ポシュナー&リンツ・ブルックナー管/ブルックナー:交響曲第1番(第1稿/レーダー版)

2023年11月22日 (水) 18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


#bruckner2024
ブルックナー:交響曲第1番(第1稿、レーダー版)


「CAPRICCIO」レーベルと国際ブルックナー協会の主導で、ブルックナーの生誕200年にあたる2024年中にブルックナーの全交響曲のすべての稿(バージョン) を録音しようという企画『#bruckner2024』の第11弾。「リンツ稿」の本来の姿に迫ろうとするトーマス・レーダー版の楽譜を使用しています。
 1863年にへ短調の習作交響曲を書き上げ、1865年にはミサ曲ニ短調(第1番)で成功を収めたブルックナーが、いよいよ交響曲作家として名乗りを挙げようと取り組んだのが第1番。1865年に着手し66年に完成、68年にリンツで初演されました。ブルックナーはその後、1877年にこの曲に改訂を施し、87年からは更なる改訂作業に取り組んで91年に改訂版が完成しました。前者(第1稿)は「リンツ稿」、後者(第2稿)は「ウィーン稿」とも呼ばれます。しかし、ハース版、ノーヴァク版ともに出版された「リンツ稿」にはその後の改訂による素材が取り込まれていました。
 #bruckner2024の監修者ポール・ホークショーによる原盤解説によれば、ここで使用されているトーマス・レーダー校訂版は、1868年の初演時のパート譜をもとに後年の改訂部分を取り除いて初演時の姿を再構成する試みで、新ブルックナー全集の一環として2016年に出版されたものです(NBG III/1: 1/1)。リンツ初演以後の改訂で生じた要素を除去する試みとしてはウィリアム・キャラガン校訂版という先例があり、ティントナーやシャラーが録音しています。異同が注目されるところです。
 曲は古典的な4楽章構成。ドイツ・ロマン派的な語法によりつつ、後年のブルックナーらしさも時折顔を出します。ポシュナーは引き締まったサウンドと造形を基本に、アダージョではブルックナーらしい抒情を堪能させます。(輸入元情報)

【収録情報】
● ブルックナー:交響曲第1番ハ短調 WAB101(第1稿/レーダー版)


 I. Allegro (12:32)
 II. Adagio (11:02)
 III. Scherzo: Schnell - Trio: Langsamer (8:31)
 IV. Finale. Bewegt, feurig (13:15)

 リンツ・ブルックナー管弦楽団
 マルクス・ポシュナー
(指揮)

 録音時期:2023年2月2,3,7,8日
 録音場所:リンツ・ミュージックシアター
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

【#bruckner2024について】
ウィーンを拠点とするレーベル「Capriccio」がブルックナー研究の第一人者でイェール音楽大学院のポール・ホークショーの監修の下、ブルックナーの生誕200年にあたる2024年までに全交響曲のすべての稿を録音するというプロジェクトです。少なからぬ曲で目下刊行が進んでいる新ブルックナー全集(NBG)の楽譜が使われる予定。
指揮者には全曲を通じてマルクス・ポシュナーを、オーケストラはポシュナーの手兵リンツ・ブルックナー管弦楽団を主体にウィーン放送交響楽団も起用。ブルックナー・ファンにとっては目と耳の離せないシリーズとなりそうです。(輸入元情報)
輸入盤
交響曲第1番(第1稿/レーダー版) マルクス・ポシュナー&リンツ・ブルックナー管弦楽団

CD輸入盤

交響曲第1番(第1稿/レーダー版) マルクス・ポシュナー&リンツ・ブルックナー管弦楽団

ブルックナー (1824-1896)

価格(税込) : ¥3,080

会員価格(税込) : ¥2,286

まとめ買い価格(税込) : ¥2,286

発売日: 2024年01月11日

国内仕様盤

※国内仕様盤には石原勇太郎氏(音楽学/国際ブルックナー協会会員)による日本語の解説が付属します。(輸入元情報)

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