【発売】ルセ&レ・タラン・リリク/チマローザ:『オリンピーアデ』(2CD)
2024年03月29日 (金) 18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
古典派時代の名匠チマローザの真価、劇的起伏が映える古楽器演奏で!
古典派時代のナポリ楽派を代表する大御所チマローザはサリエリより1歳年上で、同じ1740年代生まれのパイジェッロやハイドン世代のピッチンニらと共に活躍しました。19世紀以降も根強く愛された彼のオペラは20世紀以来イタリアのライヴ収録を中心に数多く全曲録音され、今世紀に入っても山田高誌氏による史料研究など日本含め世界で研究も進んでいますが、古楽器による全曲録音はきわめて貴重。
バロックから古典派にかけての重要なイタリア・オペラ作曲家たちの復権に尽力するクリストフ・ルセ率いるレ・タラン・リリクは今回、チマローザのキャリア躍進期に巨匠メタスタージオの有名台本を用いて作曲されたオペラ・セリア『オリンピーアデ』を全曲収録、その類稀なるメロディセンスと絶妙なドラマ展開の魅力を18世紀当時の魅力そのままに伝えます。古代のオリンピア祭をめぐる男たちの友情と一人の女性をめぐる恋の物語を扱った同作の台本は、他にもヴィヴァルディやミスリヴェチェクなど多くの作曲家による作例がありますが、1784年に北イタリアのヴィチェンツァで初演されたチマローザの作品はロンドンやミラノ、ヴェネツィア、リスボン、トリノなど当時の欧州屈指の歌劇の本場で続々とりあげられ、遠くロシア皇室に及ぶ彼の名声拡大に寄与した名作。ルセの元に集まった実力派たちによる古楽器オーケストラの響きで聴けば、ハイドンやモーツァルトら同時代の名匠たちに全くひけを取らない作曲者の個性を強く実感できることでしょう。チマローザ再評価に資する注目のリリースです。(輸入元情報)
【収録情報】
● チマローザ:歌劇『オリンピーアデ』全曲
クリステーネ/ジョシュ・ロヴェル(テノール)
アリステア/ロシオ・ぺレス(ソプラノ)
リチーダ/マティルデ・オルトシャイト(メゾ・ソプラノ)
メガクレ/マイテ・ボーモン(メゾ・ソプラノ)
アルジェーネ/マリー・リ(ソプラノ)
アミンタ/アレックス・バンフィールド(テノール)
レ・タラン・リリク(古楽器使用)
クリストフ・ルセ(フォルテピアノ、指揮)
録音時期:2023年12月18-22日
録音場所:パリ、サル・コロンヌ
録音方式:ステレオ(デジタル)
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