泣きたくなるほど嬉しい日々に

尾崎世界観

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784040656908
ISBN 10 : 4040656903
フォーマット
出版社
発行年月
2019年07月
日本
追加情報
:
160p;19

内容詳細

息してるだけでうるさいよ!だって生きてるんだから。

高円寺で朝まで語り合った、貧乏だけど楽しかった日々のこと。初恋の女性・マキちゃんに指輪をプレゼントして、耐え難い悲しみに満ちた日のこと。「めざましテレビ」での出演をきっかけに、伝えるという解釈が変わった日のこと。SNSのエゴサーチで怒りに震えた日のこと。そして「もうほとんどの夢が叶った」と言われて嬉しくなった、あの日のこと――。音楽シーンで強烈な個性を放つ4人組ロックバンド・クリープハイプのフロントマンとして、作詞作曲も手掛ける尾崎世界観。これまで『祐介』『苦汁100%』『犬も食わない』などを上梓し、文学界でも脚光を浴びる著者が紡ぐ、無防備なほどにリアルな本心。雑誌『ダ・ヴィンチ』で2018年4号から1年間連載したエッセイに大量の書き下ろしを加えた単行本が、ついに刊行。他人に笑われても「好きなもの」を大事にする著者の強さの裏にひそむ葛藤は、生きづらさを抱えるすべての人に共感をもたらす。お守りのように大事にしていた日々をつづった最新エッセイ。

【もくじ】
まえがき
いつからか、花火を見るよりも、花火になることを選んだ
モンクの叫び
くれない? に染まったこの俺に、同乗しろ!
エッセー尾崎
夜を引き延ばして、俺はグーを出しましたよ
尾崎さん、よいしょよいしょで大事な場面があるじゃないですか
小菅エレジー 〜こんな男のひとりごと〜
尾崎、秋の本まつり
さーて今月のオザキさんは、「顔は、顔だけはやめて」「ワーキングホリデイ」「参るが溜まる」
の3本立てでお送りします
なんだこれ!
手紙 一
手紙 二
手紙 三
先週圏外から一気にランクアップ、今週の第1位は尾崎世界観の「風邪をひいた時だけ人に
優しくなれるのはなぜ?」です 
Y字バランスをしながら「共感なんてただの痛み止め」と悟った顔をして、T字路にぶち当たる
タイトル未定のまま決まらず、無念の時間切れ。この気持ちは「言葉」にならない
そんなの足の小指からしたら、箪笥の角が向こうからぶつかってくるようなものだ
運命の洗濯
銀座の田中さん
exあやっち
鳥人間コンテストに参加の尾崎さん、大会新記録を叩き出すも「会場にゴミをポイ捨て」でまさかの失格!

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同タイトルでアルバムを出すほど、バンドの...

投稿日:2021/03/13 (土)

同タイトルでアルバムを出すほど、バンドのなかでは重要な一冊。涙のような凹凸が印刷された装丁も面白い。 今までの尾崎世界観のなかで一番裸に近い文章だった。 感情の起伏が丁寧に伝わってくる。何気ない日常を宝物に見せてしまうのが上手い。 文章を書いてるはずなのに本当に音楽が好きなんだなとも伝わってきた。 「ないからこそ、ある」瞬間に数多く出会い、新鮮な気持ちになる。

だーいし さん | 千葉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 鱒子 さん

    図書館本。クリープハイプの尾崎世界観氏のエッセイを初めて読みました。読みながら、声を上げて笑ったり ニヤニヤしたり 寂しくなったり。こじらせ方が独特で、この人にしか書けないエッセイ。ーー歌詞を読んでみなきゃいけないな、聴くだけでは気づかなかった事がきっとすごくある筈。

  • 洋 さん

    書き下ろしを含むエッセイ集。とてもよい。彼が選び紡ぎだした言葉文章は完全に好み。2019.07.26

  • しーふぉ さん

    クリープハイプのボーカルのエッセイです。小説が評判だったので以前、祐介を読み、自分には合わなかったのですが、何故かこの本を手に取ってしまった。結果、面白かった。下品な部分もあるけど、下品なのは嫌いじゃない。ホロっとさせるエッセイもあり振り幅もある。

  • れんこ さん

    べったりではないが好きだと思う。スーツケースが苦手に共感。

  • ふじこ さん

    尾崎さん、さてはあなた、とてもめんどくさい人ですね?いいんですいいんです、そういう人、私だいすきです。エッセイでありながら、虚実のあわいが曖昧なのが心地いい。日常を押しつけすぎない彼の文章は、淡々としててちょっとシニカルでいつまでも読んでいられる。小銭が足りないからくれない?と言う人が苦手で、共感主義の世の中が苦手で、ミュージシャンでありながらアンコールが苦手。〈生きづれー〉と言いながら生きることを楽しんでいる彼は、充分に眩しい。

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人物・団体紹介

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尾崎世界観

1984年東京都生まれ。ミュージシャン、作家。クリープハイプのボーカル、ギターとして活動しながら、2016年に半自伝的な小説『祐介』で作家デビュー。20年『母影』で芥川賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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