グリスヴァール、プラムゾーラー&アンサンブル・ディドロ/ベルリン楽派のチェンバロ協奏曲集
2024年04月01日 (月) 17:15 - HMV&BOOKS online - クラシック
日本語解説付き
フィリップ・グリスヴァールの新たなソロ録音。ベルリンの知られざる協奏曲集!
南チロルから世界へと羽ばたいた21世紀世代のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーと、彼が創設したアンサンブル・ディドロの新録音。アンサンブル・ディドロの中核メンバーであり、プラムゾーラーの伴奏としても多くの演奏&録音で共演しているフランスの名チェンバロ奏者、フィリップ・グリスヴァールがソリストを担う、18世紀ベルリン楽派の知られざるチェンバロ協奏曲集が登場!
1740年、フリードリヒ2世の戴冠によって空前の盛期を迎えたベルリンの音楽史。芸術や科学が冷遇されていた先王の時代から一転して、プロイセンの数々の宮殿は美しい響きに満たされ、高名で卓越した音楽家たちが集いました。そしてフリードリヒ2世に雇われた音楽家の多くが、当時の様々な宮廷で花開き始めていたジャンルである「鍵盤オブリガード付きソロ協奏曲」に兆戦したのでした。
このアルバムでは、フリードリヒが王太子時代に結成した楽団の創立メンバーのひとりであり、熱狂的な「バッハ信者」であったとされるクリストフ・シャフラト[c.1710-1763]、プロイセンの宮廷楽長カール・ハインリヒ・グラウン[c.1704/05-1759]、ライプツィヒ聖トーマス教会の生徒時代にはバッハのカンタータをソプラノ歌手として歌い、フリードリヒ2世の宮廷で第二チェンバロ奏者となったクリストフ・ニヒェルマン[1717-1762]、ヴァイマール大公の宮廷でコンサートマスターや宮廷楽長を務めたエルンスト・ヴィルヘルム・ヴォルフ[1735-1792]の4つのチェンバロ協奏曲を収録。最初の構想では「ベルリンのバッハ」とも呼ばれた大バッハの次男カール・フィリップ・エマニュエル・バッハの作品も含まれていたとのことですが、グリスヴァールの研究によって多くの未出版の作品も発見され、熟考の末に、これらの知られざる作品が選ばれました。(輸入元情報)
【収録情報】
● ニヒェルマン:協奏曲ニ短調
● グラウン:協奏曲ニ長調 WVC:XIII:72
● シャフラト:協奏曲ハ短調 CSWV:C:11
● E.W.ヴォルフ:協奏曲変ロ長調
フィリップ・グリスヴァール(チェンバロ)
アンサンブル・ディドロ
ロルダン・ベルナベ(ヴァイオリン)
アレクサンドル・バルド(ヴィオラ)
チェ・グゥリム(チェロ)
フランソワ・レリ(コントラバス)
ヨハネス・プラムゾーラー(ヴァイオリン&ディレクター)
録音時期:2023年4月25-28日
録音場所:イタリア、トブラッハ、グスタフ・マーラー・オーディトリアム
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
全曲世界初録音
日本語解説&日本語曲目表記オビ付き
解説:ペーター・ヴォルニー、フィリップ・グリスヴァール
11件中1-11件を表示
表示順:
※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。