ショスタコーヴィチ(1906-1975)

人物・団体ページへ

SACD 輸入盤

『森の歌』、『われらの祖国に太陽は輝く』 ウラノフ&モスクワ・フィル、国立ロシア・アカデミー合唱団、イワノフ&ソ連国立響、他

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
PRDDSD350060
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

1960年代ソ連の名手らによる歴史的録音で堪能!
『森の歌』ほか、ショスタコーヴィチのプロパガンダ的声楽作品集
世界初演メンバーで聴くカンタータも!


ショスタコーヴィチといえば、暗黒の旧ソ連政権に苦しめられたイメージがあります。しかし生きていくためには体制讃美の御用達作品を生み出す必要がありました。ソ連崩壊後、かつて演奏禁止とされた作品が再評価されているのと裏腹に、御用達作品はロシア本国で嫌悪を込めて封印される傾向にあります。今後、当分はロシア系の大演奏家による録音が望めませんが、ソ連時代に超大物演奏家たちが国の命で最上級の演奏を残していたのはまさに「怪我の功名」と申せましょう。
 いずれもスターリンと「地上の楽園」としての祖国を讃美したプロパガンダ作品ですが、さすがにスターリンへの過剰なレスペクトがすぎる『森の歌』は1962年に歌詞を改訂、当アルバムはその改訂歌詞披露録音。オリジナル版の初演でも主役を務めたイワノフスキーがここでも登場、豊かな美声を聴かせてくれます。また、カンタータ『われらの祖国に太陽は輝く』は1952年の世界初演と同じメンバーによるのが貴重。コンスタンチン・イワノフならではの感動的爆演で、これを聴かせられればマインド・コントロールされてしまうのも納得。『革命詩人による10の詩』も、現在では絶滅してしまったソ連合唱の実力をみせつけられる凄さ。改めてソ連時代の演奏家の個性とレベルの高さに言葉を失う記録です。(キングインターナショナル)

【収録情報】
ショスタコーヴィチ:
・オラトリオ『森の歌』 Op.81
 ウラジーミル・イワノフスキー(テノール)
 イワン・ペトロフ(バス)
 国立ロシア・アカデミー合唱団
 モスクワ国立合唱学校少年合唱団
 モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
 ユーリー・ウラノフ(指揮)
 録音時期:1962年3月23日

・カンタータ『われらの祖国に太陽は輝く』 Op.90
 ソ連国立交響楽団
 コンスタンチン・イワノフ(指揮)
 録音時期:1961年11月20日

・革命詩人による10の詩 Op.88
 レニングラード放送合唱団
 グリゴーリー・サンドレル(指揮)
 録音時期:1962年12月19日

 SACD Hybrid

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

4.5

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
ムラヴィンスキーの古い録音で聞いていまし...

投稿日:2013/08/11 (日)

ムラヴィンスキーの古い録音で聞いていましたが、「やはり、もっとクリアーな音で聞きたい」と思い、長く『森の歌』を探していましたが、ようやく見つけ、しばらく考えてから購入。そして、購入後しばらくしてから投稿しました。 私自身は、『われらの祖国に・・・』も『革命詩人の・・・』もよくわからないのでここでは何も書きません。『森の歌』についてだけ書きます。これは歌詞変更後のバージョンですが、ロシア語がわからない私のような人間にとっては、違いはほとんどわかりません。また、勇ましい?曲調の第1曲・第4曲・第5曲などはもちろんいいのですが、静かな第6曲も私は好きです。 しかし、一番好きというか、聞くたびに「ああ、すごいなー」と思わされるのは第7曲「栄光」です。7拍子のメロディを主題として、延々とフガートが続き、拡大形と元々の主題が同時に演奏されたり、あれやこれやと手を変え品を変えて連なっていくところが個人的には好きです。交響曲第2番のウルトラ対位法といい、高い技術を持った人がスターリン時代・ソ連という社会を生き延びていくため、現実と折り合いをつけながら生き抜いていく困難さをいつも感じます。

son さん | 秋田県 | 不明

0
★
★
★
★
☆
歌声喫茶の名残がある頃新世界レーベルから...

投稿日:2012/12/14 (金)

歌声喫茶の名残がある頃新世界レーベルから森の歌単独で出ていたものと思われるが、SACDで発売とは驚きました。 イデオロギーとかプロパガンダという言葉や歳月を抜きにしても、繰り返し聴くにはちょっとつらい面もありますが・・・ なお、このレーベルには他にもユニークなタイトルがあり何枚か注文することにしました。

manmansaru さん | 神奈川県 | 不明

1

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

プロフィール詳細へ

ショスタコーヴィチ(1906-1975)に関連するトピックス

声楽曲 に関連する商品情報

おすすめの商品