楽録音でも注目を集めているステファン・プレフニャクを中心に、フランス、ポーランド、チェコなど欧州各地から俊才が集うヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団が、傑作の内から湧き上がる興奮を絶妙の一体感の中で鮮やかにドライヴしてゆく精緻な解釈がたまりません。劇音楽の指揮経験が如実にあらわれるプレフニャクの芸達者ぶりと妙技にも目を見張るばかり。
 ヨーロッパ最前線の古楽器演奏の面白さを隅々まで堪能できる『四季』に加え、浮き立つ愉悦と躍動感に貫かれたオーボエ協奏曲ではチェコの俊才ミハエラ・フラバーンコヴァーがバロック楽器の美音とニュアンスの豊かさを存分に楽しませてくれます。(輸入元情報)

【収録情報】
ヴィヴァルディ:
1. 協奏曲集『四季』〜『和声と創意への試み』 Op.8より

 ヴァイオリン協奏曲ホ長調 Op.8-1, RV.269『春』
 ヴァイオリン協奏曲ト短調 Op.8-2, RV.315『夏』
 ヴァイオリン協奏曲ヘ長調 Op.8-3, RV.293『秋』
 ヴァイオリン協奏曲ヘ短調 Op.8-1, RV.297『冬』
2. オーボエ協奏曲ハ長調 RV.450

 ミハエラ・フラバーンコヴァー
(オーボエ:2)
 ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団(古楽器使用)
 ステファン・プレフニャク(ヴァイオリン、指揮)

 録音時期:2023年7月14-16日
 録音場所:ヴェルサイユ宮殿王室歌劇場
 録音方式:ステレオ(デジタル)
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