CD 輸入盤

クリスチャン・フェラス〜DGレコーディングス(4CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BRL93791
組み枚数
:
4
レーベル
:
:
Holland
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

クリスチャン・・フェラス
ドイツ・グラモフォン・レコーディングス(4CD)


ドイツ・グラモフォンで本格的にレコーディングをおこなうようになったフェラスは、協奏曲だけでなく、室内楽やアンコール集にも取り組んでいました。  今回、ブリリアントからライセンス発売されるドイツグラモフォン音源は、1965年と1968年にステレオ録音されたもので、30代前半という良い時期のフェラスの芸を良い音で味わうことが可能です。

【収録情報】
CD1
・フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
・ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調

CD2
ブラームス:
・ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 op.78
・ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 op.100
・ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 op.108
・スケルツォ(F-A-Eソナタより) WoO posth.2

CD3
シューマン:
・ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調 op.105
・ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調 op.121
・ヴァイオリンとピアノのための3つのロマンス op.94

CD4
・クライスラー:愛の喜び
・クライスラー:愛の悲しみ
・シューマン:トロイメライ
・シューベルト:アヴェ・マリア
・クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
・メンデルスゾーン:無言歌 op.62-1
・ディニーク:ホラ・スタッカート
・ドヴォルザーク:ユーモレスク op.101-7
・クライスラー:ウィーン奇想曲
・マスネ:タイスの瞑想曲
・シャミナード:スペインのセレナード
・フォーレ:子守歌
・リムスキー=コルサコフ:インドの歌
・サラサーテ:アンダルシアのロマンス op.22-1
・ファリャ:スペイン舞曲第1番
・サン=サーンス:白鳥
・ストラヴィンスキー:ロシアの歌

 クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
 ピエール・バルビゼ(ピアノ)CD1-CD3
 ジャン=クロード・アンブロシーニ(ピアノ)CD4

 録音:CD1&3: 1965年(ステレオ)、CD2&4: 1968年(ステレオ)

【クリスチャン・フェラス】
 クリスチャン・フェラスは、1933年6月17日、フランスのル・トゥケに生まれます。幼い頃から父によってヴァイオリンの手ほどきを受け、1941年にニース音楽院に入学、1943年には同地のコンクールで優勝します。翌年、パリ音楽院に入学し、ジョルジュ・エネスコとルネ・ベネデッティにヴァイオリンを、ジョゼフ・カルヴェに室内楽を師事。すぐに頭角をあらわし、室内楽とヴァイオリン演奏で首席となり、13歳で同音楽院を卒業。パリ・デビューののち、各地のコンクールで優秀な成績を収めますが、17歳頃からは実際のコンサートやレコーディングが本格化、ランパルやエネスコと共演した室内楽コンサートのほか、ベームに招かれてコンチェルトを演奏、さらに、シューリヒトとブラームスのヴァイオリン協奏曲をレコーディングし、アメリカでもミュンシュとブラームスを演奏したり、マールボロ音楽祭に出演するなどし、ときには現代作品の初演もおこなったりと、1950年代のフェラスの活躍はたいへんに華麗なものでした。
 1960年代に入るとツアーの忙しさは相変わらずながら、EMIへの録音が活発化し、しかも1964年からは、カラヤン&ベルリン・フィルやバルビゼと共演してDGに数多くのレコーディングをおこない、加えてコンサートも熱心におこなうというような多忙な状態が続きます。
 そうしたストレス過多な状況がフェラスを追い込んだのか、彼は酒に溺れるようになります。それでもコンサートや録音は続けており、1975年にはその功績によってパリ音楽院から表彰され同音楽院の教授として迎えられることとなるのですが、この頃からフェラスは公開コンサートをおこなわなくなってしまいます。
 フェラスはその後、1982年3月9日にパリでコンサートを開いてカムバックします。5月6日には同じくパリで盟友バルビゼと共演し大きな成功を収めます。8月25日にはヴィシーでも演奏会をおこなうのですが、それから20日後の9月14日に、49歳のフェラスはなぜか自殺してしまうのです。

総合評価

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フランクの有名なヴァイオリン・ソナタに始...

投稿日:2012/03/19 (月)

フランクの有名なヴァイオリン・ソナタに始まって、ショーソン、フォーレ、ドビュッシー、ラヴェルと、フランスの室内楽は好きで、よく聴いている。 ところがドイツものはダメで、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲から始まって、シューベルト、シューマンと全滅。何度聴いても彼らが何を言いたいのか、何を表現したいのかが私にはさっぱり理解できないのだ。 そんな私に唯一聴けるのが、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」。不器用で口下手、優柔不断で朴訥とした語り口のブラームスに、なぜこのような憧れと失意がないまぜになった夢見るようなメロディが書けたのだろうか。 ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第30番同様、ミューズがブラームスの上に舞い降りた瞬間なのだろう。ここにはブラームスの自我を超えた、音楽そのものが自在に鳴っているような気がする。 ともにフランス人であるフェラスとバルビゼの演奏で聴くと、まるでフォーレの作品であるかのように聞こえるから不思議だ。

まーきー さん | 徳島県 | 不明

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演奏もさることながら、録音が素晴らしい。...

投稿日:2012/01/07 (土)

演奏もさることながら、録音が素晴らしい。「このヴァイオリン、木の音がする」と、全くの門外漢である嫁さんが、ボソッとつぶやいていました。春夏秋冬という美しい熟語を持つ日本の景色のなかで、それぞれの季節に、それぞれの心情で寄り添ってくれそう。買って良かったというより、その存在に感謝したくなるような演奏・録音です。

レント さん | 石川県 | 不明

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どちらかと言うと、バルビゼのピアノが聴き...

投稿日:2011/08/31 (水)

どちらかと言うと、バルビゼのピアノが聴きたくて購入したけれど、ちょうどヴァイオリンを練習中の息子がブラームスのスケルツォのCDがないかと言うので聴かせたら、この人は凄くうまいと驚いていました。他のレビューにあるとおりルクーが一番気に入りました。他の曲は、フランス風というのとは違う泥臭さを感じました。カラヤンとの共演が人生を狂わせたのかも知れませんが、ヴァイオリニストはパガニーニのように破滅的な人生を送った人が多いので、神経をすり減らす楽器なのかも知れませんね。

馬羅 さん | 愛知県 | 不明

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