SACD

交響曲第5番 朝比奈隆&大阪フィル(2001年)

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OVCL00314
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明

ブルックナー:交響曲第5番(2SACD)
朝比奈隆&大阪フィルハーモニー交響楽団

揺ぎない信頼関係から生まれる音楽的建造物!
デジパック仕様

2008年に生誕100周年を迎える指揮者朝比奈隆。当代きってのブルックナー指揮者でもあった彼のラスト・ブルックナー・シリーズがSACD HYBRID盤として鮮やかに蘇ります。
 交響曲第5番は、分厚い音響と強靭な楽曲の性格から筋金入りの指揮者やオーケストラであっても演奏を躊躇するほどの難曲として周知されています。朝比奈隆と大阪フィルの第5番は、長年培われて来た揺ぎない信頼関係から、明確で重厚且つ繊細な音楽的建造物を見事に構築しています。聴くものを圧倒する第5番をHQ-SACD(High-Quality)でご堪能下さい。
 今シリーズはコレクターズ・アイテムとして、永久保存版に値する豪華パッケージをご用意いたしました。さらにライナーノーツは朝比奈隆の略年表と生前の朝比奈隆に所縁のある方より寄せられた言葉を掲載しております。当アルバムではザ・シンフォニーホール顧問の鈴木貞治氏より寄せられております。氏と朝比奈との思い出が綴られたライナーノーツも合わせてお楽しみ下さい。(エクストン)

・ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調(原典版)
 第1楽章: Introduction. Adagio - Allegro
 第2楽章: Adagio. Sehr langsam
 第3楽章: Scherz. Molto vivace. Schnell
 第4楽章: Finale. Adagio - Allegro moderato

 大阪フィルハーモニー交響楽団
 朝比奈隆(指揮)
 収録:2001年4月21日、大阪、ザ・シンフォニーホール(ライヴ)
 DSD Recording
 SACD Hybrid
 2ch HQ (CD STEREO/ SACD STEREO)

内容詳細

SA-CDハイブリッド盤での再発売。朝比奈最後の年のブルックナーで、語り尽くされた演奏だ。もともと録音は良かったが、今回のSA-CD化によって鮮度はグッと上がり、終楽章での強奏の迫力も分離も十分。ジャケットも立派で、朝比奈教信者必携の一枚となっている。(T)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ディスク   1

Bruckner: Symphony No. 5

  • 01. Introduction. Adagio - Allegro
  • 02. Adagio. Sehr langsam

ディスク   2

  • 01. Scherz. Molto vivace. Schnell
  • 02. Finale. Adagio - Allegro moderato

総合評価

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5.0

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朝比奈はブルックナーを得意としたが、その...

投稿日:2010/03/21 (日)

朝比奈はブルックナーを得意としたが、その中でも第8と第5が大のお気に入りであった。シカゴ交響楽団にはじめて客演した際も、候補として第8を第一にあげ、他の指揮者(ショルティ)との兼ね合いから、第5になったという経緯もある。このように、第5は朝比奈にとってお気に入りの曲であったにもかかわらず、第8と異なって録音運に恵まれなかった。晩年になって漸く東京都交響楽団との95年盤という推薦に値する名演も生まれたが、オーケストラの力量にいささか問題があった感は否めない。特に、第1楽章のホルンの音のはずし方は、かなり致命的とも言えた。同時期にシカゴ交響楽団に客演した際の映像作品も遺されているが、初日の状態のやや悪い演奏であり、これまた朝比奈のベストフォームとは言い難い(3日目の演奏が素晴らしかったとのことであるが、未だCD化されていない)。朝比奈ファンとしては、何とか理想の第5を遺して欲しいと待ち望んでいた者も多いと思うが、漸くその願いが叶ったのが、死の8か月前の演奏を収録した本盤であり、これこそ朝比奈が遺した第5の集大成とも言うべき超名演と高く評価したい。第1楽章の随所で見られるゲネラルパウゼは実に効果的であり、著しく遅いテンポなのにもたれるということは皆無。重量感あふれる重厚なブルックナーサウンドがさく裂している。それでいて随所に見られる聖フローリアンの自然を思わせるような繊細な抒情も、崇高とも言える高みに達している。第2楽章のしたたるような弦楽の音色も美しさの極みであるし、第3楽章の武骨とも言えるような力強いスケルツォも、これぞ野人ブルックナーの真骨頂を体現した理想の演奏と言える。終楽章のフーガは、ヴァントのように整理され尽くしたいい意味での凝縮された整然さはないものの、そのスケールの雄大さはヴァントを凌ぐと言えるだろう。SACD化も成功しており、マルチチャンネルはないもの、十分に満足できる水準に達していると言える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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マイナスは期待が大きすぎた分。普通に名演...

投稿日:2009/10/29 (木)

マイナスは期待が大きすぎた分。普通に名演です。朝比奈さんの5番は5回聴きましたが、時には難解な数式を解くようなワクワク感がありました。本CDでは、残念ながらそういった高揚感ワクワクが感じられませんでした。オーケストラの自発性が不足するのか、思い荷物を引きずるような印象も受けます。3ヵ月後の8番だとオーケストラの自発性(先読みとも)もあって天空に飛翔していくような素晴らしさなのに。得意の5番に名演+名録音が残っていないのはとても残念です

平手造酒 さん | 東京都 | 不明

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これは実演を聴き大感動し、翌年にCD化さ...

投稿日:2009/09/29 (火)

これは実演を聴き大感動し、翌年にCD化されたものを聴いて大いに失望していた。今回期待は控えめにSACD盤を聴いてみたが、音質に大幅な改善が感じられ、客席での印象に近づいているように思えたのは収穫でした。アンサンブルとしては問題を残す部分もあり、新日盤(1992年)がベストであるという結論は変わらないものの当演奏がそれに次ぐ大きな宝物になったことは幸せです。ノーマルCD盤は録音レベル(カッティングレベル?)がかなり低く、ボリュームつまみを上げても解決しないバランスの悪さがあったがSACD盤はかなり改善されていますので旧盤でがっかりしていた人には買い直しを勧めます。最晩年の朝比奈はテンポが速めになる傾向が多かった(ブラームス、ベト4・8、ブル4・7・8など)が、ブル9やこのブル5などはゆったりとしたテンポ設定に行き着いたようです。(2000年の都響盤も。)新日盤のようなキレのよさには欠けますが、辺り全体を広く見渡すような佇まいは他にはない魅力ではないでしょうか?アダージョは他のどの演奏よりも当盤が素敵だと感じます。ノーマル盤で感じたスケルツォの鈍さもSACDで聴くと別の説得力があります。フィナーレはもうただ身を任せるのみ。終結付近でTpがずれてしまうのは残念ですがこれもノーマル盤で聴くほどには気になりません。大好きなブル5に大きな名盤が加わったことに改めて感激です。…そうそう、この演奏の映像も残っていますから早くDVD化して下さい!東武レコーディングさん!

まあくん! さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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