カプチーノ・コースト

片瀬チヲル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065300251
ISBN 10 : 4065300258
フォーマット
出版社
発行年月
2022年12月
日本
追加情報
:
176p;20

内容詳細

しんどいときほど、周りに頼れない。休職中に、海岸のゴミ拾いを始めた。自分を見つめ直すひと月の物語。

【著者紹介】
片瀬チヲル : 1990年、北海道生まれ。明治大学文学部卒業。大学在学中の2012年、「泡をたたき割る人魚は」が第55回群像新人文学賞優秀作に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • シナモン さん

    訳あって休職中の主人公早柚。ふとしたきっかけで海岸のゴミ拾いを始めるが…。「一度でもお金をめぐる仕組みの中に入ってしまえば、我慢するだけで給料が入ってくるのだということだ。」会社員生活も大変だけど、どの組織にも属さず生きてくってのも大変。ゴミ拾いだって正しい立派な仕事だけど給料はもらえないし社会から切り離された感がある。そしてここでも出てくる世間の目。この先、早柚がどんな人生を歩むのか分からないけど、乗った列車を一旦降りて人生を考えてみる。ゴミ拾い生活は早柚にとって豊かな人生経験になったと思う。

  • みかん🍊 さん

    会社を休職中の2ヶ月間、海の近くに住む早柚は腕時計を落とした事をきっかけに海岸のゴミ拾いを始める、仕事をしていない事に窮屈さを感じていたがゴミを拾う事で世の中の役に立っている気持ちになれる、海岸には様々なゴミが流れ着き、どれだけ拾っても無くなる事はない、同じように清掃活動をしている人たちがいて利害関係なしで会話する事もあり、仕事している時より人と話す気がするが目的や関わりかたも様々、淡々とゴミを拾いながら自分と向き合っていくが最後は唐突に終わってしまったが多種多様な考え方がある早柚はどう生きていくのか。

  • シャコタンブルー さん

    5月の海は明るく穏やかだが、その海にいる早柚は暗く沈んでいる。砂浜に流木で26と書くと波がその数字を消していく。まるで彼女自身の精神や肉体を蝕むかのように波が削っていく。パワハラにより一月の休職を余儀なくされた26歳の誕生日の象徴的なシーンだ。休職中にひょんな事から始めた海岸のゴミ拾い。「それで何か変わるんですかね」心無い言葉に傷つく。そこで出会った人達と汚物や悪を拾いゴミ袋に入れる事で気持ちが次第に穏やかになっていく。復職後もパワハラは変わらないが、次に砂浜に書く文字はきっと少しだけ希望が見えるだろう。

  • ミナミハハ さん

    主人公・早柚(26歳)はパワハラをきっかけに休職中。たまたま海岸のゴミ拾いを始める。心無い言葉を掛ける人・行動に、言いたい事があるが言えない。そんな自分の弱さに傷付き・苦しむ『カプチーノ・コーストとは、打ち付ける波が生み出す美しくはかないもの、一方で海を汚している毒を含むこともある=波の花』パワハラに立ち向かった事は美しい。しかし儚く散るのか?毒に汚されたまま?読者に委ねて終わる。

  • 花ママ さん

    久しぶりに、自分に合わない小説でした。作者の言いたいことが、よくわからなかった。#NetGalley JPにて。

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片瀬チヲル

1990年、北海道生まれ。明治大学文学部卒業。大学在学中の2012年、「泡をたたき割る人魚は」が第55回群像新人文学賞優秀作に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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