神様の御用人 10 メディアワークス文庫

浅葉なつ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784049135985
ISBN 10 : 4049135981
フォーマット
出版社
発行年月
2021年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
322p;15

内容詳細

 日本各地で地震が頻発するなか、突如姿を消した黄金。『大建て替え』の危機を前に、荒脛巾神と田村麻呂の悲しい過去や、黄金の深い後悔を知った良彦は、傷だらけの体で再び立ち上がる――神にもできないことがある。そして人間だからこそできることがあると『神様の御用人』の自分は誰よりも知っているから。
 神と人。それぞれが抱く、切なる願いの辿り着く先とは。そして良彦が最後に下す、未来への決断とは――。

【著者紹介】
浅葉なつ : 四国生まれ。第17回電撃小説大賞でメディアワークス文庫賞を受賞し『空をサカナが泳ぐ頃』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ひさか さん

    2021年3月メディアワークス文庫刊。書下ろし。シリーズ10作目。最終巻にふさわしい充実した展開で、御用人ここに極まれりという心憎い、お仕舞いであります。

  • タイ子 さん

    読了後、改めて眺める表紙に泣ける。前作で黒龍に飲まれた黄金の運命は?!まず、坂上田村麻呂の悲しい過去の物語。黄金が溶けていく…。あー、そんな!あまり詳しくは書けないけど、神様のオールキャスト登場。神様にだって出来ないことがある。だから御用人がいたわけだし。人と神は神代の昔から繋がっているんだなとしみじみ思う。「過去と今と未来は繋がっているから、過去を受け継いで未来に繋いでいく」全て繋がる完結編はお見事でした。色んな神様を知ったこの物語に出会えたことに感謝です。いつの日か番外編が楽しみ!

  • ジェンダー さん

    平和に終わって良かった!でも誰しも後悔や忘れたい過去はあると思う!一人ではなかなか出来ない事も周りに誰かがいる事で出来る事もある。「今の世を否定すれば今まで生きた人の子のすべての人生までは否定する事になってしまう。」と言う言葉が出てくるけど長い歴史の中であったことを受け入れているからこそ今があると思う!最後の決断は意外すぎたけどでもなりたい事があるって言うことは良いことだと思う!

  • 五右衛門 さん

    読了。とうとう終わってしまいました。好きなシリーズでした。今巻で一応の区切りなのですね。人の子と神様の想いが見事に重なり辛い事の方が多いけれども先達たちの想いを未来へと繋いで行く。これからも神社の前などでは願い事も少しはお願いしますが感謝の気持ちを忘れずにいたいと想いました。又会いたいですよね。

  • とろとろ さん

    前巻からつづく「大建て替え」の危機。金龍と黒龍の秘密に荒脛巾神と田村麻呂の過去の話が重なって、深い後悔の全てを知った主人公が、黄金を取り戻すべく再び立ち上がる、ってか。日本全国を廻って最後に東北で完結つうのは見事ですな。主人公と天眼の娘の関係はちっとも進まなかったが、あとがきの後にあるショートストーリーで未来の日常が描写されて、その後の行く末にも触れ、また番外編も書きたいということなので、いろいろ盛りだくさんな続きが楽しみということかな。2013年の12月から始まった全10巻、たいへんお疲れ様でした。

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